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公開番号2025089692
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-16
出願番号2023204469
出願日2023-12-04
発明の名称情報処理システム、情報処理方法及びプログラム
出願人株式会社Polyuse
代理人弁理士法人IPX
主分類B28B 1/30 20060101AFI20250609BHJP(セメント,粘土,または石材の加工)
要約【課題】3D印刷による造形物の製造する際の条件を自動で取得できる情報処理装置等を提供する。
【解決手段】本発明の一態様によれば、情報処理システムが提供される。この情報処理システムは、少なくとも1つのプロセッサを備える。プロセッサは、次の各ステップを実行するように構成される。受付ステップでは、造形材料の3D印刷による造形物の製造に関する設計情報を受け付ける。造形材料は、水和反応、重合反応又は焼成を経由して鉱物化する、粉体又はペースト材料である。出力ステップでは、設計情報と、参照情報とに基づき、造形物を製造する際の条件を出力する。参照情報は、設計情報と条件との対応関係が記述された情報である。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
情報処理システムであって、
少なくとも１つのプロセッサを備え、
前記プロセッサは、次の各ステップを実行するように構成され、
受付ステップでは、造形材料の３Ｄ印刷による造形物の製造に関する設計情報を受け付け、ここで、前記造形材料は、水和反応、重合反応又は焼成を経由して鉱物化する、粉体又はペースト材料であり、
出力ステップでは、前記設計情報と、参照情報とに基づき、前記造形物を製造する際の条件を出力し、ここで、前記参照情報は、前記設計情報と前記条件との対応関係が記述された情報である、情報処理システム。
続きを表示（約 1,200 文字）【請求項２】
請求項１に記載の情報処理システムにおいて、
前記参照情報は、過去に前記造形材料の３Ｄ印刷によって製造された参照造形物の形状と当該参照造形物の製造データとの関係に基づいて前記設計情報を演算処理することで、前記条件を得る演算器である、情報処理システム。
【請求項３】
請求項２に記載の情報処理システムにおいて、
前記製造データは、前記参照造形物の造形期間、前記参照造形物の造形時における前記造形材料の印刷条件、前記参照造形物の造形後の成分分布、及び前記参照造形物の輸送機器における荷積み手順の少なくとも１つを含む、情報処理システム。
【請求項４】
請求項１に記載の情報処理システムにおいて、
前記条件は、３Ｄ印刷を行う際の造形条件に関する情報を含む、情報処理システム。
【請求項５】
請求項１に記載の情報処理システムにおいて、
前記条件は、３Ｄ印刷を行う際の工期又は費用に関する情報を含む、情報処理システム。
【請求項６】
請求項１に記載の情報処理システムにおいて、
前記出力ステップでは、前記造形物と共に形成される打設部材の打設に関する条件をさらに出力する、情報処理システム。
【請求項７】
請求項１に記載の情報処理システムにおいて、
前記設計情報は、前記造形物が少なくとも一部を構成する構造物に関する情報を含み、
前記出力ステップでは、前記構造物を、前記造形物で構成されるパーツと、前記造形物以外の部材で構成されるパーツとに区分した情報を前記条件として出力する、情報処理システム。
【請求項８】
請求項１に記載の情報処理システムにおいて、
前記設計情報は、前記造形物の形状、前記造形物の重量、前記造形物の搬送手段、及び前記造形物の設置場所の少なくとも１つに関する情報を含み、
前記出力ステップでは、前記造形物の荷積み手順、前記造形物の移動経路、前記造形物の移動コスト、及び前記造形物の移動日程の少なくとも１つに関する情報を前記条件として出力する、情報処理システム。
【請求項９】
請求項１に記載の情報処理システムにおいて、
前記設計情報は、前記造形物の形状、及び前記造形物の材質の少なくとも１つに関する情報を含み、
前記出力ステップでは、前記造形物の造形における施工日程に関する情報を前記条件として出力する、情報処理システム。
【請求項１０】
請求項１に記載の情報処理システムにおいて、
前記設計情報は、前記造形物の形状、及び前記造形物の材質の少なくとも１つに関する情報を含み、
前記出力ステップでは、前記造形物の造形における施工費用に関する情報を前記条件として出力する、情報処理システム。
（【請求項１１】以降は省略されています）
発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、情報処理システム、情報処理方法及びプログラムに関する。
続きを表示（約 1,400 文字）【背景技術】
【０００２】
特許文献１に開示されるように、造形材料を吐出及び積層することで造形物を形成する３Ｄプリンタが周知である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０２１－０４５９０６号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
３Ｄプリンタによる造形物の製造においては、３Ｄプリンタへ入力するデータ、他の施工物との組合せ方、造形物の設置場所への搬送手順、品質管理、日程管理、費用管理等、検討すべき情報が多岐にわたる。そのため、これらの情報の管理が容易となる技術が望まれている。
【０００５】
本発明では上記事情を鑑み、３Ｄ印刷による造形物の製造する際の条件を自動で取得できる情報処理装置等を提供することとした。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
本発明の一態様によれば、情報処理システムが提供される。この情報処理システムは、少なくとも１つのプロセッサを備える。プロセッサは、次の各ステップを実行するように構成される。受付ステップでは、造形材料の３Ｄ印刷による造形物の製造に関する設計情報を受け付ける。造形材料は、水和反応、重合反応又は焼成を経由して鉱物化する、粉体又はペースト材料である。出力ステップでは、設計情報と、参照情報とに基づき、造形物を製造する際の条件を出力する。参照情報は、設計情報と条件との対応関係が記述された情報である。
【０００７】
このような態様によれば、設計情報に応じて、３Ｄ印刷による造形物の製造する際の条件を自動で取得することができる。また、３Ｄ印刷による造形物を組み込んだ施工において、打設の型枠形状、施工者の技術等によらない自由な形状の造形物の製造条件を、任意のタイミングで、かつ瞬発的に得ることができる。そのため、造形物を組み込んだ構造物の施工を促進させることができる。
【図面の簡単な説明】
【０００８】
情報処理システム１を表す構成図である。
サーバ装置１０のハードウェア構成を示すブロック図である。
ユーザ端末２０のハードウェア構成を示すブロック図である。
サーバ装置１０（制御部１１）、及びユーザ端末２０（制御部２１）によって実現される機能を示すブロック図である。
情報処理システム１によって実行される情報処理（製造条件の出力処理）の流れを示すアクティビティ図である。
【発明を実施するための形態】
【０００９】
以下、図面を用いて本発明の実施形態について説明する。以下に示す実施形態中で示した各種特徴事項は、互いに組み合わせ可能である。
【００１０】
ところで、本実施形態に登場するソフトウェアを実現するためのプログラムは、コンピュータが読み取り可能な非一時的な記録媒体（Ｎｏｎ－ＴｒａｎｓｉｔｏｒｙＣｏｍｐｕｔｅｒ－ＲｅａｄａｂｌｅＭｅｄｉｕｍ）として提供されてもよいし、外部のサーバからダウンロード可能に提供されてもよいし、外部のコンピュータで当該プログラムを起動させてクライアント端末でその機能を実現（いわゆるクラウドコンピューティング）するように提供されてもよい。
（【００１１】以降は省略されています）

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