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公開番号2025084807
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-03
出願番号2025024968,2023188097
出願日2025-02-19,2020-09-15
発明の名称マルチレイヤービデオビットストリームにおける不要なレイヤーの禁止
出願人華為技術有限公司,HUAWEI TECHNOLOGIES CO.,LTD.
代理人弁理士法人ITOH
主分類H04N 19/30 20140101AFI20250527BHJP(電気通信技術)
要約【課題】改良したビデオ圧縮及び伸長方法及び装置を提供する。
【解決手段】復号方法は、ビデオパラメータセット(VPS)及びいずれのレイヤーも少なくとも1つの出力レイヤーセット(OLS)の出力レイヤーでも任意の他のレイヤーの直接参照レイヤーでもない複数のレイヤーを含むビデオビットストリームを受信するステップと、複数のレイヤーのうちの1つからピクチャーを復号するステップと、を含む。符号化方法は、いずれのレイヤーも少なくとも1つのOLSの出力レイヤーでも任意の他のレイヤーの直接参照レイヤーでもないように制約される複数のレイヤーと、1つ以上のOLSを指定するVPSを生成するステップと、複数のレイヤー及びVPSをビデオビットストリームに符号化するステップと、ビデオエンコーダにより、ビデオデコーダへ向けて通信するために、ビデオビットストリームを格納するステップと、を含む。
【選択図】図8
特許請求の範囲【請求項1】
ビデオデコーダによって実施される復号化の方法であって、当該方法は、
前記ビデオデコーダが、ビデオパラメータセット(VPS)及び複数のレイヤーを含むビデオビットストリームを受信するステップであって、いずれのレイヤーも少なくとも1つの出力レイヤーセット(OLS)の出力レイヤーでも任意の他のレイヤーの直接参照レイヤーでもなく、前記VPSにはols_mode_idc及びvps_max_layers_minus1が含まれ、0に等しい前記ols_mode_idcは、前記VPSにより指定されるOLSの合計数がvps_max_layers_minus1+1に等しく、i番目の前記OLSには0~i(境界を含む)までのレイヤーインデックスを有するレイヤーが含まれ、各OLSについて前記OLSの最上位レイヤーのみが出力されることを指定する、ステップと、
前記ビデオデコーダが、前記複数のレイヤーのうちの1つからピクチャを復号化するステップと、を含む、
方法。
続きを表示(約 2,500 文字)【請求項2】
ビデオエンコーダによって実施される符号化の方法であって、当該方法は、
前記ビデオエンコーダが、複数のレイヤーと、少なくとも1つの出力レイヤーセット(OLS)を指定するビデオパラメータセット(VPS)を生成するステップであって、前記ビデオエンコーダは、いずれのレイヤーも前記少なくとも1つのOLSの出力レイヤーでも任意の他のレイヤーの直接参照レイヤーでもないように制約され、前記VPSにはols_mode_idc及びvps_max_layers_minus1が含まれ、0に等しい前記ols_mode_idcは、前記VPSによって指定されるOLSの合計数がvps_max_layers_minus1+1に等しく、i番目の前記OLSには0~i(境界を含む)までのレイヤーインデックスを有するレイヤーが含まれ、各OLSについて前記OLSの最上位レイヤーのみが出力されることを指定する、ステップと、
前記ビデオエンコーダが、前記複数のレイヤー及び前記VPSをビデオビットストリームに符号化するステップと、を含む、
方法。
【請求項3】
復号化装置であって、当該復号化装置は、
ビデオパラメータセット(VPS)及び複数のレイヤーを含むビデオビットストリームを受信するように構成された受信機であって、いずれのレイヤーも少なくとも1つのOLSの出力レイヤーでも任意の他のレイヤーの直接参照レイヤーでもなく、前記VPSにはols_mode_idc及びvps_max_layers_minus1が含まれ、0に等しい前記ols_mode_idcは、前記VPSにより指定されるOLSの合計数がvps_max_layers_minus1+1に等しく、i番目の前記OLSには0~i(境界を含む)までのレイヤーインデックスを有するレイヤーが含まれ、各OLSについて前記OLSの最上位レイヤーのみが出力されることを指定する、前記受信機と、
該受信機に結合されるメモリであって、命令を格納するメモリと、
該メモリに結合されるプロセッサであって、前記命令を実行して当該復号化装置に前記複数のレイヤーのうちの1つからピクチャを復号化させて復号化したピクチャを取得するように構成されるプロセッサと、を含む、
復号化装置。
【請求項4】
符号化装置であって、当該符号化装置は、
命令を含むメモリと、
前記メモリに結合されるプロセッサと、を含み、
該プロセッサは、前記命令を実行して、前記符号化装置に、
複数のレイヤーと、1つ又は複数の出力レイヤーセット(OLS)を指定するビデオパラメータセット(VPS)を生成することであって、前記符号化装置は、いずれのレイヤーも少なくとも1つのOLSの出力レイヤーでも任意の他のレイヤーの直接参照レイヤーでもないように制約され、前記VPSにはols_mode_idc及びvps_max_layers_minus1が含まれ、0に等しい前記ols_mode_idcは、前記VPSにより指定されるOLSの合計数がvps_max_layers_minus1+1に等しく、i番目の前記OLSには0~i(境界を含む)までのレイヤーインデックスを有するレイヤーが含まれ、各OLSについて前記OLSの最上位レイヤーのみが出力されることを指定する、ことと、
前記複数のレイヤー及び前記VPSをビデオビットストリームに符号化することと、を行わせるように構成される、
符号化装置。
【請求項5】
コーディング装置であって、当該コーディング装置は、
ピクチャを受信して符号化する、又はビットストリームを受信して復号化するように構成される受信機と、
該受信機に結合される送信機であって、前記ビットストリームをデコーダに送信する、又は復号化した画像をディスプレイに送信するように構成される送信機と、
前記受信機又は前記送信機の少なくとも1つに結合されるメモリであって、命令を格納するように構成されるメモリと、
該メモリに結合されるプロセッサであって、前記メモリに格納された前記命令を実行して請求項1及び請求項2に記載の方法を実行するように構成されたプロセッサと、を含む、
コーディング装置。
【請求項6】
システムであって、当該システムは、
エンコーダと、
該エンコーダと通信するデコーダと、を含み、前記エンコーダ又は前記デコーダには、請求項3乃至5のいずれか一項に記載の復号化装置、符号化装置、又はコーディング装置が含まれる、
システム。
【請求項7】
請求項2に記載の方法を実行するための処理回路を含むエンコーダ。
【請求項8】
請求項1に記載の方法を実行するための処理回路を含むデコーダ。
【請求項9】
請求項1又は2に記載の方法を実行するためのプログラムコードを含むコンピュータプログラム。
【請求項10】
ビデオ信号のための符号化したビットストリームを格納する記憶媒体であって、該符号化したビットストリームにはビデオパラメータセット(VPS)及び複数のレイヤーが含まれ、いずれのレイヤーも少なくとも1つの出力レイヤーセット(OLS)の出力レイヤーでも任意の他のレイヤーの直接参照レイヤーでもなく、前記VPSにはols_mode_idc及びvps_max_layers_minus1が含まれ、0に等しい前記ols_mode_idcは、前記VPSにより指定されるOLSの合計数がvps_max_layers_minus1+1に等しく、i番目の前記OLSには0~i(境界を含む)までのレイヤーインデックスを有するレイヤーが含まれ、各OLSについて前記OLSの最上位レイヤーのみが出力されることを指定する、
記憶媒体。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
続きを表示(約 1,700 文字)【0002】
[技術分野]
概して、本開示は、ビデオコーディングにおけるマルチレイヤービデオビットストリームのための技術を記載する。より具体的には、本開示は、不要な及び/又は使用されないレイヤーがビデオコーディングにおけるマルチレイヤービデオビットストリームの中で禁止されることを保証する。
【背景技術】
【0003】
比較的短いビデオでも描写するために必要なビデオデータの量は相当なものになり得る。これは、データが限られた帯域幅能力を有する通信ネットワークに渡りストリーミングされる又はその他の場合に通信されるとき、困難をもたらすことがある。したがって、ビデオデータは、通常、今日の電気通信ネットワークに渡り通信される前に、圧縮される。ビデオが記憶装置に格納されるとき、メモリリソースが限られていることがあるので、ビデオのサイズも問題になり得る。ビデオ圧縮装置は、送信又は記憶の前に、ソースにおいてビデオデータをコーディングするためにソフトウェア及び/又はハードウェアを度々使用し、それによりデジタルビデオ画像を表現するために必要なデータの量を削減する。圧縮されたデータは、次に、ビデオデータを復号するビデオ伸長装置により宛先において受信される。限られたネットワークリソース及びより高いビデオ品質の増え続ける要求に伴い、画像品質を僅かしか又は全く犠牲にせずに圧縮率を向上する改良された圧縮及び伸長技術が望ましい。
【発明の概要】
【0004】
第1の態様は、ビデオデコーダにより実施される復号の方法であって、
前記ビデオデコーダにより、ビデオパラメータセット(VPS)及び複数のレイヤーを含むビデオビットストリームを受信するステップであって、いずれのレイヤーも少なくとも1つの出力レイヤーセット(OLS)の出力レイヤーでも任意の他のレイヤーの直接参照レイヤーでもない、ステップと、
前記ビデオデコーダにより、前記複数のレイヤーのうちの1つからピクチャーを復号するステップと、
を含む方法に関する。
【0005】
前記方法は、マルチレイヤービデオビットストリームの中の不要なレイヤーを禁止する技術を提供する。つまり、出力レイヤーセット(output layer set (OLS))に含まれる全てのレイヤーは、出力レイヤーであるか、又は出力レイヤーの直接若しくは間接参照レイヤーとして使用される。これは、コーディング処理において無関係な情報を有することを回避し、コーディング効率を向上する。従って、ビデオコーディングにおけるコーダ/デコーダ(別名:「コーデック」)は、現在のコーデックに対して改良される。現実問題として、改良されたビデオコーディング処理は、ビデオが送信され、受信され、及び/又は閲覧されるとき、ユーザーに良好なユーザー経験を提供する。
【0006】
任意で、前述の態様のうちのいずれかで、態様の別の実装は、前記ピクチャーが、前記少なくとも1つのOLSの出力レイヤーに含まれることを提供する。
【0007】
任意で、前述の態様のうちのいずれかで、態様の別の実装は、前記復号するステップの前に、前記少なくとも1つのOLSから出力レイヤーを選択することを提供する。
【0008】
任意で、前述の態様のうちのいずれかで、態様の別の実装は、前記出力ピクチャーが選択された後に、前記出力レイヤーから前記ピクチャーを選択することを提供する。
【0009】
任意で、前述の態様のうちのいずれかで、態様の別の実装は、前記複数のレイヤーの中の各レイヤーは、全部がレイヤー識別子(ID)の特定の値を有するビデオコーディングレイヤー(VCL)ネットワーク抽象化レイヤー(NAL)ユニットと、関連する非VCL NALユニットとのセットを含むことを提供する。
【0010】
任意で、前述の態様のうちのいずれかで、態様の別の実装は、前記少なくとも1つのOLSの各レイヤーは、前記出力レイヤー、又は任意の他のレイヤーの前記直接参照レイヤーを含むことを提供する。
(【0011】以降は省略されています)

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