TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025088897
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-12
出願番号2023203699
出願日2023-12-01
発明の名称タンクシステム、浮体
出願人三菱造船株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類F17C 9/00 20060101AFI20250605BHJP(ガスまたは液体の貯蔵または分配)
要約【課題】複数のサクションウェルを備えた場合であっても、サクションウェル内の残液を吸引できる構成を低コストで実現することができる。
【解決手段】タンクシステムは、内部に液体を収容可能なタンク部と、
前記タンク部の底部に設けられ前記底部から下方に窪む複数のサクションウェルと、
複数の前記サクションウェル同士を接続する接続管と、
複数の前記サクションウェルのうちの少なくとも一つの前記サクションウェルから、前記サクションウェル内の前記液体を吸込可能な吸込部と、を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
内部に液体を収容可能なタンク部と、
前記タンク部の底部に設けられ前記底部から下方に窪む複数のサクションウェルと、
複数の前記サクションウェル同士を接続する接続管と、
複数の前記サクションウェルのうちの少なくとも一つの前記サクションウェルから、前記サクションウェル内の前記液体を吸込可能な吸込部と、
を備えるタンクシステム。
続きを表示(約 600 文字)【請求項2】
前記タンク部の底部は、下方に向かって凹状なす複数の凹面部を有し、
前記サクションウェルは、複数の前記凹面部の各々に設けられている
請求項1に記載のタンクシステム。
【請求項3】
前記サクションウェルを備えた前記タンク部を複数備え、
前記接続管は、一の前記タンク部の前記サクションウェルと、他の前記タンク部の前記サクションウェルと、を接続する
請求項1に記載のタンクシステム。
【請求項4】
前記サクションウェルは、一つの前記タンク部に複数設けられている
請求項1に記載のタンクシステム。
【請求項5】
前記液体は、液化ガスであり、
前記接続管を覆う防熱材をさらに備えている
請求項1又は2に記載のタンクシステム。
【請求項6】
前記吸込部は、
下端が前記サクションウェル内に挿入された吸込管と、
前記吸込管を通して前記サクションウェル内の前記液体を吸い込むポンプと、を備えている
請求項1又は2に記載のタンクシステム。
【請求項7】
前記接続管内を開閉する開閉部、をさらに備えている
請求項1又は2に記載のタンクシステム。
【請求項8】
請求項1又は2に記載のタンクシステムを備える
浮体。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、タンクシステム、浮体に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、液体が貯留されるタンク(液体貨物槽)の底部にサクションウェルを設け、サクションウェル内の残液(残油)を、バキュームポンプ及びストロー管を備えた吸引システムで吸引する構成が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2009-279979号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
例えば、タンクが、複数のタンク部を組み合わせたようなマルチローブ型である場合、残液は、複数のタンク部の底部の各々に溜まる。このため、複数のタンク部の各々に、サクションウェルが設けられる。このようなタンクに対し、特許文献1に記載の構成を適用しようとすると、複数のタンク部のサクションウェルの各々に、吸引システムを設置する必要があり、設備コストの上昇に繋がる。
【0005】
本開示は、上記課題を解決するためになされたものであって、複数のサクションウェルを備えた場合であっても、サクションウェル内の残液を吸引できる構成を低コストで実現することができるタンクシステム、浮体を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本開示に係るタンクシステムは、タンク部と、複数のサクションウェルと、接続管と、吸込部と、を備えている。前記タンク部は、内部に液体を収容可能である。複数の前記サクションウェルは、前記タンク部の底部に設けられ、前記底部から下方に窪んでいる。前記接続管は、複数の前記サクションウェル同士を接続している。前記吸込部は、複数の前記サクションウェルのうちの少なくとも一つの前記サクションウェルから、前記サクションウェル内の前記液体を吸込可能である。
【0007】
本開示に係る浮体は、上記したようなタンクシステムを備えている。
【発明の効果】
【0008】
本開示のタンクシステム、浮体によれば、複数のサクションウェルを備えた場合であっても、サクションウェル内の残液を吸引できる構成を低コストで実現することができることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本開示の第一実施形態に係るタンクシステムを備えた浮体の側面図である。
本開示の第一実施形態に係るタンクシステムの構成を示す図であり、タンク部を軸線に沿った方向から見た断面図である。
本開示の第一実施形態の変形例に係るタンクシステムの構成を示す図であり、タンク部を軸線に沿った方向から見た断面図である。
本開示の第二実施形態に係るタンクシステム、浮体の構成を示す図である。
本開示の第二実施形態に係るタンクシステムの構成を示す図である。
本開示の第三実施形態に係るタンクシステムの構成を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
<第一実施形態>
以下、本開示の実施形態に係るタンクシステム、浮体について、図1~図6を参照して説明する。
(浮体の構成)
図1に示すように、本実施形態の浮体1は、浮体本体2と、タンクシステム10Aと、を少なくとも備えている。浮体1としては、例えば、二酸化炭素、液化天然ガス(LNG)、アンモニア等の液化ガスの運搬船、貨物船、フェリー、RORO船(Roll-on/Roll-off船)、PCTC(Pure Car & Truck Carrier)、客船、観測・調査船等を例示できる。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

三菱造船株式会社
船舶
28日前
三菱造船株式会社
船舶
29日前
三菱造船株式会社
船舶
1か月前
三菱造船株式会社
船舶
1か月前
三菱造船株式会社
船舶
1か月前
三菱造船株式会社
船舶
1か月前
三菱造船株式会社
船舶
1か月前
三菱造船株式会社
船舶
1か月前
三菱造船株式会社
船舶
1か月前
三菱造船株式会社
移動式ドック
1か月前
三菱造船株式会社
減揺装置及び船舶
1か月前
三菱造船株式会社
タンクシステム、浮体
1か月前
三菱造船株式会社
船舶、船内電力発電方法
1か月前
三菱造船株式会社
運航支援システム、運航支援方法及びプログラム
1か月前
サムテック株式会社
蓄圧器ラック
9か月前
株式会社石井鐵工所
低温タンクの揚液装置
3か月前
株式会社石井鐵工所
低温タンクの揚液装置
20日前
有限会社 両国設備
液体容器の加熱器
7か月前
川崎重工業株式会社
竪型タンク
2か月前
川崎重工業株式会社
三重殻タンク
4か月前
川崎重工業株式会社
三重殻タンク
4か月前
株式会社神戸製鋼所
ガス供給システム
7か月前
川崎重工業株式会社
液化水素貯蔵タンク
5か月前
トヨタ自動車株式会社
水素タンク
20日前
トヨタ自動車株式会社
高圧タンク
7か月前
川崎重工業株式会社
液化水素貯蔵タンク
5か月前
株式会社三井E&S
燃料供給装置
8か月前
川崎重工業株式会社
液化ガス貯蔵タンク
6か月前
大日本印刷株式会社
ガス充填容器
6か月前
イビデンケミカル 株式会社
水素貯蔵容器
8か月前
那須電機鉄工株式会社
水素吸蔵合金タンク
6か月前
トヨタ自動車株式会社
水素充填装置
2か月前
本田技研工業株式会社
タンクユニット
9か月前
株式会社タツノ
充填ノズル
7か月前
豊田合成株式会社
圧力容器
3か月前
豊田合成株式会社
圧力容器
9か月前
続きを見る