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公開番号
2025091957
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-19
出願番号
2023207526
出願日
2023-12-08
発明の名称
空気調和機
出願人
日立ジョンソンコントロールズ空調株式会社
代理人
弁理士法人ユニアス国際特許事務所
主分類
F24F
1/34 20110101AFI20250612BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約
【課題】アルミニウム製冷媒管の腐食を抑制すると共に機内スペースを確保可能な空気調和機を提供する。
【解決手段】空気調和機は、アルミニウム又はアルミニウムを含む金属で形成されたアルミニウム製冷媒管91と、銅又は銅を含む金属で形成された銅製冷媒管92と、アルミニウム製冷媒管91の一端部911が銅製冷媒管92の一端部921よりも下側になるようにそれらを接続する接続部93と、を備え、接続部93の中心軸は、上下方向に対して45度以内となるように配置され、アルミニウム製冷媒管91は、接続部93の中心軸から離れる方向に向かって上方向に傾斜する傾斜部913を備え、傾斜部913の下側端部は、接続部93よりも下側に配置され、少なくとも接続部93から傾斜部913の下側端部までを覆う被覆材94を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
アルミニウム又はアルミニウムを含む金属で形成されたアルミニウム製冷媒管と、
銅又は銅を含む金属で形成された銅製冷媒管と、
前記アルミニウム製冷媒管の一端部が前記銅製冷媒管の一端部よりも下側になるようにそれらを接続する接続部と、を備え、
前記接続部の中心軸は、上下方向に対して45度以内となるように配置され、
前記アルミニウム製冷媒管は、前記接続部の中心軸から離れる方向に向かって上方向に傾斜する傾斜部を備え、
前記傾斜部の下側端部は、前記接続部よりも下側に配置され、
少なくとも前記接続部から前記傾斜部の下側端部までを覆う被覆材を備える、空気調和機。
続きを表示(約 490 文字)
【請求項2】
前記アルミニウム製冷媒管は、下方向に向かって凸形状となるように湾曲した第1湾曲部と、上方向に向かって凸形状となるように湾曲した第2湾曲部と、を備え、
前記傾斜部のうち少なくとも一部は、前記第1湾曲部と前記第2湾曲部とによって構成される、請求項1に記載の空気調和機。
【請求項3】
室外熱交換器を有する室外機を備え、
前記アルミニウム製冷媒管、前記銅製冷媒管及び前記接続部は、前記室外機に配置され、
前記銅製冷媒管の他端部は、前記室外機の冷媒出入口に接続され、
前記アルミニウム製冷媒管の他端部は、前記室外熱交換器が蒸発器となる際の前記室外熱交換器の冷媒入口に接続され、
前記室外機の前記冷媒出入口は、前記室外熱交換器が蒸発器となる際の前記室外熱交換器の前記冷媒入口よりも上方向に位置している、請求項1に記載の空気調和機。
【請求項4】
前記アルミニウム製冷媒管は、前記アルミニウム製冷媒管の他端部と前記第2湾曲部との間で上方向に立ち上がる立ち上がり部を備える、請求項2に記載の空気調和機。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、空気調和機に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、空気調和機に設けられる冷媒管は、銅又は銅を含む金属で形成されていた。しかしながら、近年では、軽量化や低コスト化の観点から、冷媒管の一部がアルミニウム又はアルミニウムを含む金属で形成されている。アルミニウムは、他の金属との接触により腐食が促進する、いわゆる異種金属接触腐食が起きやすいことで知られている。そのため、アルミニウム又はアルミニウムを含む金属で形成されたアルミニウム製冷媒管と銅又は銅を含む金属で形成された銅製冷媒管との接続部で腐食が起きやすくなっている。腐食が発生すると、アルミニウム製冷媒管に穴が開き、そこから冷媒が漏れる恐れがある。
【0003】
特許文献1には、上記接続部付近において、上方向に向かってアルミニウム製冷媒管を凸形状とした逆U字部又は下方向に向かって銅製冷媒管を凸形状としたU字部を設けた空気調和機が開示されている。このような構成にすることにより、銅製冷媒管に付着した水滴がアルミニウム製冷媒管に流れ落ちることを抑制し、アルミニウム製冷媒管の腐食を防止している。
【0004】
しかしながら、空気調和機の小型化に伴い、上記のようなU字部や逆U字部を設けることによって室内機や室外機の内部スペース(機内スペース)を圧迫するという問題があった。また、銅製冷媒管などに付着した水滴がアルミニウム製冷媒管に付着することを防止するため、銅製冷媒管をアルミニウム製冷媒管よりも下側に配置することが一般的であるが、例えば、冷媒管を下方から上方へ引き回したい場合、アルミニウム製冷媒管を上方まで引き回した後、折り返してから銅製冷媒管と接続する必要があり、冷媒管の全長が増加し、機内スペースを圧迫する恐れがある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2014-159953公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本開示の目的は、アルミニウム製冷媒管の腐食を抑制すると共に機内スペースを確保可能な空気調和機を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の空気調和機は、アルミニウム又はアルミニウムを含む金属で形成されたアルミニウム製冷媒管と、銅又は銅を含む金属で形成された銅製冷媒管と、前記アルミニウム製冷媒管の一端部が前記銅製冷媒管の一端部よりも下側になるようにそれらを接続する接続部と、を備え、前記接続部の中心軸は、上下方向に対して45度以内となるように配置され、前記アルミニウム製冷媒管は、前記接続部の中心軸から離れる方向に向かって上方向に傾斜する傾斜部を備え、前記傾斜部の下側端部は、前記接続部よりも下側に配置され、少なくとも前記接続部から前記傾斜部の下側端部までを覆う被覆材を備える。
【0008】
斯かる構成によれば、銅製冷媒管に付着した水滴が被覆材に沿って流れ落ちる。そして、その水滴が、傾斜部によって、アルミニウム製冷媒管における被覆材で覆われていない部分まで到達することを抑制できる。また、傾斜部は、従来のU字部などと比べ室外機や室内機の内部スペース(機内スペース)を圧迫しないので、機内スペースを確保することが可能となる。これにより、アルミニウム製冷媒管の腐食を抑制すると共に機内スペースを確保することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、一実施形態に係る空気調和機の冷凍サイクルを示す構成図である。
図2は、同実施形態における室外熱交換器を示す斜視図である。
図3は、図2に示す冷媒管の拡大図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本開示の空気調和機100の一例について、図1を参照しながら説明する。図1は、空気調和機100の冷凍サイクルを示す構成図である。なお、図1(図2及び図3も同様)において、図面の寸法比と実際の寸法比とは、必ずしも一致しておらず、また、各図面間での寸法比も、必ずしも一致していない。空気調和機100は、例えば、ルームエアコン、パッケージエアコンやビル用マルチエアコンなどである。
(【0011】以降は省略されています)
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