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公開番号2025086221
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-06
出願番号2023200136
出願日2023-11-27
発明の名称コンピュータプログラム、監視装置及び監視方法
出願人エコナビスタ株式会社
代理人個人,個人
主分類G16H 80/00 20180101AFI20250530BHJP(特定の用途分野に特に適合した情報通信技術)
要約【課題】異常状態の起因となる対象者の状態変化を推定できるコンピュータプログラム、監視装置及び監視方法を提供する。
【解決手段】コンピュータプログラムは、対象者の状態を監視する複数のセンサからセンサデータを取得し、取得したセンサデータに基づいて対象者が異常状態であるか否かを判定し、対象者が異常状態であるとの判定に用いられたセンサのセンサデータを含むセンサ以外の他のセンサのセンサデータに基づいて異常状態の起因となる対象者の状態変化点を推定する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
対象者の状態を監視する複数のセンサからセンサデータを取得し、
取得したセンサデータに基づいて前記対象者が異常状態であるか否かを判定し、
前記対象者が異常状態であるとの判定に用いられたセンサのセンサデータを含む前記センサ以外の他のセンサのセンサデータに基づいて前記異常状態の起因となる前記対象者の状態変化点を推定する、
処理をコンピュータに実行させるコンピュータプログラム。
続きを表示（約 1,100 文字）【請求項２】
推定した状態変化点から前記異常状態であると判定された時点までの間に取得したセンサデータを記憶する、
処理をコンピュータに実行させる請求項１に記載のコンピュータプログラム。
【請求項３】
前記センサデータは、前記対象者を撮影した画像データを含む、
請求項２に記載のコンピュータプログラム。
【請求項４】
取得したセンサデータに基づいて前記対象者の時系列の行動状態を特定し、
特定した行動状態に基づいて前記対象者の異常状態の発生確度を推定し、
推定した発生確度が第１閾値以上になった場合、前記対象者の状態変化点として推定する、
処理をコンピュータに実行させる請求項１から請求項３のいずれか一項に記載のコンピュータプログラム。
【請求項５】
前記行動状態は、歩行状態、身体の姿勢、移動時間、所定場所での滞在時間、前記対象者の生体データの少なくとも一つを含む、
請求項４に記載のコンピュータプログラム。
【請求項６】
取得したセンサデータに基づいてルールベースを用いて前記対象者の状態変化点を推定する、
処理をコンピュータに実行させる請求項１から請求項３のいずれか一項に記載のコンピュータプログラム。
【請求項７】
センサデータを入力した場合、状態変化点を出力する学習モデルに、取得したセンサデータを入力し、学習モデルが出力する状態変化点を前記対象者の状態変化点として推定する、
処理をコンピュータに実行させる請求項１から請求項３のいずれか一項に記載のコンピュータプログラム。
【請求項８】
対象者の状態を監視する複数のセンサからセンサデータを取得し、
取得したセンサデータに基づいて前記対象者の時系列の行動状態を特定し、
特定した行動状態に基づいて前記対象者の異常状態の発生確度を推定し、
推定した発生確度を出力する、
処理をコンピュータに実行させるコンピュータプログラム。
【請求項９】
推定した発生確度が第２閾値以上になった場合、前記異常状態の発生が予測される旨を通知する、
処理をコンピュータに実行させる請求項８に記載のコンピュータプログラム。
【請求項１０】
取得したセンサデータに基づいて前記対象者の時系列の行動状態を特定し、
特定した行動状態に基づいて前記対象者の異常状態の内容を推定し、
推定した異常状態の内容を出力する、
処理をコンピュータに実行させる請求項８に記載のコンピュータプログラム。
（【請求項１１】以降は省略されています）
発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、コンピュータプログラム、監視装置及び監視方法に関する。
続きを表示（約 1,900 文字）【背景技術】
【０００２】
近年、平均寿命が延びて高齢化社会になるとともに核家族化が進んでいる。高齢化社会では、要介護者の増加、介護者の高齢化、介護者の介護負担の増大などの様々な問題が顕著になってきており、高齢者を如何に支援するかが重要である。
【０００３】
特許文献１には、介護施設内に複数のセンサを設置し、複数のセンサから検知情報を受信し、受信した検知情報に基づいて被介護者の状態を監視し、介護の必要が判断されると、介護者の携帯端末にアラート情報を出力する介護支援システムが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００４】
特開２０１７－２０４２４８号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
しかし、特許文献１のような従来のシステムでは、被介護者などの監視の対象者が、介護が必要となるような通常と異なる状態（異常状態）になって初めて支援のための通知がなされる。異常状態の内容によっては、対象者が異常状態になるまでの経緯を把握することが重要である。
【０００６】
本発明は、斯かる事情に鑑みてなされたものであり、異常状態の起因となる対象者の状態変化を推定できるコンピュータプログラム、監視装置及び監視方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
本願は上記課題を解決する手段を複数含んでいるが、その一例を挙げるならば、コンピュータプログラムは、対象者の状態を監視する複数のセンサからセンサデータを取得し、取得したセンサデータに基づいて前記対象者が異常状態であるか否かを判定し、前記対象者が異常状態であるとの判定に用いられたセンサのセンサデータを含む前記センサ以外の他のセンサのセンサデータに基づいて前記異常状態の起因となる前記対象者の状態変化点を推定する、処理をコンピュータに実行させる。
【発明の効果】
【０００８】
本発明によれば、対象者が異常状態になる際の当該異常状態の起因となる対象者の状態変化を推定できる。
【図面の簡単な説明】
【０００９】
本実施形態の監視システムの構成の一例を示す図である。
対象者ＤＢに格納される対象者データの構成の一例を示す図である。
対象者が暮らす介護施設のレイアウトの一部を示す図である。
サーバによる異常状態になるリスク推定処理の一例を示す図である。
行動状態の一例を示す図である。
異常状態になるリスクの一例を示す図である。
学習モデルによる異常状態になるリスクの推定処理の一例を示す図である。
対象者の行動の一例を模式的に示す図である。
対象者のインシデント発生に至るまでの異常状態になるリスクの時間的推移の一例を示す図である。
ルールベースによる状態変化点の推定方法の一例を示す図である。
学習モデルによる状態変化点の推定処理の一例を示す図である。
監視履歴ＤＢに格納される監視履歴データの構成の一例を示す図である。
サーバによるインシデントの内容の推定処理の一例を示す図である。
インシデントの内容の一例を示す図である。
学習モデルによるインシデントの内容判定処理の一例を示す図である。
インシデントのリスクの通知例を示す図である。
見守者端末装置に表示される通知例を示す図である。
サーバによるインシデント発生の起点を推定する処理手順の一例を示す図である。
サーバによるインシデント発生を予測する処理手順の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【００１０】
（第１実施形態）
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図１は本実施形態の監視システムの構成の一例を示す図である。監視システムは、監視装置としてのサーバ５０を備える。監視システムは、複数のセンサ１０、１１、１２、…１Ｎ、及び中継装置２０を備えてもよい。サーバ５０には、対象者ＤＢ６１、監視履歴ＤＢ６２が接続される。サーバ５０は、通信ネットワーク１を介して中継装置２０、見守者端末装置３０、及び監視担当者端末装置４０に接続される。中継装置２０には、複数のセンサ１０、１１、１２、…１Ｎが接続される。対象者ＤＢ６１及び監視履歴ＤＢ６２は、データサーバでもよい。
（【００１１】以降は省略されています）

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