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公開番号
2025089764
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-16
出願番号
2023204605
出願日
2023-12-04
発明の名称
包装用箱および包装用箱の形成方法
出願人
朝日印刷株式会社
代理人
個人
主分類
B65D
5/44 20060101AFI20250609BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約
【課題】高い接着強度を有する包装用箱および生産コストの削減を図ることのできる包装用箱の形成方法を提供する。
【解決手段】包装用箱1は、ベース紙の表面に金属層または樹脂層が形成された素材からなり、対向配置された前面板21および背面板23を備える筒体11と、背面板23の一端部に延設された内蓋板43Bと、前面板21の一端部に延設され内蓋板43Bの表面側に重なり合う外蓋板41Bと、を有する箱体形成片10と、内蓋板43Bの表面の一部に接着され、周囲から内蓋板43Bが露出する紙材81と、紙材81の表面および内蓋板43Bの表面のそれぞれに塗布され、内蓋板43Bと外蓋板41Bを接着する接着剤9と、を有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
ベース紙の表面に金属層または樹脂層が形成された素材からなり、対向配置された第1主面板および第2主面板を備える筒体と、前記第2主面板の一端部に延設された内蓋板と、前記第1主面板の一端部に延設され前記内蓋板の表面側に重なり合う外蓋板と、を有する箱体形成片と、
前記内蓋板の表面の一部に接着され、周囲から前記内蓋板が露出する紙材と、
前記紙材の表面および前記内蓋板の表面のそれぞれに塗布され、前記内蓋板と前記外蓋板を接着する接着剤と、を有することを特徴とする包装用箱。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記紙材は、粘着剤を介して前記内蓋板に接着されている請求項1に記載の包装用箱。
【請求項3】
前記接着剤は、前記紙材と前記内蓋板を跨ぐようにライン状に塗布されている請求項1に記載の包装用箱。
【請求項4】
ベース紙の表面に金属層または樹脂層が形成された素材からなり、対向配置された第1主面板および第2主面板を備える筒体と、前記第2主面板の一端部に延設された蓋板と、前記蓋板の一端部に延設され前記第1主面板の裏面側に差し込まれる差込片と、を有する箱体形成片と、
前記差込片の表面の一部に接着され、周囲から前記差込片が露出する紙材と、
前記紙材の表面および前記差込片の表面のそれぞれに塗布され、前記差込片と前記第1主面板を接着する接着剤と、を有することを特徴とする包装用箱。
【請求項5】
前記紙材は、粘着剤を介して前記差込片に接着されている請求項4に記載の包装用箱。
【請求項6】
前記接着剤は、前記紙材と前記差込片を跨ぐようにライン状に塗布されている請求項4に記載の包装用箱。
【請求項7】
前記粘着剤は、アクリル系粘着剤またはゴム系粘着剤で構成され、
前記接着剤は、ポリオレフィン系またはEVA系のホットメルトで構成されている請求項2または5に記載の包装用箱。
【請求項8】
ベース紙の表面に金属層または樹脂層が形成された素材からなるブランクシートを打ち抜き、対向配置される第1主面板および第2主面板を備える筒体と、前記第2主面板の一端部に延設された内蓋板と、前記第1主面板の一端部に延設された外蓋板と、を有する箱体形成片を得るステップと、
前記内蓋板の表面に粘着剤を介して紙材を接着するステップと、
前記紙材の表面に接着剤を塗布するステップと、
前記外蓋板を前記内蓋板の表面側に重ね合わせ、前記接着剤で前記内蓋板と前記外蓋板を接着するステップと、を有すること特徴とする包装用箱の形成方法。
【請求項9】
ベース紙の表面に金属層または樹脂層が形成された素材からなるブランクシートを打ち抜き、対向配置される第1主面板および第2主面板を備える筒体と、前記第2主面板の一端部に延設された蓋板と、前記蓋板の一端部に延設された差込片と、を有する箱体形成片を得るステップと、
前記差込片の表面に粘着剤を介して紙材を接着するステップと、
前記紙材の表面に接着剤を塗布するステップと、
前記差込片を前記第1主面板の裏面側に差し込み、前記接着剤で前記差込片と前記第1主面板を接着するステップと、を有すること特徴とする包装用箱の形成方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、包装用箱および包装用箱の形成方法に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
蒸着紙は、金属光沢の平滑な表面を有して美観性に優れるため、例えば、内容物の質感や高級感を高めることを目的として、化粧品、医薬品、食品、嗜好品等の包装用箱の素材として広く用いられる。しかしながら、蒸着紙は、上述の通り、その表面が平滑な金属質であるため接着剤の含浸性に乏しい。特に、自動包装ラインでの包装用箱の封緘において一般的に用いられるタイプの接着剤(ホットメルト等)では、条件によっては十分な接着強度を得ることができず、意図しない事前開封が生じる可能性がある。
【0003】
そこで、蒸着紙を用いた包装用箱の接着強度を高めるための構成として、特許文献1が知られている。特許文献1に記載された包装用箱は、横方向に連接された第1側面板、背面板、第2側面板、正面板および接続片と、背面板の上端に延設された第1端面板および差込片と、背面板の下端に延設された第2端面板および差込片と、第1、第2側面板の上下端に延設された4枚のフラップと、が形成されたブランク(箱体形成片)を有する。ブランクは、所謂「蒸着紙」であり、表面側にのみ蒸着フィルムが貼り合わされ、裏面側においては全面にわたってベース紙の裏面が露出している。さらに、各差込片の表面側つまり蒸着フィルム上には溶着紙が溶着されている。
【0004】
このような構成の包装用箱は、次のようにして組み立てられる。まず、ブランクシートに溶着紙を溶着する。次に、ブランクシートを打ち抜いてブランクを得る。そして、第1側面板、背面板、第2側面板、正面板および接続片をそれぞれ90度に折り曲げて接続片と第1側面板とを接着し、角筒状の筒体を形成する。次に、下端側にある2枚のフラップ、第2端面板および差込部をそれぞれ折り曲げる。次に、差込部に熱溶着された溶着紙の表面にホットメルト(接着剤)を塗布し、差込部を筒体内に差し込み、差込部の表面を正面板の裏面に接着して筒体の下端を封止する。
【0005】
次に、筒体に内容物を充填した後、上端側にある2枚のフラップ、第1端面板および差込部をそれぞれ折り曲げる。次に、差込部に熱溶着された溶着紙の表面にホットメルト(接着剤)を塗布し、差込部を筒体内に差し込み、差込部の表面を正面板の裏面に接着して筒体の上端を封止する。
【0006】
このように、特許文献1に記載された包装用箱では、差込片に溶着された溶着紙に接着剤を塗布することにより、ホットメルト(接着剤)の含浸性を高め、包装用箱の接着強度の向上を図っている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2021―075330号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかしながら、特許文献1の包装用箱では、溶着紙と正面板の接着強度を高めることができたとしても、熱溶着の強度によっては、溶着紙が差込部から剥がれてしまうおそれがある。そのため、接着強度を高めるための構成として不十分である。また、特許文献1の包装用箱では、ブランクシートからブランクを打ち抜く前に、ブランクシートに溶着紙を溶着しているため、包装用箱の形成において不利な点が多く、特に生産コストが高くなり易い。
【0009】
本発明は、上述の問題点に鑑みてなされたものであり、高い接着強度を有する包装用箱および生産コストの削減を図ることのできる包装用箱の形成方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
このような目的は、以下(1)~(9)の本発明により達成される。
(【0011】以降は省略されています)
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