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公開番号
2025089877
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-16
出願番号
2023204819
出願日
2023-12-04
発明の名称
フロントフード用ラッチ装置
出願人
三井金属アクト株式会社
代理人
弁理士法人航栄事務所
主分類
E05B
81/14 20140101AFI20250609BHJP(錠;鍵;窓または戸の付属品;金庫)
要約
【課題】パワーリリース仕様とクローザー/パワーリリース仕様との間の仕様変更を低コストで対応可能なフロントフード用ラッチ装置を提供する。
【解決手段】ラッチ装置1は、車両のフロントフードFPに設けられたストライカSに噛み合い可能に設けられ、フロントフードFPの開閉制御を行う。ラッチ装置1は、ストライカSに噛み合うラッチ21と、プライマリポール22と、セカンダリポール23と、電動モータ41と、オープンレバー35と、を備える。ラッチ装置1は、電動モータ41の駆動により、フロントフードFPを全閉位置から全開位置にするパワーリリース機能を有し、オープンレバー35とラッチ21との間には、電動モータ41の駆動により、フロントフードFPを半掛かり位置から全閉位置にするクローザー機能を実現するクローザー部品が装着可能なクローザー部品装着部が設けられている。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
車両のフロントフードに設けられたストライカに噛み合い可能に設けられ、前記フロントフードの開閉制御を行うフロントフード用ラッチ装置であって、
前記フロントフードが閉じた状態で前記ストライカに噛み合い、且つ、付勢部材により前記ストライカとの噛み合いを解除する方向に付勢されたラッチと、
前記ストライカに噛み合った前記ラッチが所定のプライマリラッチ位置に配置された場合に前記ラッチに係合することにより前記フロントフードを全閉位置に維持するプライマリポールと、
前記プライマリポールとの係合状態が解除された前記ラッチが所定のセカンダリラッチ位置に配置された場合に前記ラッチに係合することにより前記フロントフードを半掛かり位置に維持するセカンダリポールと、
モータと、
前記モータの駆動により動作し、前記ラッチと前記プライマリポールとの係合状態及び前記ラッチと前記セカンダリポールとの係合状態を解除可能な駆動力伝達部材と、
を備え、
前記ラッチ装置は、前記モータの駆動により、前記駆動力伝達部材を介して前記ラッチと前記プライマリポールとの係合状態及び前記ラッチと前記セカンダリポールとの係合状態を解除して前記フロントフードを前記全閉位置から全開位置にするパワーリリース機能を有し、
前記駆動力伝達部材と前記ラッチとの間には、前記モータの駆動により、前記フロントフードを前記半掛かり位置から前記全閉位置にするクローザー機能を実現するクローザー部品が装着可能なクローザー部品装着部が設けられている、
フロントフード用ラッチ装置。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
請求項1に記載のフロントフード用ラッチ装置であって、
前記クローザー部品装着部に取り外し可能に装着された前記クローザー部品をさらに備え、
前記ラッチ装置は、前記パワーリリース機能及び前記クローザー機能を有する、
フロントフード用ラッチ装置。
【請求項3】
請求項1に記載のフロントフード用ラッチ装置であって、
前記クローザー機能は、前記プライマリポールの位置状態を検出する第1センサの検出結果と前記セカンダリポールの位置状態を検出する第2センサの検出結果とに基づいて前記モータを駆動させることにより、前記フロントフードを前記半掛かり位置から前記全閉位置にする機能であり、
前記ラッチ装置には、前記第1センサ及び前記第2センサが装着可能なセンサ装着部が設けられている、
フロントフード用ラッチ装置。
【請求項4】
請求項1に記載のフロントフード用ラッチ装置であって、
前記モータを収容するハウジングをさらに備え、
前記クローザー部品装着部は、前記ハウジングの面のうち投影面積が最大の面に重なるように設けられている、
フロントフード用ラッチ装置。
【請求項5】
請求項4に記載のフロントフード用ラッチ装置であって、
前記クローザー部品が前記クローザー部品装着部に装着される場合、前記クローザー部品の全体は前記ハウジングの面のうち投影面積が最大の面に重なるように配置される、
フロントフード用ラッチ装置。
【請求項6】
請求項2に記載のフロントフード用ラッチ装置であって、
前記クローザー部品は、前記駆動力伝達部材に設けられ、前記モータの駆動により、前記ラッチを前記セカンダリラッチ位置から前記プライマリラッチ位置に向けて押動作するリンク部材を含む、
フロントフード用ラッチ装置。
【請求項7】
請求項6に記載のフロントフード用ラッチ装置であって、
エマージェンシ用の操作力が入力された場合に前記リンク部材と前記ラッチとの係合状態を解除するエマージェンシレバーをさらに備える、
フロントフード用ラッチ装置。
【請求項8】
請求項1から7のいずれか1項に記載のフロントフード用ラッチ装置であって、
前記ラッチ装置は、前記パワーリリース機能のみを有するパワーリリース仕様と、前記パワーリリース機能及び前記クローザー機能を有するクローザー/パワーリリース仕様と、を変更可能に構成される、
フロントフード用ラッチ装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、フロントフード用ラッチ装置に関する。
続きを表示(約 2,700 文字)
【背景技術】
【0002】
電気自動車や車体の後方にエンジンを搭載したリヤエンジン自動車等の車両では、車体の前方をフロントトランク(フランクとも称される)として利用するものがある。フランクを開閉するフロントフードは、ラッチ装置により適切にロックされる(例えば、特許文献1、2)。
【0003】
特許文献1には、フロントフードに設けられたストライカと噛み合うラチェットと、ラチェットに係合可能なプライマリポール及びセカンダリポールとを備えるラッチ装置が開示されている。特許文献1のラッチ装置は、アクチュエータの駆動によりラチェットとポールとの係合を解除し、フードのロックを解除することが開示されている。
【0004】
また、特許文献2には、ストライカと篏合するディスクユニットと、ディスクユニットに係合可能なポールとを備えるラッチ装置が開示されている。特許文献2のラッチ装置は、モータ駆動ユニットの駆動によりディスクユニットとポールとを係合させたり係合を解除したりして、フードのロック及びロック解除を行うことができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
米国特許第11414904号明細書
韓国登録特許第10-2167840号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、フロントフードに適用されるラッチ装置では、モータの駆動によりラッチをロック状態から非ロック状態へフロントフードの開方向に動作させるパワーリリース機能、及びモータの駆動によりラッチを半掛かり状態からロック状態へフロントフードの閉方向に動作させるクローザー機能の2つの機能を有するクローザー/パワーリリース仕様と、パワーリリース機能のみを有するパワーリリース仕様とのいずれの仕様も需要がある。これらの仕様を同一筐体で実現できれば仕様の異なるラッチ装置を低コストで作り分けることが期待されるが、特許文献1、2には仕様の変更について開示はなく、検討の余地があった。
【0007】
本発明は、パワーリリース仕様とクローザー/パワーリリース仕様との間の仕様変更を低コストで対応可能なフロントフード用ラッチ装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、
車両のフロントフードに設けられたストライカに噛み合い可能に設けられ、前記フロントフードの開閉制御を行うフロントフード用ラッチ装置であって、
前記フロントフードが閉じた状態で前記ストライカに噛み合い、且つ、付勢部材により前記ストライカとの噛み合いを解除する方向に付勢されたラッチと、
前記ストライカに噛み合った前記ラッチが所定のプライマリラッチ位置に配置された場合に前記ラッチに係合することにより前記フロントフードを全閉位置に維持するプライマリポールと、
前記プライマリポールとの係合状態が解除された前記ラッチが所定のセカンダリラッチ位置に配置された場合に前記ラッチに係合することにより前記フロントフードを半掛かり位置に維持するセカンダリポールと、
モータと、
前記モータの駆動により動作し、前記ラッチと前記プライマリポールとの係合状態及び前記ラッチと前記セカンダリポールとの係合状態を解除可能な駆動力伝達部材と、
を備え、
前記ラッチ装置は、前記モータの駆動により、前記駆動力伝達部材を介して前記ラッチと前記プライマリポールとの係合状態及び前記ラッチと前記セカンダリポールとの係合状態を解除して前記フロントフードを前記全閉位置から全開位置にするパワーリリース機能を有し、
前記駆動力伝達部材と前記ラッチとの間には、前記モータの駆動により、前記フロントフードを前記半掛かり位置から前記全閉位置にするクローザー機能を実現するクローザー部品が装着可能なクローザー部品装着部が設けられている。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、パワーリリース仕様とクローザー/パワーリリース仕様との間の仕様変更を低コストで対応可能である。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の一実施形態であるフロントフード用ラッチ装置を適用する車両を側面から見た側面図である。
ラッチ装置をベースプレート側から見た斜視図である。
ラッチ装置をケース側から見た斜視図である。
ハウジング部材の分解斜視図である。
ラッチ装置(クローザー/パワーリリース仕様)の内部構成を示す図である。
アクチュエータハウジングに収容されたアクチュエータユニットを示す図である。
ラッチ、プライマリポール、セカンダリポール、及びオープンレバーと、回路基板との配置関係を示す図である。
ラッチ装置の制御系を示すブロック図である。
フロントフードのクローズ操作を手動で行ったときのラッチ装置の動作を順に示した図である。
クローザー機能を実行したときのラッチ装置の動作を順に示した図である。
図10に示したクローザー機能の実行時におけるラッチセンサ、プライマリポールセンサ、セカンダリポールセンサ、モータ中立センサ、モータ回転方向の動作タイミングを示すタイミングチャートである。
フロントフードが全閉位置にある状態からパワーリリース機能を実行したときのラッチ装置の動作を順に示した図である。
フロントフードが半掛かり位置にある状態からパワーリリース機能を実行したときのラッチ装置の動作を順に示した図である。
図12に示したパワーリリース機能の実行時におけるラッチセンサ、プライマリポールセンサ、セカンダリポールセンサ、モータ中立センサ、モータ回転方向、及び指令送出部の動作タイミングを示すタイミングチャートである。
クローザー部品を取り外した状態のラッチ装置(パワーリリース仕様)の内部構成を示す図である。
クローザー部品が装着した状態のラッチ装置をベースプレート側から見た図である。
シンチングレバーのスタック状態を解除するときのラッチ装置の動作を順に示した図である。
エマージェンシレバー及びシンチングレバーの斜視図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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