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公開番号2025091497
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-19
出願番号2023206703
出願日2023-12-07
発明の名称脱落防止部品および脱落防止構造
出願人NECプラットフォームズ株式会社
代理人個人,個人
主分類A47B 88/57 20170101AFI20250612BHJP(家具;家庭用品または家庭用設備;コーヒーひき;香辛料ひき;真空掃除機一般)
要約【課題】モジュールを挿抜可能な収容体からモジュールが取り外される際のモジュールの脱落を防止しつつ、収容体が削れることを防止する。
【解決手段】
収容体に対して挿抜可能なモジュールに固定可能な、略長方形の板状の形状を持つ脱落防止部品が、モジュールの内側に固定されることが可能に形成された固定部と、モジュールの第一の開口部を介して、モジュールの外側に突出して収容体に掛止されることが可能に形成されたフック部と、固定部とフック部との間に設けられ、モジュールの第二の開口部を介して、モジュールの外側に突出して収容体の内面に接触することが可能に形成された突起部と、を備え、脱落防止部品は、弾性を有し、板平面からのフック部の最大高さは、板平面からの突起部の最大高さより低く、突起部のうち、収容体の内面に接触する部分は、滑らかな形状である。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項１】
収容体に対して挿抜可能なモジュールに固定可能な、略長方形の板状の形状を持つ脱落防止部品であって、
前記脱落防止部品の長手方向の一端の近傍に設けられ、前記モジュールの内側に固定されることが可能に形成された固定部と、
前記固定部の逆側の一端の近傍に設けられ、前記モジュールの第一の開口部を介して、前記モジュールの外側に突出して前記収容体に掛止されることが可能に形成されたフック部と、
前記固定部と前記フック部との間に設けられ、前記モジュールの第二の開口部を介して、前記モジュールの外側に突出して前記収容体の内面に接触することが可能に形成された突起部と、
を備え、
前記脱落防止部品は、弾性を有し、
前記脱落防止部品の略長方形の板状の部分を含む平面である板平面からの前記フック部の最大高さは、前記板平面からの前記突起部の最大高さより低く、
前記突起部のうち、前記収容体の内面に接触する部分は、滑らかな形状である、
脱落防止部品。
続きを表示（約 640 文字）【請求項２】
前記突起部は、部材を凸状に加工することで形成される、
請求項１に記載の脱落防止部品。
【請求項３】
一枚の部材から形成されている、
請求項１に記載の脱落防止部品。
【請求項４】
金属材料により形成されている、
請求項１に記載の脱落防止部品。
【請求項５】
前記フック部は、部材を曲げることによって形成される、
請求項１に記載の脱落防止部品。
【請求項６】
前記突起部は、部材を曲げることで形成された台部に形成される、
請求項１に記載の脱落防止部品。
【請求項７】
前記フック部は、二つの鈎状のフックにより形成される、
請求項１に記載の脱落防止部品。
【請求項８】
前記突起部および前記フック部は、前記突起部が前記収容体の外部に出るまで前記収容体から前記モジュールが引き出された場合に、前記フック部が前記第一の開口部から突出するように形成される、
請求項１に記載の脱落防止部品。
【請求項９】
前記突起部は、前記突起部が前記収容体の内側にある場合に、前記収容体に接触する、
請求項１に記載の脱落防止部品。
【請求項１０】
請求項１に記載の脱落防止部品と、
前記収容体に設けられ、前記フック部を掛止することができる掛止部と
を備える脱落防止構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本開示は、脱落防止部品および脱落防止構造に関する。
続きを表示（約 2,400 文字）【背景技術】
【０００２】
情報処理装置等が搭載されたモジュールを搭載可能なラックがある。たとえば、サーバの管理には、ＪＩＳ（Japanese Industrial Standards）規格やＥＩＡ（Electronic Industries Alliance）規格に準じたラックが多く用いられている。このようなラックでは、モジュールがラック前面または背面に引き出されることで、モジュールがラックから取り外されることが可能である。
【０００３】
このような、モジュールを挿抜可能なラックにおいて、モジュールがラックから取り外される際、モジュールがラックから脱落する可能性がある。そのため、モジュールの脱落を防止するための脱落防止構造が、ラックおよびモジュールに設けられている場合がある。
【０００４】
たとえば、特許文献１には、弾性板材からなり先端に折曲げ部を有するストッパがユニット引出に固定されることが記載されている。この技術では、ユニット引出が引出された場合に、ストッパの折曲げ部が筺体フレームに当接することによって、ユニット引出の脱落を防止する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００５】
実開昭６３－０６６９４１号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００６】
しかし、特許文献１に記載のストッパでは、モジュールが搭載される筐体に壁面がある場合に、ストッパの先端が内壁を擦過することで内壁が削れる可能性がある。また、筐体が板金製であれば、内壁が削れることで、金属粉が生じる可能性がある。金属粉が生じた場合、その金属粉が情報処理装置等の電子部品に降りかかって、ショート等の問題の要因となる可能性がある。
【０００７】
本開示の目的は、上述した課題を鑑み、モジュールを挿抜可能な収容体からモジュールが取り外される際のモジュールの脱落を防止しつつ、収容体が削れることを防止することを可能にする、脱落防止部品および脱落防止構造を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【０００８】
本開示の一態様において、脱落防止部品は、収容体に対して挿抜可能なモジュールに固定可能な、略長方形の板状の形状を持つ脱落防止部品であって、前記脱落防止部品の長手方向の一端の近傍に設けられ、前記モジュールの内側に固定されることが可能に形成された固定部と、前記固定部の逆側の一端の近傍に設けられ、前記モジュールの第一の開口部を介して、前記モジュールの外側に突出して前記収容体に掛止されることが可能に形成されたフック部と、前記固定部と前記フック部との間に設けられ、前記モジュールの第二の開口部を介して、前記モジュールの外側に突出して前記収容体の内面に接触することが可能に形成された突起部と、を備え、前記脱落防止部品は、弾性を有し、前記脱落防止部品の略長方形の板状の部分を含む平面である板平面からの前記フック部の最大高さは、前記板平面からの前記突起部の最大高さより低く、前記突起部のうち、前記収容体の内面に接触する部分は、滑らかな形状である。
【発明の効果】
【０００９】
本開示によれば、モジュールを挿抜可能な収容体からモジュールが取り外される際のモジュールの脱落を防止しつつ、収容体が削れることを防止することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【００１０】
収容体とモジュールの関係の例を示す図である。
モジュール４の一部が収容体から引き出された状態を示す図である。
本開示の収容体の構成例を示す図である。
本開示のモジュールの構成例を示す図である。
本開示の脱落防止部品の構成例を示す斜視図である。
本開示の脱落防止部品の構成例を示す平面図である。
本開示の脱落防止部品の構成例を示す矢視図である。
脱落防止部品がモジュールに固定された状態を示す図である。
脱落防止部品が収容体内にあるときの脱落防止部品の状態を示す図である。
本開示の収容体の構成例を示す図である。
モジュールが収容体に挿入される際の収容体およびモジュールの例を示す斜視図である。
モジュールが収容体に挿入される際の脱落防止部品の動作の例を示す図である。
モジュールが収容体に挿入される際の収容体およびモジュールの例を示す斜視図である。
モジュールが収容体に挿入される際の脱落防止部品の動作の例を示す図である。
モジュールが収容体に挿入される際の脱落防止部品の動作の例を示す図である。
モジュールが収容体に挿入される際の脱落防止部品の動作の例を示す図である。
モジュールが収容体から引き出される際の収容体およびモジュールの例を示す斜視図である。
モジュールが収容体から引き出される際の脱落防止部品の動作の例を示す図である。
モジュールが収容体から引き出される際の脱落防止部品の動作の例を示す図である。
モジュールが収容体から引き出される際の収容体およびモジュールの例を示す斜視図である。
モジュールが収容体から引き出される際の脱落防止部品の動作の例を示す図である。
収容体が削れてしまう脱落防止部品の構成例を示す図である。
収容体の構成例を示す図である。
モジュールの構成例を示す図である。
収容体にモジュールが収容されている状態を示す図である。
【発明を実施するための形態】
（【００１１】以降は省略されています）

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