TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025083908
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-02
出願番号2023197570
出願日2023-11-21
発明の名称船舶
出願人三菱造船株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類B63H 21/38 20060101AFI20250526BHJP(船舶またはその他の水上浮揚構造物;関連艤装品)
要約【課題】ガス漏れを速やかに検知しつつ、ガス検知器にドレンが吸引されることを抑制することができる船舶を提供する。
【解決手段】船舶は、船体と、燃料としての液化ガスを貯留する燃料タンクと、燃料タンクからの燃料が流通する燃料流通系統と、燃料流通系統を流通する燃料と熱交換する媒体が流通するとともに媒体を貯留可能な膨張タンクを有する媒体系統と、を備え、膨張タンクから上方に向かって延びる主管と、主管に接続されて船体の外部に開口するエアベント管と、主管に接続されて上方に向かって延びるサンプリング管と、サンプリング管の上端に接続されて、サンプリング管から気体を吸引し、吸引した気体中に含まれる燃料を検知可能なガス検知器と、をさらに備える。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
船体と、
燃料としての液化ガスを貯留する燃料タンクと、
前記燃料タンクからの前記燃料が流通する燃料流通系統と、
前記燃料流通系統を流通する前記燃料と熱交換する媒体が流通するとともに前記媒体を貯留可能な膨張タンクを有する媒体系統と、
を備え、
前記膨張タンクから上方に向かって延びる主管と、
前記主管に接続されて前記船体の外部に開口するエアベント管と、
前記主管に接続されて上方に向かって延びるサンプリング管と、
前記サンプリング管の上端に接続されて、前記サンプリング管から気体を吸引し、吸引した気体中に含まれる前記燃料を検知可能なガス検知器と、
をさらに備える船舶。
続きを表示(約 720 文字)【請求項2】
前記サンプリング管は、前記主管の上端から上方に向かって延びている、
請求項1に記載の船舶。
【請求項3】
前記主管は、前記膨張タンクから上下方向に直線状に延びるように形成され、
前記サンプリング管は、上下方向に直線状に延びるように形成され、
前記サンプリング管は、前記主管と同一軸線上に配置されている、
請求項1又は2に記載の船舶。
【請求項4】
前記サンプリング管は、前記膨張タンクからの気体を冷却する冷却器である請求項1又は2に記載の船舶。
【請求項5】
前記サンプリング管は、
上方に向かって延び、前記膨張タンクからの気体が流通するサンプリング管本体と、
前記サンプリング管本体の外面から突出するフィンと、
前記サンプリング管本体の内部に設けられ、前記膨張タンクからの気体が内部を流通可能にしつつ、前記膨張タンクからの気体の熱を前記サンプリング管本体に伝達可能な伝熱促進部と、
を有する請求項4に記載の船舶。
【請求項6】
前記サンプリング管は、
上方に向かって延びるサンプリング管本体と、
前記サンプリング管本体の上下方向の両端部を閉塞する蓋部と、
前記サンプリング管本体内に冷媒を供給する冷媒供給部と、
前記サンプリング管本体から前記冷媒を排出する冷媒排出部と、
上下方向に延びて上下方向の両側の前記蓋部を貫通するように設けられ、前記膨張タンクからの気体を内部に流通させ、前記冷媒と熱交換させるチューブと、
を有する請求項4に記載の船舶。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、船舶に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、液化ガス気化システムが開示されている。この液化ガス気化システムでは、熱源機と気化器とが循環経路で接続されている。熱源機の燃焼器で加熱された高温流体が、気化器の密閉缶体内に循環供給される。また、気化器内のコイルチューブには、液化ガスが供給される。気化器内では、液化ガスが高温流体により加熱されて気化する。
【0003】
また、循環経路には、膨張タンクが設けられている。この膨張タンクからのオーバーフロー管には、ガス検知器が設けられている。気化器内でガス漏れが発生すると、循環流路内を流れる流体に漏洩ガスが混入する。ガス検知器は、気化器内で生じたガス漏れを検知する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2004-301377号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に開示されるような液化ガス気化システムでは、ガス検知器にガスが吸引される過程でドレンが発生する場合がある。発生したドレンがガス検知器に吸引されると、ガス検知器の故障の原因となり得る。
【0006】
この対策として、例えば膨張タンクから離間した位置にガス検知器を配置する方法がある。このようにすることで、ガス検知器から遠く離間した位置でガスが十分に冷やされ、ガス検知器の付近でのドレン発生が抑制される。これにより、ガス検知器にドレンが吸引されることを抑制できるが、ガスがガス検知器に到達するのに時間がかかり、ガス漏れの検知が遅れるという問題が生じてしまっていた。
【0007】
本開示は、上記課題を解決するためになされたものであって、ガス漏れを速やかに検知しつつ、ガス検知器にドレンが吸引されることを抑制することができる船舶を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するために、本開示に係る船舶は、船体と、燃料としての液化ガスを貯留する燃料タンクと、前記燃料タンクからの前記燃料が流通する燃料流通系統と、前記燃料流通系統を流通する前記燃料と熱交換する媒体が流通するとともに前記媒体を貯留可能な膨張タンクを有する媒体系統と、を備え、前記膨張タンクから上方に向かって延びる主管と、前記主管に接続されて前記船体の外部に開口するエアベント管と、前記主管に接続されて上方に向かって延びるサンプリング管と、前記サンプリング管の上端に接続されて、前記サンプリング管から気体を吸引し、吸引した気体中に含まれる前記燃料を検知可能なガス検知器と、をさらに備える。
【発明の効果】
【0009】
本開示の船舶によれば、ガス漏れを速やかに検知しつつ、ガス検知器にドレンが吸引されることを抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本開示の実施形態に係る船舶の構成図である。
本開示の実施形態に係る機関プラントの構成図である。
本開示の実施形態に係るガス検知システムの構成図である。
本開示の実施形態に係るサンプリング管の断面図である。
本開示の変形例に係るサンプリング管の断面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

三菱造船株式会社
船舶
2日前
三菱造船株式会社
船舶
2日前
三菱造船株式会社
船舶
5日前
三菱造船株式会社
船舶
5日前
三菱造船株式会社
船舶
9日前
三菱造船株式会社
船舶
20日前
三菱造船株式会社
船舶
22日前
三菱造船株式会社
船舶
1か月前
三菱造船株式会社
船舶
1か月前
三菱造船株式会社
船舶
1か月前
三菱造船株式会社
船舶
2か月前
三菱造船株式会社
船舶、船舶の航行方法
22日前
三菱造船株式会社
運航支援システム、運航支援方法及びプログラム
6日前
三菱造船株式会社
二酸化炭素回収システム、船舶、及び二酸化炭素回収方法
2か月前
個人
水上遊具
5日前
個人
川下り用船
6か月前
個人
発電船
7か月前
個人
シーアンカー
8か月前
個人
船用横揺防止具
3か月前
個人
補助機構
2か月前
個人
コンパクトシティ船
2か月前
小柳建設株式会社
台船
9か月前
個人
渦流動力推進構造
2か月前
ウラカミ合同会社
曳航ロボット
10か月前
炎重工株式会社
浮標
4か月前
炎重工株式会社
浮標
4か月前
炎重工株式会社
移動体
7か月前
個人
水陸両用移動装置
9か月前
個人
船舶
4か月前
株式会社フルトン
水中捕捉装置
2か月前
個人
スクリュープロペラ
2か月前
ダイハツ工業株式会社
ジャケット
11か月前
個人
回転式による流体流出防止タンカー
2か月前
オーケー工業株式会社
係留フック
3か月前
誠加興業股分有限公司
呼吸用マスク
10か月前
ヤマハ発動機株式会社
船外機
4か月前
続きを見る