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公開番号2025087360
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-10
出願番号2023201954
出願日2023-11-29
発明の名称保存容器、及び保存容器成形方法
出願人個人
代理人弁理士法人よつ葉国際特許事務所,個人,個人
主分類B65D 81/24 20060101AFI20250603BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】生鮮食品等の物品の鮮度を容易に維持できるとともに、鮮度を維持できる形態を容易に形成できる保存容器、及び保存容器成形方法を提供する。
【解決手段】保存容器1を中空部7及び開口部5を有する容器本体9と、開口部5を閉鎖する蓋体11と、から構成し、容器本体9を、外箱13と、外箱13に内装された内箱15と、から構成し、内箱15を、鮮度維持効果を有する鉱物を含有する熱可塑性樹脂材料25から形成した。また、鉱物を含有する熱可塑性樹脂材料として、シート状又はフィルム状の樹脂材料を採用した。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
中空部及び開口部を有する容器本体と、前記開口部を閉鎖する蓋体と、から構成された保存容器であり、該容器本体が、外箱と、該外箱に内装された内箱と、から構成された保存容器において、
前記内箱は、鮮度維持効果を有する鉱物を含有する熱可塑性樹脂材料から形成された
ことを特徴とする保存容器。
続きを表示(約 740 文字)【請求項2】
前記内箱を形成する前記熱可塑性樹脂材料は、シート状又はフィルム状である
ことを特徴とする請求項1に記載する保存容器。
【請求項3】
前記熱可塑性樹脂材料は、基材層と鉱物含有樹脂層とからなる2層である
ことを特徴とする請求項2に記載する保存容器。
【請求項4】
前記外箱は、外箱縁部を有し、
前記内箱は、前記外箱縁部に接合された内箱縁部を有し、
前記外箱の前記外箱縁部と前記内箱の前記内箱縁部とを密封するシール部材を備えた
ことを特徴とする請求項1~請求項3のいずれかに記載する保存容器。
【請求項5】
前記外箱縁部と前記内箱縁部との間に隙間が生じる場合、該隙間に前記シール部材が入り込んでいる
ことを特徴とする請求項4に記載する保存容器。
【請求項6】
請求項2又は請求項3に記載する保存容器の成形方法であり、
箱状型の中空部の上部に、前記熱可塑性樹脂材料を配置し、該熱可塑性樹脂材料を加熱し、該熱可塑性樹脂材料に対して下方向への付勢力を付与し、該熱可塑性樹脂材料が、該箱状型の内面に沿って変形し、前記内箱が形成される
ことを特徴とする保存容器成形方法。
【請求項7】
請求項4に記載する保存容器の成形方法であり、
前記外箱縁部及び前記内箱縁部に沿った縁部型により前記シール部材を形成する
ことを特徴とする保存容器成形方法。
【請求項8】
前記外箱縁部と前記内箱縁部との間に隙間が生じる場合、該隙間に前記シール部材を入り込ませる
ことを特徴とする請求項7に記載する保存容器成形方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、生鮮食品等の物品の鮮度を維持するための保存容器、及び保存容器成形方法に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、生鮮食品の鮮度を維持しながら保存又は搬送するためのコンテナやクーラーボックスが知られている。また、内箱と外箱とから構成され、内箱と外箱との間に発砲樹脂からなる断熱材を内蔵した箱形状の保存容器が知られている(例えば、特許文献1)。特許文献1の保存容器は、生鮮食品を収納することにより、保冷状態で保存し運搬できる。一方で、箱形状ではないが、生鮮食品の鮮度を維持するための金属を含有した樹脂製の抗菌フィルムが知られている(例えば、特許文献2)。特許文献2の抗菌フィルムは、生鮮食品を包装することにより、生鮮食品を抗菌状態で保存できる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2000-229676号公報
特開2021-155536号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
断熱材を備えた箱形状の保存容器は、生鮮食品の鮮度維持のために保冷剤や氷が必要となり、保存容器のみでは生鮮食品の鮮度を維持するのが困難であった。また、断熱材を備えた箱形状の保存容器は、断熱材を内蔵するための工程が必要となり、形成が容易ではなかった。一方で、抗菌によって鮮度を維持するためのフィルムは、箱形状ではないため、煩雑な包装作業が必要となった。
【0005】
本発明は、生鮮食品等の物品の鮮度を容易に維持できるとともに、鮮度を維持できる形態を容易に形成できることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
以上説明した課題を解決するために、本発明は、以下の手段を採用する。
手段1である本発明の保存容器は、中空部及び開口部を有する容器本体と、前記開口部を閉鎖する蓋体と、から構成された保存容器であり、該容器本体が、外箱と、該外箱に内装された内箱と、から構成された保存容器において、
前記内箱は、鮮度維持効果を有する鉱物を含有する熱可塑性樹脂材料から形成されたことを特徴とする。
【0007】
手段1の保存容器は、鮮度維持鉱物を含有する熱可塑性樹脂材料から形成された内箱を含む箱形状であるため、生鮮食品等を収納して蓋体を閉めることにより容易に鮮度を維持できる。また、手段1の保存容器は、生鮮食品等の物品の鮮度を維持するための内箱を、鮮度維持鉱物を含有する熱可塑性樹脂材料から形成しているため、熱可塑性樹脂材料を熱変形させることにより、容易に形成できる。
【0008】
手段2である本発明の保存容器は、手段1において、
前記内箱を形成する前記熱可塑性樹脂材料は、シート状又はフィルム状であることを特徴とする。
【0009】
手段2の保存容器は、シート状又はフィルム状の熱可塑性樹脂材料を型に挿入して内箱を形成できるため、流体の樹脂を型に流し込んで内箱を形成することなく、全体の形成が容易である。
【0010】
手段3である本発明の保存容器は、手段2において、
前記熱可塑性樹脂材料は、基材層と鉱物含有樹脂層とからなる2層である
ことを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

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