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公開番号
2025093006
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-23
出願番号
2023208476
出願日
2023-12-11
発明の名称
減揺装置及び船舶
出願人
三菱造船株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
B63B
39/03 20060101AFI20250616BHJP(船舶またはその他の水上浮揚構造物;関連艤装品)
要約
【課題】寒冷地を航行する場合であっても適切に減揺効果を得ることができる減揺装置を提供する。
【解決手段】船体の船幅方向に離間して設けられ、上部に気体領域を有するように液体を収容する一対のウイングタンクと、一対のウイングタンクの下部同士を連通させるダクトと、ダクトとは独立して設けられて、一対のウイングタンク同士を接続する循環流路と、ダクト及び循環流路を介して、一対のウイングタンク同士で液体を循環させる駆動部と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
船体の船幅方向に離間して設けられ、上部に気体領域を有するように液体を収容する一対のウイングタンクと、
前記一対のウイングタンクの下部同士を連通させるダクトと、
前記ダクトとは独立して設けられて、前記一対のウイングタンク同士を接続する循環流路と、
前記ダクト及び前記循環流路を介して、一対の前記ウイングタンク同士で前記液体を循環させる駆動部と、
を備える減揺装置。
続きを表示(約 660 文字)
【請求項2】
前記駆動部は、前記循環流路に設けられている循環ポンプを含む請求項1に記載の減揺装置。
【請求項3】
前記駆動部は、前記ダクト内に設けられて、一対の前記ウイングタンク同士の間で前記液体を流通させる内部ポンプを含む請求項1又は2に記載の減揺装置。
【請求項4】
前記循環流路の一方の端部は、一方の前記ウイングタンクの下部に接続されており、
前記循環流路の他方の端部は、他方の前記ウイングタンクの上部に接続されており、
前記駆動部は、前記循環流路の前記一方の端部から前記他方の端部に向かって前記液体を流通させる請求項1又は2のいずれか一項に記載の減揺装置。
【請求項5】
前記循環流路に設けられて、前記循環流路を流通する前記液体を加熱する加熱部をさらに備える請求項1又は2に記載の減揺装置。
【請求項6】
一対の前記ウイングタンクの上部同士を連通させるエアパイプと、
前記エアパイプを開閉する調整バルブと、
をさらに備える請求項1又は2に記載の減揺装置。
【請求項7】
前記循環流路の中途に設けられて、前記液体を一時貯留可能な貯留タンクをさらに備え、
前記貯留タンクは、前記船体の満載喫水線よりも下方に位置している請求項1又は2に記載の減揺装置。
【請求項8】
請求項1又は2に記載の減揺装置と、
前記減揺装置が設けられた前記船体と、
を備える船舶。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、減揺装置及び船舶に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)
【背景技術】
【0002】
船舶には、航行中や停船中に船体の横揺れを低減させるための減揺装置(例えば特許文献1参照)が設けられていることが多い。この減揺装置の一つとして、ART(アンチローリングタンク)が知られている。
【0003】
ARTは、船体の上部の最大幅位置の左右舷に互いに船幅方向に離間して設けられた一対のウイングタンクと、これらウイング間を連結するダクトとを備えている。これら一対のウイングタンク及びダクト内には清水、海水、油等の液体が収容されており、該液体がダクトを介して一対のウイングタンク間で船幅方向に移動することで、船体の揺れを低減させる。
【0004】
具体的には、船体が横波を受けると、船体には該横波に対して90°の位相差を有する横揺れが発生する。そこで、ARTでは、横波に対して逆位相(180°の位相差)の周期で液体を一対のウイング間で移動させることにより、横波による動揺モーメントを打ち消している。なお、船体の横揺れは船体の固有周期で動揺する際に最大となるため、通常ARTは、液体の移動周期が船体の固有周期に合致するように設計される。これによって同調横揺れを抑制する減揺モーメントを発生させることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2015-163490号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、寒冷地を航行する船舶では、タンク内の液体の流れが滞る停泊時に、当該液体が凍結してしまうことがある。そのまま出航してしまえば、ARTとしての機能が発揮できず、適切な減揺効果を得ることができない結果、航行に支障が出る場合があった。
【0007】
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであって、寒冷地を航行する場合であっても適切に減揺効果を得ることができる減揺装置及び船舶を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するために、本開示に係る減揺装置は、船体の船幅方向に離間して設けられ、上部に気体領域を有するように液体を収容する一対のウイングタンクと、前記一対のウイングタンクの下部同士を連通させるダクトと、前記ダクトとは独立して設けられて、前記一対のウイングタンク同士を接続する循環流路と、前記ダクト及び前記循環流路を介して、一対の前記ウイングタンク同士で前記液体を循環させる駆動部と、を備える。
【0009】
本開示に係る船舶は、上記の減揺装置と、前記減揺装置が設けられた前記船体と、を備える。
【発明の効果】
【0010】
本開示に係る減揺装置及び船舶によれば、寒冷地を航行する場合であっても適切に減揺効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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