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公開番号2025087450
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-10
出願番号2023202111
出願日2023-11-29
発明の名称情報処理装置、情報処理方法、及びコンピュータプログラム
出願人第一三共ヘルスケア株式会社
代理人個人,個人
主分類G16H 20/00 20180101AFI20250603BHJP(特定の用途分野に特に適合した情報通信技術)
要約【課題】ユーザが睡眠改善のための行動を継続するためのモチベーションを維持する。
【解決手段】管理サーバ1のCPU11では、取得部51が、端末からユーザの睡眠に関する睡眠情報を取得し、生成部53が、睡眠情報に基づいて、ユーザの睡眠の質の評価に関する評価情報を生成する。そして、決定部55が、評価情報に応じてユーザに付与するインセンティブを決定する決定し、報知制御部56が、端末に対してインセンティブの内容を報知する。
【選択図】図4

特許請求の範囲【請求項１】
端末からユーザの睡眠に関する睡眠情報を取得する取得手段と、
前記睡眠情報に基づいて、前記ユーザの睡眠の質の評価に関する評価情報を生成する生成手段と、
前記評価情報に応じてユーザに付与するインセンティブを決定する決定手段と、
前記インセンティブの内容を、前記端末に対して報知する報知手段と、
を有する情報処理装置。
続きを表示（約 1,400 文字）【請求項２】
前記端末は、ユーザの近傍に配置された第１端末と、前記ユーザに装着された第２端末との少なくとも一方を含む、
請求項１に記載の情報処理装置。
【請求項３】
前記取得手段は、前記端末から、前記ユーザによって入力された睡眠に関するフィードバック情報を取得し、
前記生成手段は、前記睡眠情報および前記フィードバック情報に基づいて、前記評価情報を生成する、
請求項１に記載の情報処理装置。
【請求項４】
前記生成手段は、継続的に生成した前記ユーザの前記評価情報に基づいて、前記ユーザの睡眠の傾向に関する傾向情報を生成し、
前記決定手段は、前記傾向情報に基づいて、前記インセンティブの付与率を変化させる、
請求項１に記載の情報処理装置。
【請求項５】
前記生成手段は、前記傾向情報と、予め取得された前記ユーザの属性に関する属性情報とに基づいて、前記ユーザの睡眠を改善させるための改善情報を生成する、
請求項４に記載の情報処理装置。
【請求項６】
前記生成手段は、前記ユーザの睡眠が不足している場合には、前記ユーザの平均的な起床時刻に基づいて、前記ユーザが十分な睡眠を確保できる推奨入眠時刻を含む前記改善情報を生成し、
前記決定手段は、前記推奨入眠時刻よりも早く前記ユーザが入眠した場合に、前記インセンティブの付与率を高くし、
前記報知手段は、前記ユーザの入眠時間が、算出された入眠時間に近くなった場合に、前記インセンティブの付与率が変更されたことを報知する、
請求項５に記載の情報処理装置。
【請求項７】
前記評価情報に基づいて、前記ユーザの睡眠の質が改善されたか否かを判断する判断手段をさらに有し、
前記決定手段は、前記判断手段によって、前記睡眠の質が改善されていないと判断された場合に、睡眠に関わる商品に利用可能なインセンティブをユーザに付与するインセンティブとして決定するし、前記睡眠の質が改善されたと判断された場合に、睡眠に関わらない商品にも利用可能なインセンティブをユーザに付与するインセンティブとして決定する、
請求項１に記載の情報処理装置。
【請求項８】
前記生成手段は、睡眠に関わる商品を利用した場合の評価情報に基づいて、評価情報の予測値を算出する、
請求項１に記載の情報処理装置。
【請求項９】
前記睡眠情報には、睡眠中の前記ユーザの身体的な動きに関する動作情報と、睡眠中の前記ユーザが発する音声に関する音声情報と、前記ユーザの睡眠または覚醒の状況を示す情報とのうち少なくとも１つ以上が含まれる、
請求項１に記載の情報処理装置。
【請求項１０】
端末からユーザの睡眠に関する睡眠情報を取得する取得ステップと、
前記睡眠情報に基づいて、前記ユーザの睡眠の質の評価に関する評価情報を生成する生成ステップと、
前記評価情報に応じてユーザに付与するインセンティブを決定する決定ステップと、
前記インセンティブの内容を、前記端末に対して報知する報知ステップと、
を有する情報処理方法。
（【請求項１１】以降は省略されています）
発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、情報処理装置、情報処理方法、及びコンピュータプログラムに関する。
続きを表示（約 2,000 文字）【背景技術】
【０００２】
睡眠改善に関する技術として、例えば、食事、睡眠時間、起床時刻、仕事時間、年齢、性別、身長、体重等の質問に対する回答をユーザが入力すると、コンサルタント端末を通じて専門職員が診断を行い、ユーザに対して適切とされる化粧品、サプリメント、健康食品などの商品を選択して提示する技術が知られている（例えば、特許文献１）。
また、寝具、サプリメント、栄養ドリンクなどの商品を使用していない状態のユーザの睡眠中の生体データを取得し、睡眠時間、睡眠深度、中途覚醒の回数などを算出し、ユーザの属性に合わせた睡眠改善のための商品を選定する技術や、ユーザの属性に関わる情報を商品の改良、開発、マーケティングなどに利用する技術が知られている（例えば、特許文献２）。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２００８－１７６３８２号公報
特開２０２０－１９７８２３号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
しかしながら、ユーザが睡眠改善のために自身の睡眠状況を把握し、睡眠改善のための行動（例えば、生活改善、サプリメントの利用など）を継続するためのモチベーションを維持することは課題であった。特に、短期的に睡眠改善の効果が見られない場合には、睡眠改善のための行動を継続できずにやめてしまうことがある。
【０００５】
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、ユーザが睡眠改善のための行動を継続するためのモチベーションを維持することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
上記目的を達成するため、本発明の一態様は、
端末からユーザの睡眠に関する睡眠情報を取得する取得手段と、
前記睡眠情報に基づいて、前記ユーザの睡眠の質の評価に関する評価情報を生成する生成手段と、
前記評価情報に応じてユーザに付与するインセンティブを決定する決定手段と、
前記インセンティブの内容を、前記端末に対して報知する報知手段と、
を有する情報処理装置である。
【０００７】
本発明の一態様の上記の情報処理装置に対応する情報処理方法及びコンピュータプログラムも、本発明の一態様の情報処理装置に対応する情報処理方法及びコンピュータプログラムとして提供される。
【発明の効果】
【０００８】
本発明によれば、ユーザが睡眠改善のための行動を継続するためのモチベーションを維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【０００９】
本実施形態に係る情報処理装置の一態様である管理サーバを含む情報処理システムの全体構成の一例を示す図である。
管理サーバのハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
ユーザ端末のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
管理サーバ、ユーザ端末、及びウェアラブル端末の機能構成の一例を示す機能ブロック図である。
管理サーバの処理のうち、ユーザの評価情報に応じてインセンティブの内容が報知されるまでの処理の流れの一例を示すフローチャートである。
管理サーバの処理のうち、ユーザの改善情報に対する取り組みの度合に応じたインセンティブが決定されるまでの処理の流れの一例を示すフローチャートである。
ユーザ端末に表示される画面の具体例を示す図である。
ユーザ端末に表示される画面の具体例を示す図である。
ユーザ端末に表示される画面の具体例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【００１０】
以下、本実施形態について、図面を用いて説明する。
＜システム構成＞
図１は、本実施形態に係る情報処理装置の一態様である管理サーバ１を含む情報処理システムＳの全体構成の一例を示す図である。
情報処理システムＳは、管理サーバ１と、ユーザ端末２－１乃至２－ｎ（ｎは１以上の整数値）と、ウェアラブル端末３－１乃至３－ｍ（ｍは１以上の整数値）とがネットワークＮを介して接続されることで構成される。ネットワークＮは、例えば、インターネット、ＬＡＮ（ＬｏｃａｌＡｒｅａＮｅｔｗｏｒｋ）、ＶＰＮ（ＶｅｒｔｕａｌＰｒｉｖａｔｅＮｅｔｗｏｒｋ）等である。以下、ユーザ端末２－１乃至２－ｎの各々を個別に説明する必要がない場合には、これらをまとめて「ユーザ端末２」と呼び、ウェアラブル端末３－１乃至３－ｍの各々を個別に説明する必要がない場合には、これらをまとめて「ウェアラブル端末３」と呼ぶ。
（【００１１】以降は省略されています）

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