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公開番号2025097600
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-01
出願番号2023213867
出願日2023-12-19
発明の名称高分子製物品の賦香方法
出願人住友ゴム工業株式会社
代理人個人,個人
主分類A61L 9/01 20060101AFI20250624BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】浸漬法により高分子製物品を賦香する方法において、高分子製物品間で均一に香料を付着させる新規な賦香方法を提供する。
【解決手段】本発明の高分子製物品の賦香方法は、高分子製物品を、香料の水分散液に浸漬し、香料の水分散液から取り出した高分子製物品を乾燥することを特徴とする。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項１】
高分子製物品を、香料の水分散液に浸漬し、香料の水分散液から取り出した高分子製物品を乾燥することを特徴とする高分子製物品の賦香方法。
続きを表示（約 370 文字）【請求項２】
前記香料の水分散液として、香料成分１００質量部に対して、非イオン性界面活性剤を７質量部～８０質量部含有するものを使用する請求項１に記載の高分子製物品の賦香方法。
【請求項３】
前記香料の水分散液として、香料成分１００質量部に対して、非イオン性界面活性剤を２１質量部～６３質量部含有するものを使用する請求項１に記載の高分子製物品の賦香方法。
【請求項４】
前記非イオン界面活性剤は、ＨＬＢが９．５以上、１５以下のものである請求項１に記載の高分子製物品の賦香方法。
【請求項５】
前記香料の水分散液として、香料成分１００質量部に対して、ＨＬＢが９．５以上、１５以下の非イオン性界面活性剤を７質量部～８０質量部含有するものを使用する請求項１に記載の高分子製物品の賦香方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、高分子製物品の賦香方法に関するものである。
続きを表示（約 1,000 文字）【背景技術】
【０００２】
高分子製品の弱点として、ゴム臭い、石油臭い、ビニール臭いなどの不快臭が挙げられる。これらの不快臭低減のために、高分子製品に香料を付与させることで不快臭を低減させることが行われている。
【０００３】
例えば、特許文献１には、パイン油及びリモネンを少なくとも含む、ゴム臭気消臭用組成物が開示されている。
【０００４】
特許文献２には、ヒドラジド化合物と、植物精油とを含み、前記植物精油は、パイン油及びリモネンの少なくとも一方を含有する、ゴム臭気消臭用組成物が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００５】
特開２０２１－１３７３９９号公報
特開２０２１－１３７４００号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００６】
香料は、植物より抽出された精油や樹脂である天然香料と、主に石油から得られる合成香料があり、多くが親油性であり水よりも比重が軽い。高分子製物品の賦香方法としは、例えば、高分子製品を香料水に浸漬処理する方法（浸漬法）と、高分子製品に香料水を噴霧する方法（噴霧法）がある。
【０００７】
浸漬法により高分子製物品を賦香する場合、香料が水に十分希釈分散していないと、香料の親油性かつ比重の軽さから、香料が香料水の液面付近に偏る。そのため香料水に投入された高分子製物品間で香料の付着状態が異なる。そのため、香料が十分に付着した高分子製物品の不快臭は低減されるが、香料の付着量が少ない高分子製物品は、不快臭が低減されないという品質の問題がある。
【０００８】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、浸漬法により高分子製物品を賦香する方法において、高分子製物品間で均一に香料を付着させる新規な賦香方法を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【０００９】
前記課題を解決した本発明の高分子製物品の賦香方法は、高分子製物品を、香料の水分散液に浸漬し、香料の水分散液から取り出した高分子製物品を乾燥することを特徴とする。
【発明の効果】
【００１０】
本発明の賦香方法によれば、浸漬法により高分子製物品を賦香する方法において、高分子製物品間で均一に香料を付着させることができる。
【発明を実施するための形態】
（【００１１】以降は省略されています）

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