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公開番号2025083580
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-30
出願番号2025044182,2021099308
出願日2025-03-19,2021-06-15
発明の名称車載制御装置および機器設定方法
出願人株式会社オートネットワーク技術研究所,住友電装株式会社,住友電気工業株式会社
代理人弁理士法人ワンディ-IPパ-トナ-ズ
主分類H04L 12/28 20060101AFI20250523BHJP(電気通信技術)
要約【課題】車載ネットワークの設定変更が可能な構成において、当該車載ネットワークにおいて安定した通信を実現する。
【解決手段】車両に搭載される車載制御装置であって、車載ネットワークにおける電子機器から前記車載ネットワークの設定変更タイミングの算出に用いる算出用情報を取得する取得部と、前記取得部により取得された前記算出用情報に基づいて、前記設定変更タイミングを算出する算出部と、前記算出部により算出された前記設定変更タイミングにおいて前記車載ネットワークの設定変更が実行されるための処理を行う制御部とを備え、前記算出用情報は、前記車載ネットワークのトポロジ、前記電子機器が属するシステムのサービス、前記車両の走行状態、および前記車両の電源状態のうちの少なくともいずれか1つを含む。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
車両に搭載される車載制御装置であって、
前記車両の車載ネットワークにおいて、互いに異なるシステムに属する複数の電子機器と、前記複数の電子機器が接続される中継装置であって、前記電子機器間で送受信される情報を中継する前記中継装置とが設けられ、
各前記
電子機器から前記車載ネットワークの設定変更タイミングの算出に用いる算出用情報を取得する取得部と、
前記取得部
が前記各電子機器から取得した
前記算出用情報に基づいて、前記設定変更タイミングを算出する算出部と、
前記算出部により算出された前記設定変更タイミングにおいて前記車載ネットワークの設定変更が実行されるための処理を行う制御部とを備え、
前記算出部は、前記車載ネットワークにおける設定変更対象のシステムの機能またはサービスを停止可能なタイミング、前記車載ネットワークにおける設定変更対象のシステム以外のシステムの機能またはサービスに影響を与えないタイミング、および前記車載ネットワークにおいて所定値以上の帯域マージンが存在するタイミングのうちの少なくともいずれか1つにさらに基づいて、前記設定変更タイミングを算出し、
前記算出用情報は、前記車載ネットワークのトポロジ、前記電子機器が属するシステムのサービス、前記車両の走行状態、および前記車両の電源状態のうちの少なくともいずれか1つを含み、
前記算出部は、設定変更対象のシステムを含む、提供するサービスが互いに異なるシステムごとに、設定変更が可能なタイミングを算出し、算出した前記各タイミングに基づいて前記設定変更タイミングを算出する、車載制御装置。
続きを表示(約 880 文字)【請求項2】
前記算出部は、前記電子機器が属するシステムごとの、前記設定変更が許可される条件を示す条件情報を用いて、設定変更対象のシステムを決定する
、請求項1に記載の車載制御装置。
【請求項3】
車両に搭載される車載制御装置における機器設定方法であって、
前記車両の車載ネットワークにおいて、互いに異なるシステムに属する複数の電子機器と、前記複数の電子機器が接続される中継装置であって、前記電子機器間で送受信される情報を中継する前記中継装置とが設けられ、
前記機器設定方法は、
各前記
電子機器から前記車載ネットワークの設定変更タイミングの算出に用いる算出用情報を取得するステップと、
前記各電子機器から
取得した前記算出用情報に基づいて、前記設定変更タイミングを算出するステップと、
算出した前記設定変更タイミングにおいて前記車載ネットワークの設定変更が実行されるための処理を行うステップとを含み、
前記設定変更タイミングを算出するステップにおいては、前記車載ネットワークにおける設定変更対象のシステムの機能またはサービスを停止可能なタイミング、前記車載ネットワークにおける設定変更対象のシステム以外のシステムの機能またはサービスに影響を与えないタイミング、および前記車載ネットワークにおいて所定値以上の帯域マージンが存在するタイミングのうちの少なくともいずれか1つにさらに基づいて、前記設定変更タイミングを算出し、
前記算出用情報は、前記車載ネットワークのトポロジ、前記電子機器が属するシステムのサービス、前記車両の走行状態、および前記車両の電源状態のうちの少なくともいずれか1つを含み、
前記設定変更タイミングを算出するステップにおいては、設定変更対象のシステムを含む、提供するサービスが互いに異なるシステムごとに、設定変更が可能なタイミングを算出し、算出した前記各タイミングに基づいて前記設定変更タイミングを算出する、機器設定方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、車載制御装置、イーサネットスイッチおよび機器設定方法に関する。
続きを表示(約 2,600 文字)【背景技術】
【0002】
車載ネットワークの構成の設定変更を行う技術が開発されている。たとえば、特許文献1(国際公開第2015145334号)には、以下のような技術が開示されている。すなわち、車両用制御装置は、複数の中継器からなる車両ネットワークが内部に構築された車両の状態と前記複数の中継器それぞれに設定する制御内容を対応付けた制御シナリオに基づき、前記複数の中継器を制御する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2015145334号
国際公開第2015179123号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
車載ネットワークの設定変更を動的に行う場合、車両の環境等によっては当該設定変更が車載ネットワークにおける通信に影響を及ぼす可能性がある。
【0005】
本開示は、上述の課題を解決するためになされたもので、その目的は、車載ネットワークの設定変更が可能な構成において、当該車載ネットワークにおいて安定した通信を実現することが可能な車載制御装置、イーサネットスイッチおよび機器設定方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の車載制御装置は、車両に搭載される車載制御装置であって、車載ネットワークにおける電子機器から前記車載ネットワークの設定変更タイミングの算出に用いる算出用情報を取得する取得部と、前記取得部により取得された前記算出用情報に基づいて、前記設定変更タイミングを算出する算出部と、前記算出部により算出された前記設定変更タイミングにおいて前記車載ネットワークの設定変更が実行されるための処理を行う制御部とを備え、前記算出部は、前記車載ネットワークにおける設定変更対象のシステムの機能またはサービスを停止可能なタイミング、前記車載ネットワークにおける設定変更対象のシステム以外のシステムの機能またはサービスに影響を与えないタイミング、および前記車載ネットワークにおいて所定値以上の帯域マージンが存在するタイミングのうちの少なくともいずれか1つにさらに基づいて、前記設定変更タイミングを算出し、前記算出用情報は、前記車載ネットワークのトポロジ、前記電子機器が属するシステムのサービス、前記車両の走行状態、および前記車両の電源状態のうちの少なくともいずれか1つを含み、前記算出部は、設定変更対象のシステムを含む、提供するサービスが互いに異なるシステムごとに、設定変更が可能なタイミングを算出し、算出した前記各タイミングに基づいて前記設定変更タイミングを算出する。
【0007】
本開示のイーサネットスイッチは、車両に搭載されるイーサネットスイッチであって、車載ネットワークにおける電子機器間の情報を中継する中継部を備え、前記中継部は、前記車載ネットワークの設定変更タイミングの算出に用いる算出用情報を前記電子機器から取得するかまたは生成し、前記設定変更タイミングを算出する他の装置へ送信し、前記他の装置から前記設定変更タイミングに基づく設定変更要求を受信し、受信した前記設定変更要求に従って前記中継部の設定変更を行う設定部とを備え、前記算出用情報は、前記車載ネットワークのトポロジ、前記電子機器が属するシステムのサービス、前記車両の走行状態、および前記車両の電源状態のうちの少なくともいずれか1つを含む。
【0008】
本開示の機器設定方法は、車両に搭載される車載制御装置における機器設定方法であって、車載ネットワークにおける電子機器から前記車載ネットワークの設定変更タイミングの算出に用いる算出用情報を取得するステップと、取得した前記算出用情報に基づいて、前記設定変更タイミングを算出するステップと、算出した前記設定変更タイミングにおいて前記車載ネットワークの設定変更が実行されるための処理を行うステップとを含み、前記設定変更タイミングを算出するステップにおいては、前記車載ネットワークにおける設定変更対象のシステムの機能またはサービスを停止可能なタイミング、前記車載ネットワークにおける設定変更対象のシステム以外のシステムの機能またはサービスに影響を与えないタイミング、および前記車載ネットワークにおいて所定値以上の帯域マージンが存在するタイミングのうちの少なくともいずれか1つにさらに基づいて、前記設定変更タイミングを算出し、前記算出用情報は、前記車載ネットワークのトポロジ、前記電子機器が属するシステムのサービス、前記車両の走行状態、および前記車両の電源状態のうちの少なくともいずれか1つを含み、前記設定変更タイミングを算出するステップにおいては、設定変更対象のシステムを含む、提供するサービスが互いに異なるシステムごとに、設定変更が可能なタイミングを算出し、算出した前記各タイミングに基づいて前記設定変更タイミングを算出する。
【0009】
本開示の機器設定方法は、車両に搭載され、車載ネットワークにおける電子機器間の情報を中継する中継部を備えるイーサネットスイッチにおける機器設定方法であって、前記車載ネットワークの設定変更タイミングの算出に用いる算出用情報を前記電子機器から取得するかまたは生成し、前記設定変更タイミングを算出する他の装置へ送信するステップと、前記他の装置から前記設定変更タイミングに基づく設定変更要求を受信し、受信した前記設定変更要求に従って前記中継部の設定変更を行うステップとを含み、前記算出用情報は、前記車載ネットワークのトポロジ、前記電子機器が属するシステムのサービス、前記車両の走行状態、および前記車両の電源状態のうちの少なくともいずれか1つを含む。
【0010】
本開示の一態様は、このような特徴的な処理部を備える車載制御装置として実現され得るだけでなく、かかる特徴的な処理のステップをコンピュータに実行させるためのプログラムとして実現され得る。また、本開示の一態様は、車載制御装置の一部または全部を実現する半導体集積回路として実現され得たり、車載制御装置を含むシステムとして実現され得る。
(【0011】以降は省略されています)

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