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公開番号2025087332
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-10
出願番号2023201910
出願日2023-11-29
発明の名称食事支援システム
出願人日立グローバルライフソリューションズ株式会社
代理人ポレール弁理士法人
主分類G16H 20/00 20180101AFI20250603BHJP(特定の用途分野に特に適合した情報通信技術)
要約【課題】一口ごとに、より適切な回数まで咀嚼を促すことのできる食事支援システムを提供する。
【解決手段】本発明の食事支援システムは、食品の重量を計測する重量計測部と、食事中のユーザの咀嚼動作を記録する咀嚼動作記録手段と、単位重量あたりの目標咀嚼回数を定義するテーブルを記憶する記憶部と、前記重量計測部の計測値から推定される1口ごとの重量情報と、前記テーブルと、に基づいて、1口ごとの目標咀嚼回数を算出するとともに、前記咀嚼動作記録手段が記録した情報に基づいて、咀嚼回数を算出する制御部と、1口ごとに、前記目標咀嚼回数に対する現在の咀嚼回数の進捗状況を知らせる出力部と、を備える。
【選択図】 図2
特許請求の範囲【請求項1】
食品の重量を計測する重量計測部と、
食事中のユーザの咀嚼動作を記録する咀嚼動作記録手段と、
単位重量あたりの目標咀嚼回数を定義するテーブルを記憶する記憶部と、
前記重量計測部の計測値から推定される1口ごとの重量情報と、前記テーブルと、に基づいて、1口ごとの目標咀嚼回数を算出するとともに、前記咀嚼動作記録手段が記録した情報に基づいて、咀嚼回数を算出する制御部と、
1口ごとに、前記目標咀嚼回数に対する現在の咀嚼回数の進捗状況を知らせる出力部と、
を備えた食事支援システム。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
請求項1に記載の食事支援システムにおいて、
前記咀嚼動作記録手段は、食事中の前記ユーザを撮像するユーザ撮像部であって、
前記制御部は、前記ユーザ撮像部から取得した画像情報から、前記ユーザの口より上の所定部位の座標である第1座標と、前記ユーザの口より下の所定部位の座標である第2座標と、を検出し、前記第1座標と前記第2座標との間の距離の時系列変化に基づいて現在の咀嚼回数を算出することを特徴とする食事支援システム。
【請求項3】
請求項2に記載の食事支援システムにおいて、
前記第1座標は、鼻座標であり、前記第2座標は顎座標であることを特徴とする食事支援システム。
【請求項4】
請求項2に記載の食事支援システムにおいて、
前記制御部は、前記ユーザ撮像部から取得した画像情報から、前記ユーザの上唇座標、下唇座標並びに指座標若しくは食事用具座標を検出し、前記上唇座標と前記下唇座標との間の距離が第1所定値より大きく、前記指座標又は前記食事用具座標と前記ユーザの口の位置との間の距離が第2所定値より小さいとき、食品が口に入れられたと推定することを特徴とする食事支援システム。
【請求項5】
請求項4に記載の食事支援システムにおいて、
前記ユーザの口の位置は、前記上唇座標、又は、前記上唇座標と前記下唇座標の中間の座標、が用いられることを特徴とする食事支援システム。
【請求項6】
請求項1に記載の食事支援システムにおいて、
前記重量計測部は、食品が置かれるトレイに設けられることを特徴とする食事支援システム。
【請求項7】
請求項1に記載の食事支援システムにおいて、
前記重量計測部は、食事用具に設けられることを特徴とする食事支援システム。
【請求項8】
請求項1に記載の食事支援システムにおいて、
前記ユーザの前に並べられた食品を撮像する食品撮像部をさらに備え、
前記記憶部は、前記食品の位置と種類との関係を食品配置情報として記憶し、
前記制御部は、前記食品撮像部が撮像した画像から、摂食対象位置を検出し、前記摂食対象位置と前記食品配置情報を照合することで、摂食対象の食品の種類を特定することを特徴とする食事支援システム。
【請求項9】
請求項8に記載の食事支援システムにおいて、
前記記憶部は、前記食品の種類ごとに異なる前記テーブルを記憶し、
前記制御部は、摂食対象の前記食品の種類に対応する前記テーブルに基づいて、前記目標咀嚼回数を算出することを特徴とする食事支援システム。
【請求項10】
請求項8に記載の食事支援システムにおいて、
前記咀嚼動作記録手段は、食事中の前記ユーザを撮像するユーザ撮像部であって、
前記ユーザ撮像部は、前記食品撮像部を兼ねることを特徴とする食事支援システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、食事支援システムに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
食事中の行動、特に咀嚼回数をマイクやカメラなどの測定手段によって検出し、ユーザに咀嚼を促すことで、健康な食生活を後押しするシステムが提案されている。例えば、特許文献1には、「咀嚼時の人体動作を計測する計測装置から咀嚼に関する咀嚼データを取得する取得部と、該取得部で取得した咀嚼データ及び所定の閾値データを比較する比較部と、該比較部で比較した結果に基づいて、食事に関する提案情報を生成する生成部とを備えることを特徴とする食事支援装置」(請求項1)の技術が開示されている。また、特許文献2には、「ユーザの食事中の音を集音した音声データと食事中の料理の重量変化を測定した重量データを入力し、音声データから咀嚼音が記録された区間を抽出し、さらに、重量データの重量変化から咀嚼動作中の区間を抽出して咀嚼回数を計算する」(要約の解決手段)技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-159096号公報
特開2014-83279号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1には、咀嚼回数の目標値をユーザに知らせることも開示されているが、その目標値はユーザの年齢、性別、体重などから定められるため、咀嚼対象の食品の量によっては正確な目標値とは言えず、必ずしも適切なアドバイスになるとは限らない。また、特許文献2にも、必要な咀嚼回数を下回った場合にアラートを送信することが開示されているが、必要な咀嚼回数をどのように定めるかの言及はない。
【0005】
本発明の目的は、一口ごとに、より適切な回数まで咀嚼を促すことのできる食事支援システムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の食事支援システムは、前述の課題に鑑みてなされたものであり、食品の重量を計測する重量計測部と、食事中のユーザの咀嚼動作を記録する咀嚼動作記録手段と、単位重量あたりの目標咀嚼回数を定義するテーブルを記憶する記憶部と、前記重量計測部の計測値から推定される1口ごとの重量情報と、前記テーブルと、に基づいて、1口ごとの目標咀嚼回数を算出するとともに、前記咀嚼動作記録手段が記録した情報に基づいて、咀嚼回数を算出する制御部と、1口ごとに、前記目標咀嚼回数に対する現在の咀嚼回数の進捗状況を知らせる出力部と、を備える。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、一口ごとに、より適切な回数まで咀嚼を促すことのできる食事支援システムを提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施例1に係る食事支援システムの概要図。
実施例1に係る食事支援システムの構成を示す機能ブロック図。
咀嚼回数の算出と摂食の推定に用いられる座標を説明する図。
1口の咀嚼時における鼻と顎の距離の時系列変化を示すグラフ。
摂食の推定処理を示すフローチャート。
実施例1に係る食事支援システムにおける全体の処理を示すフローチャート。
出力部R5が表示する画面の一例。
実施例2に係る食事支援システムの概要図。
実施例2に係る食事支援システムの構成を示す機能ブロック図。
実施例2に係る食事支援システムにおける全体の処理を示すフローチャート。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施形態について、2つの実施例を挙げて説明する。
【実施例】
【0010】
実施例1は、1口ごとの重量を計測するためにトレイを用いる例である。図1は、実施例1に係る食事支援システムの概要図である。図1に示すように、実施例1の食事支援システムは、トレイT100と、処理装置R100と、により構成される。また、卓上のトレイT100には、食品(料理)を収容する皿や器などの容器100が複数置かれている。さらに、図1では図示が省略されているが、トレイT100には、重量計測部T1、演算部T2及び通信部T3が内蔵されている。各部の詳細については、図2を用いて後述する。
(【0011】以降は省略されています)

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