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公開番号
2025098953
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-02
出願番号
2024208764
出願日
2024-11-29
発明の名称
コンクリートミキサ及びコンクリート製造方法
出願人
株式会社桂機械製作所
代理人
個人
,
個人
主分類
B28C
7/00 20060101AFI20250625BHJP(セメント,粘土,または石材の加工)
要約
【課題】 安全且つ作業効率に優れるコンクリートミキサ及びコンクリート製造方法を提供する。
【解決手段】 本発明のコンクリートミキサは液体を高圧水として噴射する噴射機を備え、噴射機は液体流路と高圧噴射ノズルを備え、前バッチ分のコンクリートの混練り工程が完了すると、高圧噴射ノズルから少なくとも撹拌機にかかるように高圧水が噴射され、高圧水によって撹拌機から剥離された材料が残存する生成タンク内に次バッチ分の計量済みの材料が投入され、剥離に用いられた高圧水、高圧水で剥離された材料及び投入された次バッチ分の計量済みの材料が撹拌機で混練りされることによって、次バッチ分のコンクリートが製造されるものである。本発明のコンクリート製造方法は、次バッチ分のコンクリートの製造に、高圧水と高圧水で剥離された材料を利用する方法である。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
材料が投入される生成タンクと、当該生成タンク内の材料を撹拌する撹拌機を備えたコンクリートミキサにおいて、
液体を高圧水として噴射する噴射機を備え、
前記噴射機は、液体流路と当該液体流路を通過した液体を噴射する高圧噴射ノズルを備え、
前バッチ分のコンクリートの混練り工程が完了すると、前記高圧噴射ノズルから少なくとも前記撹拌機にかかるように高圧水が噴射され、
前記高圧水によって前記撹拌機から剥離された材料が残存する生成タンク内に次バッチ分の計量済みの材料が投入され、
前記剥離に用いられた高圧水、当該高圧水で剥離された材料及び投入された次バッチ分の計量済みの材料が、前記撹拌機で混練りされることによって、前記次バッチ分のコンクリートが製造される、
ことを特徴とするコンクリートミキサ。
続きを表示(約 280 文字)
【請求項2】
請求項1記載のコンクリートミキサを用いたコンクリートの製造方法において、
前バッチ分のコンクリートの混練り工程完了後に、高圧噴射ノズルから少なくとも撹拌機にかかるように高圧水を噴射し、
前記高圧水によって前記撹拌機から剥離された材料が残存する生成タンク内に次バッチ分の計量済みの材料を投入し、
前記剥離に用いられた高圧水、当該高圧水で剥離された材料及び投入された次バッチ分計量済みの材料を前記撹拌機で混練りすることによって、前記次バッチ分のコンクリートを製造する、
ことを特徴とするコンクリート製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、コンクリートミキサ及びコンクリート製造方法に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)
【背景技術】
【0002】
コンクリート業界においては、即時脱型分野の代表格である空洞ブロック、敷材ブロックは、近年、構造材から景観材に大きくシフトしている。これら景観材はそのデザイン、肌合い、色調が商品価値を大きく左右する要素となっており、その多くは多品種少量生産が主流である。
【0003】
このような背景の中、如何に効率よく生産できるかがメーカーの喫緊の課題であり、機械の掃除、とりわけ、コンクリートミキサの内部清掃のように、生産に直接寄与しない「ムダ時間」の解消が求められている。
【0004】
従来、コンクリートの製造には、コンクリートミキサが使用されている。コンクリートミキサは、生成タンクと、生成タンク内の材料を混錬(撹拌)する撹拌機を備え、生成タンク内の材料を撹拌機で混錬することによって製造される。
【0005】
製造されたコンクリートは、生成タンクに設けられた排出口から生成タンク外に排出されるが、生成タンクの内面や攪拌機等にコンクリートの材料が付着して残存するため、一バッチ終了後のタイミングや型替えのタイミング等にこれを除去する必要がある。
【0006】
除去の方法としては、1)ケレン棒やジェットタガネ、エアーノズル等を用いて人手で行う方法、2)ミキサーを止めて外から高圧水にて人手で行う方法、3)容器内に固定された複数の固定高圧噴射ノズルにて内部を全体的に洗浄する方法、4)材料として使用される骨材の一部を翼車から投射して付着塊を粉砕除去する方法(特許文献1)等がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特公平06-000331号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
前記1)2)のように人手で直接洗浄を行うのは、作業環境も悪く危険を伴う。のみならず、人手での作業には限界があり、洗浄装置を用いる方法に比べて効率は悪い。
【0009】
前記3)のように高圧噴射ノズルの位置が固定されている場合、噴射範囲が限られるため、洗浄水が撹拌アームや撹拌ブレードに命中する確率が一回転に一回程度の割合と低く、洗浄効率が非常に悪い。
【0010】
これらの方法では、洗浄効率が悪いため洗浄時間を長くする必要がある。ところが、洗浄時間を長くすると、使用する洗浄水量が増え、その洗浄排水量も大幅に増えることになる。また、強アルカリ性を中和するための処理装置も必要になり、経済的に大きな負担となる。
(【0011】以降は省略されています)
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