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公開番号2025084668
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-03
出願番号2024094682
出願日2024-06-11
発明の名称分岐用管継手
出願人コスモ工機株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類F16L 41/12 20060101AFI20250527BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】分割体同士を連結する際の移動抵抗を抑制しつつ、流体管に対するケース体の相対移動を防止することができる分岐用管継手を提供すること。
【解決手段】分岐用管継手1は、本管部3a,3b及び分岐管部4を有するケース体21を割T字管本体31及び割T字管カバー32にて構成し、割T字管本体31及び割T字管カバー32をボルト38a及びナット38bにより締結することで合成樹脂製の流体管2の外周に密封状に取付け可能であって、割T字管本体31及び割T字管カバー32は、該割T字管本体31及び割T字管カバー32各々の内周面34における周方向の両端側に複数突設され、周方向に向けて延設される第1突起部61と、該第1突起部61よりも周方向の中間側に複数突設され、第1突起部61の周方向の直線寸法L11よりも周方向の直線寸法L21が短い第2突起部62と、を備える。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
流体管の外周を囲繞する本管部、及び該本管部から分岐する分岐管部を有するケース体を、周方向に分割した複数の分割体にて構成し、周方向に隣り合う前記分割体同士を連結手段により周方向に連結することで前記流体管の外周に密封状に取付け可能な分岐用管継手であって、
前記分割体は、該分割体の内周面における周方向の両端側に複数突設され、周方向に向けて延設される第1突起部と、該第1突起部よりも周方向の中間側に複数突設され、前記第1突起部よりも周方向の延設寸法が短い第2突起部と、を備えることを特徴とする分岐用管継手。
続きを表示(約 560 文字)【請求項2】
前記第1突起部は、該第1突起部の連結側端部から前記分割体の連結方向の背方に延びる内面を有することを特徴とする請求項1に記載の分岐用管継手。
【請求項3】
前記第1突起部における連結側端部は、前記分割体の連結方向に略直交に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の分岐用管継手。
【請求項4】
前記第1突起部における連結側端部には、前記分割体の連結方向の背方に向けて管軸方向の両側に拡がるように傾斜する一対の傾斜面が形成されていることを特徴とする請求項3に記載の分岐用管継手。
【請求項5】
前記第1突起部は、前記分割体の分割面から周方向の中間側に離れた位置に設けられていることを特徴とする請求項1~4のいずれかに記載の分岐用管継手。
【請求項6】
前記第2突起部の頂部は点状に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の分岐用管継手。
【請求項7】
前記第2突起部は、略円錐形状に形成されていることを特徴とする請求項6に記載の分岐用管継手。
【請求項8】
前記第1突起部と前記第2突起部とのうちの少なくとも一方は、前記分割体の連結方向に対して傾斜していることを特徴とする請求項1に記載の分岐用管継手。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、流体管の外周を囲繞する本管部、及び該本管部から分岐する分岐管部を有するケース体を備える分岐用管継手に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
従来、分岐管を接続可能な分岐用管継手として、流体管の外周を囲繞する本管部、及び該本管部から分岐する分岐管部を有するケース体を、周方向に分割した複数の分割体にて構成し、周方向に隣り合う分割体同士を連結手段により周方向に連結することで流体管の外周に密封状に取付けるものがある。
【0003】
また、この種の分岐用管継手において、例えば、各分割体の内周面における周方向の両端側に複数突設され、周方向に向けて延設された第1突起部と、各分割体の内周面における周方向の中間側に複数突設され、管軸方向及び周方向の双方に対し交差する斜め方向に向けて延設された第2突起部とを有し、合成樹脂製の流体管を挟んで対向配置した分割体同士を突き合わせるように流体管の内径方向に移動して連結手段により締結する際に、第1突起部及び第2突起部が流体管の外周面に食い込むことで、流体管に対するケース体の周方向及び管軸方向への相対移動を防止するものがある(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平11-82853号公報(第3頁、第4~5図)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記特許文献1に記載の分岐用管継手にあっては、第1突起部及び第2突起部双方は、全て延出寸法が略同一の突条にて構成されていることで、各分割体を流体管の内径方向に移動する際に該流体管の外周面に線接触する。また、特に第2突起部は、分割体の内周面における周方向の中間側に配置され、第1突起部よりも分割体の移動方向に対する傾斜角度が大きいことで、分割体を流体管の内径方向に移動する際の移動抵抗が大きく流体管に食い込みにくいため、連結作業が大変であるとともに、流体管に対するケース体の周方向及び管軸方向への相対移動の防止が困難となるという問題があった。
【0006】
本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、分割体同士を連結する際の移動抵抗を抑制しつつ、流体管に対するケース体の相対移動を防止することができる分岐用管継手を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記課題を解決するために、本発明の分岐用管継手は、
流体管の外周を囲繞する本管部、及び該本管部から分岐する分岐管部を有するケース体を、周方向に分割した複数の分割体にて構成し、周方向に隣り合う前記分割体同士を連結手段により周方向に連結することで前記流体管の外周に密封状に取付け可能な分岐用管継手であって、
前記分割体は、該分割体の内周面における周方向の両端側に複数突設され、周方向に向けて延設される第1突起部と、該第1突起部よりも周方向の中間側に複数突設され、前記第1突起部よりも周方向の延設寸法が短い第2突起部と、を備えることを特徴としている。
この特徴によれば、分割体を流体管の外周に沿って囲繞する際に、分割体の両端側に突設され周方向に流体管の外面と摺接する延設寸法が長い第1突起部は、周方向に向けて延設されていることで移動抵抗が小さい一方で、第2突起部は、第1突起部よりも延設寸法が短く接触面積が小さいことで、流体管に食い込みやすいため、分割体を連結する際の移動抵抗を抑制しつつ、流体管に対するケース体の周方向及び管軸方向への相対移動を防止することができる。
【0008】
前記第1突起部は、該第1突起部の連結側端部から前記分割体の連結方向の背方に延びる内面を有することを特徴としている。
この特徴によれば、第1突起部の連結側端部は流体管に食い込む一方で、内面は流体管に食い込まないため、移動抵抗を抑制することができる。
【0009】
前記第1突起部における連結側端部は、前記分割体の連結方向に略直交に形成されていることを特徴としている。
この特徴によれば、流体管に対するケース体の周方向の相対移動を防止することができる。
【0010】
前記第1突起部における連結側端部には、前記分割体の連結方向の背方に向けて管軸方向の両側に拡がるように傾斜する一対の傾斜面が形成されていることを特徴としている。
この特徴によれば、流体管の外周面に第1突起部を容易に食い込ませることができるため、移動抵抗を抑制できる。
(【0011】以降は省略されています)

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