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公開番号2025094594
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-25
出願番号2023210250
出願日2023-12-13
発明の名称船舶
出願人三菱造船株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類B63H 11/02 20060101AFI20250618BHJP(船舶またはその他の水上浮揚構造物;関連艤装品)
要約【課題】操船性を向上させることができる船舶を提供する。
【解決手段】船舶は、船体と、船体における船首尾方向の中心よりも後側に設けられ、船首尾方向の後側に向かって水流を発生させるプロペラと、船体におけるプロペラよりも船首尾方向の後側に設けられた舵と、船体の船底に設けられ、ジェット水流を発生させるジェット推進部と、を備え、ジェット推進部は、水を吸込む吸込口と、吸込口から吸い込まれた水をジェット水流として排出する排出口と、を有し、排出口から任意の水平方向にジェット水流を排出可能であり、ジェット推進部は、プロペラよりも船高さ方向の上側に設けられるとともに、プロペラと同一の船首尾方向の位置、またはプロペラよりも船首尾方向の後側に設けられている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
船体と、
前記船体における船首尾方向の中心よりも後側に設けられ、前記船首尾方向の後側に向かって水流を発生させるプロペラと、
前記船体における前記プロペラよりも前記船首尾方向の後側に設けられた舵と、
前記船体の船底に設けられ、ジェット水流を発生させるジェット推進部と、
を備え、
前記ジェット推進部は、水を吸込む吸込口と、前記吸込口から吸い込まれた水を前記ジェット水流として排出する排出口と、を有し、前記排出口から任意の水平方向に前記ジェット水流を排出可能であり、
前記ジェット推進部は、前記プロペラよりも船高さ方向の上側に設けられるとともに、前記プロペラと同一の前記船首尾方向の位置、または前記プロペラよりも前記船首尾方向の後側に設けられている船舶。
続きを表示(約 470 文字)【請求項2】
前記船底は、前記船高さ方向の下側に開口するよう、凹み形成された収納室を有し、
前記ジェット推進部は、前記収納室内に収納されている請求項1に記載の船舶。
【請求項3】
前記ジェット推進部は、前記プロペラと前記船高さ方向に重なる位置に設けられている、請求項1又は2に記載の船舶。
【請求項4】
前記ジェット推進部は、前記プロペラよりも前記船首尾方向の後側に設けられている、請求項1又は2に記載の船舶。
【請求項5】
前記舵は、
前記船底に固定された固定部と、
前記固定部よりも前記船高さ方向の下側に設けられ、前記固定部に対して姿勢変更可能であり、前記プロペラの水流が当てられる舵板と、
を有し、
前記ジェット推進部は、前記排出口から、前記舵板よりも前記船高さ方向の上側に前記ジェット水流を排出する、請求項1又は2に記載の船舶。
【請求項6】
前記ジェット推進部は、前記船底に複数設けられている、請求項1又は2に記載の船舶。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、船舶に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、プロペラと、プロペラの後方に配置された舵とを備える船舶が開示されている。このような船舶は、プロペラで発生させた水流を舵にあて、船幅方向の推進力を発生させる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2023-139879号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に開示されるような船舶では、低速走行時にプロペラの水流が弱まり、舵効きが悪くなる。すなわち、低速走行時における操船性の悪化が課題とされていた。
【0005】
本開示は、上記課題を解決するためになされたものであって、操船性を向上させることができる船舶を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本開示に係る船舶は、船体と、前記船体における船首尾方向の中心よりも後側に設けられ、前記船首尾方向の後側に向かって水流を発生させるプロペラと、前記船体における前記プロペラよりも前記船首尾方向の後側に設けられた舵と、前記船体の船底に設けられ、ジェット水流を発生させるジェット推進部と、を備え、前記ジェット推進部は、水を吸込む吸込口と、前記吸込口から吸い込まれた水を前記ジェット水流として排出する排出口と、を有し、前記排出口から任意の水平方向に前記ジェット水流を排出可能であり、前記ジェット推進部は、前記プロペラよりも船高さ方向の上側に設けられるとともに、前記プロペラと同一の前記船首尾方向の位置、または前記プロペラよりも前記船首尾方向の後側に設けられている。
【発明の効果】
【0007】
本開示の船舶によれば、操船性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本開示の第一実施形態に係る船舶の構成図である。
本開示の第一実施形態に係るジェット推進部の配置を示す図である。
本開示の第一実施形態に係るジェット推進部を船底側から見た模式図である。
本開示の第一実施形態に係るジェット推進部の内部構成を示す模式図である。
本開示の第一実施形態の変形例に係るジェット推進部の配置を示す図である。
本開示の第二実施形態に係るジェット推進部の配置を示す図である。
本開示の第二実施形態の変形例に係るジェット推進部の配置を示す図である。
本開示の第二実施形態の変形例に係るジェット推進部の配置を示す図である。
本開示の第二実施形態の変形例に係るジェット推進部の配置を示す図である。
本開示の第三実施形態に係るジェット推進部の配置を示す図である。
本開示の第三実施形態に係るジェット推進部を船首尾方向から見た船体の断面図である。
本開示のその他の実施形態に係る船舶の構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
<第一実施形態>
(船舶の構成)
以下、本開示の第一実施形態に係る船舶1について、図1~図4を参照して説明する。
図1に示すように、船舶1は、船体2と、プロペラ20と、舵30と、ジェット推進部40と、駆動源7と、を備える。本実施形態の船舶1は、1基のプロペラ20と1基の舵30とを備える1基1軸型の船舶である。
【0010】
(船体)
船体2は、浮力を発生させて水面WLに浮かぶ箱型の構造物である。船体2は、船首3と、船尾4と、舷側5と、船底10と、上甲板6と、を有する。
舷側5は、船首3と船尾4とを接続するように、左右に対向して一対設けられている。船底10は、船首3と船尾4とを接続するとともに、一対の舷側5の下端を接続している。上甲板6は、船首3と船尾4とを接続するとともに、一対の舷側5の上端を接続している。以下では、船底10の全体が水面WL下に位置するものとする。
(【0011】以降は省略されています)

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