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公開番号
2025084743
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-03
出願番号
2025014842,2022105795
出願日
2025-01-31,2017-07-19
発明の名称
CPF1に基づくゲノム編集の治療適用
出願人
デューク ユニバーシティ
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
C12N
15/12 20060101AFI20250527BHJP(生化学;ビール;酒精;ぶどう酒;酢;微生物学;酵素学;突然変異または遺伝子工学)
要約
【課題】CRISPR/Cpf1に基づくゲノム編集の治療適用を提供すること。
【解決手段】ジストロフィン遺伝子を標的とし、特定の配列に対応するポリヌクレオチド配列、またはその相補体を含むCpf1ガイドRNA(gRNA)が提供される。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
ジストロフィン遺伝子を標的とし、配列番号36~64、71~119の少なくとも1つに対応するポリヌクレオチド配列、またはその相補体を含むCpf1ガイドRNA(gRNA)。
続きを表示(約 2,200 文字)
【請求項2】
Cpf1エンドヌクレアーゼと、請求項1に記載の少なくとも1種のCpf1 gRNAとを含むDNAターゲティング組成物。
【請求項3】
第1のCpf1 gRNAと第2のCpf1 gRNAとを含むDNAターゲティング組成物であって、前記第1のCpf1 gRNAおよび前記第2のCpf1 gRNAは各々が、配列番号36~64、71~119の少なくとも1つに対応するポリヌクレオチド配列、またはその相補体を含み、ここで、前記第1のCpf1 gRNAおよび前記第2のCpf1 gRNAは、異なるポリヌクレオチド配列を含み、前記第1のCpf1 gRNAおよび前記第2のCpf1 gRNAが、ジストロフィン遺伝子を標的とする、DNAターゲティング組成物。
【請求項4】
前記第1のCpf1 gRNAが、配列番号54、配列番号55、または配列番号56に対応するポリヌクレオチド配列を含み、且つ前記第2のCpf1 gRNAが、配列番号62、配列番号63、または配列番号61に対応するポリヌクレオチド配列を含む、請求項3に記載のDNAターゲティング組成物。
【請求項5】
前記第1のCpf1 gRNAおよび前記第2のCpf1 gRNAが、以下:
(i)配列番号54に記載のポリヌクレオチド配列を含む第1のCpf1 gRNA、および配列番号62に記載のポリヌクレオチド配列を含む第2のCpf1 gRNA;
(ii)配列番号55に記載のポリヌクレオチド配列を含む第1のCpf1 gRNA、および配列番号63に記載のポリヌクレオチド配列を含む第2のCpf1 gRNA;ならびに
(iii)配列番号56に記載のポリヌクレオチド配列を含む第1のCpf1 gRNA、および配列番号61に記載のポリヌクレオチド配列を含む第2のCpf1 gRNA
からなる群から選択される、請求項3または4に記載のDNAターゲティング組成物。
【請求項6】
Cpf1エンドヌクレアーゼをさらに含む、請求項3~5のいずれか一項に記載のDNAターゲティング組成物。
【請求項7】
前記Cpf1エンドヌクレアーゼが、TTTA(配列番号120)、TTTG(配列番号121)、TTTC(配列番号122)、またはTTTT(配列番号123)のプロトスペーサー隣接モチーフ(PAM)を認識する、請求項2または6に記載のDNAターゲティング組成物。
【請求項8】
前記Cpf1エンドヌクレアーゼが、野兎病菌(Francisella tularensis)1、野兎病菌亜種ノビシダ(Francisella tularensis subsp.novicida)、プレボテーラ・アルベンシス(Prevotella albensis)、ラクノスピラセ・バクテリウム(Lachnospiraceae bacterium)MC2017 1、ブチリビブリオ・プロテオクラスチカス(Butyrivibrio proteoclasticus)、ペレグリニバクテリア・バクテリウム(Peregrinibacteria bacterium)GW2011_GWA2_33_10、パルクバクテリア・バクテリウム(Parcubacteria bacterium)GW2011_GWC2_44_17、スミセラ属(Smithella sp.)SCADC、アシダミノコッカス属(Acidaminococcus sp.)BV3L6、ラクノスピラセ・バクテリウム(Lachnospiraceae bacterium)MA2020、カンジダツス・メタノプラズマ・テルミツム(Candidatus Methanoplasma termitum)、ユウバクテリウム・エリゲンス(Eubacterium eligens)、モラクセラ・ボボクリ(Moraxella bovoculi)237、レプトスピラ・イナダイ(Leptospira inadai)、ラクノスピラセ・バクテリウム(Lachnospiraceae bacterium)ND2006、ポルフィロモナス・クレビオリカニス(Porphyromonas crevioricanis)3、プレボテラ・ディシエンス(Prevotella disiens)およびポルフィロモナス・マカカエ(Porphyromonas macacae)からなる群から選択される細菌種に由来する、請求項7に記載のDNAターゲティング組成物。
【請求項9】
前記Cpf1エンドヌクレアーゼが、ラクノスピラセ・バクテリウム(Lachnospiraceae bacterium)ND2006(LbCpf1)またはアシダミノコッカス属(Acidaminococcus)(AsCpf1)に由来する、請求項6~8のいずれか一項に記載のDNAターゲティング組成物。
【請求項10】
前記Cpf1エンドヌクレアーゼが、配列番号124または配列番号125を含むポリヌクレオチド配列によりコードされる、請求項6~9のいずれか一項に記載のDNAターゲティング組成物。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本出願は、その内容全体が参照によって本明細書に組み込まれる、2016年7月19日に出願された米国仮特許出願第62/363,888号明細書からの優先権を主張する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【0002】
配列表
本出願は、ASCIIフォーマットで電子的に提出された配列表を含み、その内容全体が参照によって本明細書に組み込まれる。上述のASCIIコピーは、2017年7月19日に作成され、028193-9250-WO00配列表.txtと称し、サイズは46,056バイトである。
【0003】
政府の権利の陳述
本発明は、NIHおよびArmy/MRMCによりそれぞれ授与された連邦政府補助金(Federal Grant)番号:AR069085およびMD140071の下で政府の支援を受けて行なわれた。米国政府は、本発明に対して一定の権利を有する。
【0004】
本開示は、プレボテラ属(Prevotella)およびフランシセラ属(Francisella 1)由来のクラスター化して規則的な配置の短い回文配列リピート(Clustered Regularly Interspaced Short Palindromic Repeat)(CRISPR/Cpf1)に基づくシステムおよびウイルス送達システムを使用する遺伝子発現の改変、遺伝子のゲノム操作およびゲノム改変の分野に関する。
【背景技術】
【0005】
RNA誘導型ヌクレアーゼは、ヒト細胞のゲノム修飾のために改変されており、そうしたものとして、化膿レンサ球菌(Streptococcus pyogenes)および黄色ブドウ球菌(Staphylococcus aureus)に由来するCRISPR/Cpf1システムがある。多種の微生物が、DNA編集またはRNA編集システムを有することが明らかにされている。化膿レンサ球菌(S.pyogenes)および黄色ブドウ球菌(S.aureus)由来のCas9は、ゲノムDNAにより平滑末端二本鎖切断(DSB)を引き起こし、これは、修復部位に小さな挿入および欠失(インデル)を残す非相同末端結合(NHEJ)によって、またはテンプレートの存在下の相同組換え修復によって修復される。これらのインデルを用いて、遺伝子をノックアウトする、スプライスアクセプターを除去する、または遺伝子調節エレメントを切断することができる。
【0006】
遺伝する遺伝性疾患は、米国において子供に破壊的な影響を及ぼす。これらの疾患は現在、治療法がなく、症状を緩和する試みによってのみ管理され得る。数十年にわたり、遺伝子治療の分野では、この疾患の治療法が約束されている。しかしながら、治療用遺伝子の細胞および患者への安全且つ効率的な送達に関する技術的な障害により、このアプローチは制限されている。デュシェンヌ型筋ジストロフィー(DMD)は、機能するジストロフィンの喪失に起因して、筋肉疲労、歩行の喪失および典型的には生後30年での死亡を臨床的な特徴とする致命的な遺伝性疾患である。DMDは、ジストロフィン遺伝子中での遺伝的なまたは自発的な変異な結果である。DMDを引き起こすほとんどの変異はエクソンの欠失の結果であり、翻訳読み枠を枠外に押し出す。
【0007】
ジストロフィンは、筋細胞の完全性および機能の調節に関与するタンパク質複合体の重要な構成要素である。DMD患者は概して、小児期には自身を身体的に支える能力を失い、十代にはますます弱まり、二十代には死亡する。DMDのための現在の実験的遺伝子治療戦略は、一過性の遺伝子送達媒体の反復投与を必要とする、または外来遺伝子物質のゲノムDNAへの永続的な組込みに依存する。これらの方法は両方とも、安全性に深刻な懸念を有する。さらに、これらの戦略は、大きく且つ複雑なジストロフィン遺伝子配列を送達することができないことにより制限されている。ジストロフィン遺伝子中に変異を有する患者を直すまたは処置するための、より正確で効率的な遺伝子編集ツールが必要とされている。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、ジストロフィン遺伝子を標的とし、配列番号36~64、71~119の少なくとも1つに対応するポリヌクレオチド配列、またはその相補体を含むCpf1ガイドRNA(gRNA)を対象とする。
【0009】
本発明は、Cpf1エンドヌクレアーゼと、少なくとも1つの本明細書に記載のCpf1 gRNAとを含むDNAターゲティング組成物を対象とする。
【0010】
本発明は、第1のCpf1 gRNAと第2のCpf1 gRNAとを含むDNAターゲティング組成物を対象とし、第1のCpf1 gRNAおよび第2のCpf1 gRNAは各々、配列番号36~64、71~119の少なくとも1つに対応するポリヌクレオチド配列、またはその相補体を含み、ここで、第1のCpf1 gRNAおよび第2のCpf1 gRNAは、異なるポリヌクレオチド配列を含み、第1のCpf1 gRNAおよび第2のCpf1 gRNAは、ジストロフィン遺伝子を標的とする。
(【0011】以降は省略されています)
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