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公開番号
2025091022
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-18
出願番号
2023205973
出願日
2023-12-06
発明の名称
燃焼炉システム、および、バイオマス燃料の燃焼方法
出願人
サントリーホールディングス株式会社
代理人
弁理士法人R&C
主分類
F26B
21/00 20060101AFI20250611BHJP(乾燥)
要約
【課題】燃焼に供されるバイオマス燃料が燃焼に適した状態であることを担保しやすい燃焼炉システムおよびバイオマス燃料の燃焼方法を実現する。
【解決手段】バイオマス燃料Tを燃料とする燃焼装置2と、バイオマス燃料Tを乾燥する乾燥部32と、燃焼装置2の排気、および、当該排気との熱交換によって加熱された気体、の少なくとも一つを含む熱媒ガスを乾燥部32に供給する供給装置7と、を備え、供給装置7が、バイオマス燃料Tの含水率に基づいて、乾燥部32に供給する熱媒ガスの流量および温度の少なくとも一つを制御する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
バイオマス燃料を燃料とする燃焼装置と、
前記バイオマス燃料を乾燥する乾燥部と、
前記燃焼装置の排気、および、当該排気との熱交換によって加熱された気体、の少なくとも一つを含む熱媒ガスを前記乾燥部に供給する供給装置と、を備え、
前記供給装置が、前記バイオマス燃料の含水率に基づいて、前記乾燥部に供給する前記熱媒ガスの流量および温度の少なくとも一つを制御する燃焼炉システム。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
バイオマス燃料を燃料とする燃焼装置と、
前記バイオマス燃料を貯蔵する貯蔵部と、
前記貯蔵部と前記燃焼装置との間において前記バイオマス燃料を乾燥する乾燥部と、
前記燃焼装置の排気、および、当該排気との熱交換によって加熱された気体、の少なくとも一つを含む熱媒ガスを前記乾燥部に供給する供給装置と、を備える燃焼炉システム。
【請求項3】
前記燃焼装置に供給される前記バイオマス燃料の含水率を測定する測定装置をさらに備え、
前記供給装置が、前記測定装置が測定した含水率に基づいて、前記乾燥部に供給する前記熱媒ガスの流量および温度の少なくとも一つを制御する請求項1に記載の燃焼炉システム。
【請求項4】
前記バイオマス燃料を貯蔵する貯蔵部をさらに備え、
前記乾燥部が、前記貯蔵部と前記燃焼装置との間に設けられている請求項1に記載の燃焼炉システム。
【請求項5】
前記乾燥部が、前記熱媒ガスが吹き出す吹出口を有する請求項1~4のいずれか一項に記載の燃焼炉システム。
【請求項6】
前記乾燥部が、前記吹出口を少なくとも床面に有する請求項5に記載の燃焼炉システム。
【請求項7】
前記貯蔵部および前記乾燥部を有する貯蔵装置を備える請求項2または4に記載の燃焼炉システム。
【請求項8】
バイオマス燃料を燃焼させる燃焼工程と、
前記燃焼工程において生じた排気、および、当該排気との熱交換によって加熱された気体、の少なくとも一つを含む熱媒ガスを用いて前記バイオマス燃料を乾燥させる乾燥工程と、を備え、
前記バイオマス燃料の含水率に基づいて、前記熱媒ガスの流量および温度の少なくとも一つを制御するバイオマス燃料の燃焼方法。
【請求項9】
バイオマス燃料を燃料とする燃焼装置と、前記バイオマス燃料を貯蔵する貯蔵部と、を備える燃焼炉システムを用いて前記バイオマス燃料を燃焼させるバイオマス燃料の燃焼方法であって、
前記貯蔵部と前記燃焼装置との間において、前記燃焼装置の排気、および、当該排気との熱交換によって加熱された気体、の少なくとも一つを含む熱媒ガスを用いて前記バイオマス燃料を乾燥させる乾燥工程を備えるバイオマス燃料の燃焼方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、燃焼炉システム、および、バイオマス燃料の燃焼方法、に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
化石燃料への依存度を下げ地球温暖化などの環境問題の進行を抑制する手段として、バイオマス燃料が注目されている。化石燃料に替えてバイオマス燃料を用いることで、化石燃料の消費を抑制できる。
【0003】
多くの場合、バイオマス燃料は水分を含んでいるため、燃料としての使用に先立って乾燥を行う必要がある。たとえば特開2011-112228号公報(特許文献1)には、バイオ燃料を燃料とする蒸気ボイラにおいて、蒸気ボイラの燃焼ガスを利用してバイオ燃料を乾燥する発明が開示されている。また、特開2013-47593号公報(特許文献2)には、ボイラ装置の廃熱を利用してバイオ燃料を乾燥するボイラシステムに係る発明が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2011-112228号公報
特開2013-47593号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1および特許文献2の各発明では、乾燥後のバイオマス燃料が貯留された後に蒸気ボイラ等の燃焼装置に供給される構成が採用されている。これらの構成では、貯留されているバイオマス燃料が再び水分を吸収し、燃焼に適さない状態になるおそれがあった。
【0006】
そこで、燃焼に供されるバイオマス燃料が燃焼に適した状態であることを担保しやすい燃焼炉システムおよびバイオマス燃料の燃焼方法の実現が望まれる。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係る第一の燃焼炉システムは、バイオマス燃料を燃料とする燃焼装置と、前記バイオマス燃料を乾燥する乾燥部と、前記燃焼装置の排気、および、当該排気との熱交換によって加熱された気体、の少なくとも一つを含む熱媒ガスを前記乾燥部に供給する供給装置と、を備え、前記供給装置が、前記バイオマス燃料の含水率に基づいて、前記乾燥部に供給する前記熱媒ガスの流量および温度の少なくとも一つを制御することを特徴とする。
【0008】
本発明に係る第一のバイオマス燃料の燃焼方法は、バイオマス燃料を燃焼させる燃焼工程と、前記燃焼工程において生じた排気、および、当該排気との熱交換によって加熱された気体、の少なくとも一つを含む熱媒ガスを用いて前記バイオマス燃料を乾燥させる乾燥工程と、を備え、前記バイオマス燃料の含水率に基づいて、前記熱媒ガスの流量および温度の少なくとも一つを制御することを特徴とする。
【0009】
これらの構成によれば、燃焼装置に供給されるバイオマス燃料の含水率に基づいて乾燥の度合いを調節するので、燃焼に供されるバイオマス燃料が燃焼に適した状態であることを担保しやすい。
【0010】
本発明に係る第二の燃焼炉システムは、バイオマス燃料を燃料とする燃焼装置と、前記バイオマス燃料を貯蔵する貯蔵部と、前記貯蔵部と前記燃焼装置との間において前記バイオマス燃料を乾燥する乾燥部と、前記燃焼装置の排気、および、当該排気との熱交換によって加熱された気体、の少なくとも一つを含む熱媒ガスを前記乾燥部に供給する供給装置と、を備えることを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)
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