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公開番号2025092443
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-19
出願番号2024205893
出願日2024-11-27
発明の名称31の位置を伴う駆動可動物によりジャンプで動く年周期の期間を表示するための機構を備えるウオッチムーブメント
出願人ブランパン・エスアー
代理人個人
主分類G04B 19/26 20060101AFI20250612BHJP(時計)
要約【課題】31の安定した日付表示位置を伴う可動物が駆動する年周期の期間を表示するための表示機構を補正するための機構を提供する。
【解決手段】駆動可動物55を備える日付機構50と、駆動可動物55によりジャンプで駆動される年周期100の期間を表示するための機構であって、年周期の期間110を示すための部材を回転させるように構成された年周期輪列120を備え、年周期輪列120は、年周期補正歯車124と回転状態で運動学的に連結した年周期駆動歯車123を備え、年周期補正歯車124は、年周期の期間110を示すための部材とかみ合う、年周期100の期間を表示するための機構と、年周期補正歯車124を回転させる巻真410を回転させて、年周期駆動歯車123と年周期補正歯車124の間のインデックス付けを変更することにより、年周期100の期間を表示するための機構を補正するように構成された年周期補正機構400とを備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
ウオッチムーブメント（１）であって、
－中立の押し込み位置（Ｔ１）に対して少なくとも２つの引き出し位置（Ｔ２、Ｔ３）を仮定できる巻真（４１０）と、
－調速輪列（１０）により１日あたり１段階の段階で作動する３１の安定した位置を伴う駆動可動物（５５）を備える日付機構（５０）であって、前記３１の安定した位置を伴う前記駆動可動物（５５）は、日付表示器（３）を動かす、日付機構（５０）と、
－前記３１の安定した位置を伴う駆動可動物（５５）によりジャンプで動く年周期（１００）の期間を表示するための機構であって、前記年周期の期間（１１０）を示すための部材、および前記３１の安定した位置を伴う駆動可動物（５５）により直接動く、前記３１の安定した位置を伴う駆動可動物（５５）の各段階で年周期の期間（１１０）を示すための部材を回転させるように構成された年周期輪列（１２０）を備え、前記年周期輪列（１２０）は、年周期補正歯車（１２４）と回転状態で運動学的に連結した年周期駆動歯車（１２３）を備え、前記年周期補正歯車（１２４）は、前記年周期の期間（１１０）を示すための前記部材とかみ合う、年周期（１００）の期間を表示するための機構と、
－前記巻真（４１０）が第１の引き出し位置（Ｔ２）で回転したときに前記年周期（１００）の期間を表示するための前記機構を迅速かつ独立に補正するように構成された年周期補正機構（４００）であって、前記巻真（４１０）を回転させることにより前記年周期補正歯車（１２４）を回転させ、前記巻真（４１０）が前記年周期駆動歯車（１２３）と前記年周期補正歯車（１２４）の間の既存の連結範囲を越えて動くときに前記年周期駆動歯車（１２３）と前記年周期補正歯車（１２４）の間のインデックス付けを変更するように構成された年周期補正機構（４００）と
を備えるウオッチムーブメント（１）。
続きを表示（約 1,400 文字）【請求項２】
前記年周期駆動歯車（１２３）は、前記ウオッチムーブメント（１）が正常に動作しているときに補正星車（１６２）が安定した位置に保たれることを確実にするように構成された補正ジャンパ（１６３）と協働する前記補正星車（１６２）を経由して前記年周期補正歯車（１２４）と回転状態で運動学的に連結することを特徴とする、請求項１に記載のウオッチムーブメント（１）。
【請求項３】
前記補正星車（１６２）は、前記年周期補正歯車（１２４）と回転状態で一体化し、かつ前記補正ジャンパ（１６３）は、前記年周期駆動歯車（１２３）により支えられること、または前記補正星車（１６２）は、前記年周期駆動歯車（１２３）と回転状態で一体化し、かつ前記補正ジャンパ（１６３）は、前記年周期補正歯車（１２４）により支えられることを特徴とする、請求項２に記載のウオッチムーブメント（１）。
【請求項４】
前記補正星車（１６２）は、６つの分岐を備えることを特徴とする、請求項２に記載のウオッチムーブメント（１）。
【請求項５】
前記巻真（４１０）を使用して前記年周期の期間（１１０）を示すための前記部材を補正することにより、前記年周期駆動歯車（１２３）と前記年周期補正歯車（１２４）の間の前記インデックス付けをジャンプで変更し、その結果、前記年周期の期間（１１０）を示すための前記部材は、３０°のジャンプで補正されることを特徴とする、請求項１に記載のウオッチムーブメント（１）。
【請求項６】
前記３１の安定した位置を伴う駆動可動物（５５）と前記年周期の期間（１１０）を示すための前記部材の間の、結果として得られる前記年周期輪列（１２０）のギア比は、１２であり、その結果、前記年周期の期間（１１０）を示すための前記部材は、前記３１の安定した位置を伴う駆動可動物（５５）が１２回完全に回転した後に１回完全に回転すること特徴とする、請求項１に記載のウオッチムーブメント（１）。
【請求項７】
前記年周期（１００）の期間を表示するための前記機構は、季節を、好ましくは中国の季節を表示するための機構であることを特徴とする、請求項１に記載のウオッチムーブメント（１）。
【請求項８】
前記年周期の期間（１１０）を示すための前記部材は、年周期期間表示器（４）を支える年周期表示歯車（１１２）を備え、前記年周期表示歯車（１１２）は、前記年周期補正歯車（１２４）とかみ合うことを特徴とする、請求項１に記載のウオッチムーブメント（１）。
【請求項９】
前記日付機構（５０）は、前記調速輪列（１０）により動く２４時間歯車（５２）を備え、前記２４時間歯車（５２）は、日に１度、前記３１の安定する位置を伴う駆動可動物（５５）を１段階だけ動かす日付レバー（５４）を作動させるように構成されたフィンガ（５３）を備えることを特徴とする、請求項１に記載のウオッチムーブメント（１）。
【請求項１０】
日付補正部材（２５０）が作用を受けるたびに、前記日付レバー（５４）に作用して１段階だけ前記３１の安定する位置を伴う駆動可動物（５５）を作動させるように構成された前記日付補正部材（２５０）を備えることを特徴とする、請求項９に記載のウオッチムーブメント（１）。
（【請求項１１】以降は省略されています）
発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明の分野は、３１の安定した位置を伴う駆動可動物によりジャンプで動く年周期の期間を、たとえば季節を表示するための計時器機構に関する。
続きを表示（約 1,100 文字）【０００２】
本発明はまた、年周期の期間を表示するための機構を補正するための機構に関する。
【０００３】
本発明はまた、年周期の期間を表示するための機構および日付機構を備えるウオッチムーブメントに関する。
【０００４】
本発明はまた、計時器、たとえば腕時計に関する。
【背景技術】
【０００５】
年周期、および詳細にはこの年周期の期間を表示するための機構は、太陽の年周期の間にある所与の期間に関係する情報を表示可能にする。
【０００６】
年周期の期間を表示するための機構は、一般に文字板の目盛りまたは区画に向かい合ってインジケータを位置決め可能にする、ジャンプ駆動を伴う機構である。年周期は、文字板の目盛りまたは区画に対応するいくつかの期間に分割できる。しかしながら、年周期の期間を表示するためのこれらのジャンプタイプの機構は、表示された期間が年周期の始まりにあるか終わりにあるかをユーザに伝えることができないので、あまり正確ではない。
【０００７】
たとえば、年周期の期間を表示するためのそのような機構が月を、またはたとえば季節を示すことを可能にするとき、針は、現在の期間（月または季節）を示すが、現在の期間の中で残っている時間に関するより正確な情報を表示することはない。その結果、これらの表示でのジャンプ駆動は、現在の期間に関する実際の状況に対する「表示誤差」を生み出す。
【０００８】
この欠点を除くために、欧州特許第０３９７０２８号明細書という文献は、日車と直接係合する３１の歯車を伴う駆動可動物が駆動する年周期表示機構を提供する。適切なギア比を用いる場合、年周期表示は、駆動可動物の３７２段階ごとに１回転する。換言すれば、年周期期間表示は、駆動可動物の完全な１２回転ごとに１回転し、日付表示と係合した駆動可動物は、１か月あたり完全に１回転する。
【０００９】
このように、そのような表示機構を用いる場合、期間に１回ではなくむしろ日に１回、年周期表示を駆動することにより、そのようなジャンプ駆動の表示精度を改善することが可能になった。
【００１０】
しかしながら、そのような日付駆動年周期表示機構は、ユーザが手動で最大３７２回の日付補正を行う必要があるので、設定するのに時間がかかり、これは、非人間工学的な設定であると考えられ、あまり高級ではない計時器という印象をユーザに残す。
【先行技術文献】
【特許文献】
（【００１１】以降は省略されています）

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