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公開番号
2025092132
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-19
出願番号
2023207815
出願日
2023-12-08
発明の名称
培養器具、培養キット及び組織の培養方法
出願人
シンクランド株式会社
,
株式会社ファンケル
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
C12M
1/00 20060101AFI20250612BHJP(生化学;ビール;酒精;ぶどう酒;酢;微生物学;酵素学;突然変異または遺伝子工学)
要約
【課題】組織培養を長期に継続可能とする培養器具を提供する。また、このような培養器具を備え、組織培養を長期に渡って継続しやすい培養キットを提供する。さらに、組織培養を長期に渡って継続しやすい組織の培養方法を提供する。
【解決手段】底部を有する筒状のセルカルチャーインサートと、セルカルチャーインサートに挿入され、底部の上面で培養される組織に培地を供給する供給部材と、を有し、供給部材は、培地が流動する流路を有する本体部と、セルカルチャーインサート内の供給部材の高さ位置を保持する保持部と、本体部の他端側において流路の開口部を覆って設けられたマイクロニードル部と、を有し、マイクロニードル部は、流路に連通するマイクロニードルを有し、マイクロニードルは、供給部材をセルカルチャーインサート内に挿入した姿勢において底部から離間し、組織に穿刺される培養器具。
【選択図】図6
特許請求の範囲
【請求項1】
底部を有する筒状のセルカルチャーインサートと、
前記セルカルチャーインサートに挿入され、前記底部の上面で培養される組織に培地を供給する供給部材と、を有し、
前記供給部材は、前記培地が流動する流路を有する本体部と、
前記セルカルチャーインサート内の前記供給部材の高さ位置を保持する保持部と、
前記本体部の他端側において前記流路の開口部を覆って設けられたマイクロニードル部と、を有し、
前記マイクロニードル部は、前記流路に連通するマイクロニードルを有し、
前記マイクロニードルは、前記供給部材を前記セルカルチャーインサート内に挿入した姿勢において前記底部から離間し、前記組織に穿刺される培養器具。
続きを表示(約 710 文字)
【請求項2】
前記本体部の外側面に設けられ、前記本体部と前記セルカルチャーインサートの内面とを離間させる離間部を有する請求項1に記載の培養器具。
【請求項3】
前記本体部の一端側に接続され、前記流路と連通する供給管を有する請求項1又は2に記載の培養器具。
【請求項4】
前記本体部と前記供給管とを接続する接続部材を有する請求項3に記載の培養器具。
【請求項5】
前記接続部材は、前記本体部に設けられた第1接続部と、
前記供給管の端部に設けられた第2接続部と、を有し、
前記第1接続部と前記第2接続部とが合わさって前記本体部と前記供給管とを接続する請求項4に記載の培養器具。
【請求項6】
前記供給管を支持する支持部材を有する請求項3に記載の培養器具。
【請求項7】
前記マイクロニードル部は、前記本体部に対して交換可能に設けられている請求項1又は2に記載の培養器具。
【請求項8】
前記マイクロニードル部と交換可能な第2マイクロニードル部を有し、
前記第2マイクロニードル部が有するマイクロニードルは、前記マイクロニードル部が有するマイクロニードルと構成が異なる請求項7に記載の培養器具。
【請求項9】
請求項1又は2に記載の培養器具と、
複数のウェルを備え、前記ウェルに培地を貯留するウェルプレートと、を有する培養キット。
【請求項10】
組織を培地に浸漬するとともに、前記組織の内部に配置した供給部材から前記組織の内部に培地を供給する組織の培養方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、培養器具、培養キット及び組織の培養方法に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、生命科学の分野では、組織を培養し、得られた組織を用いて種々の研究が行われている。これらの組織は、通常、ウェルプレート等の培養容器に貯留された培地に浸漬された状態で培養されている。その際、培養される組織を、セルカルチャーインサートのメンブレン上に配置された状態で培養する方法が広く採用されている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-141877号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述のような従来の培養方法においては、培養する組織の周囲に配置された培地から組織に栄養素が供給される。そのため、成長した組織では、成長前の組織と比べ、培地から組織内部にまで培地(に含まれる栄養素)が届きにくいということが生じる。その結果、成長した組織では、組織の内部から壊死や炎症が生じ易く、実験の長期継続が困難となっていた。
【0005】
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであって、組織培養を長期に継続可能とする培養器具を提供することを目的とする。また、このような培養器具を備え、組織培養を長期に渡って継続しやすい培養キットを提供することを合わせて目的とする。さらに、組織培養を長期に渡って継続しやすい組織の培養方法を提供することを併せて目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の課題を解決するため、本発明の一態様は、以下の態様を包含する。
【0007】
[1]底部を有する筒状のセルカルチャーインサートと、前記セルカルチャーインサートに挿入され、前記底部の上面で培養される組織に培地を供給する供給部材と、を有し、前記供給部材は、前記培地が流動する流路を有する本体部と、前記セルカルチャーインサート内の前記供給部材の高さ位置を保持する保持部と、前記本体部の他端側において前記流路の開口部を覆って設けられたマイクロニードル部と、を有し、前記マイクロニードル部は、前記流路に連通するマイクロニードルを有し、前記マイクロニードルは、前記供給部材を前記セルカルチャーインサート内に挿入した姿勢において前記底部から離間し、前記組織に穿刺される培養器具。
【0008】
[2]前記本体部の外側面に設けられ、前記本体部と前記セルカルチャーインサートの内面とを離間させる離間部を有する[1]に記載の培養器具。
【0009】
[3]前記本体部の一端側に接続され、前記流路と連通する供給管を有する[1]又は[2]に記載の培養器具。
【0010】
[4]前記本体部と前記供給管とを接続する接続部材を有する[3]に記載の培養器具。
(【0011】以降は省略されています)
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