TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025083392
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-30
出願番号
2025035266,2020202492
出願日
2025-03-06,2020-12-07
発明の名称
包装体および包装方法
出願人
住友ベークライト株式会社
代理人
個人
主分類
B65D
85/50 20060101AFI20250523BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約
【課題】カット野菜の鮮度保持効果を向上できる包装体および包装方法を提供する。
【解決手段】本発明の包装体は、樹脂フィルムからなる包装容器内にカット野菜を密封包装してなる包装体であって、(a)当該密封包装時の前記カット野菜体積(cm
3
)に対する前記包装容器内の空気体積(cm
3
)の比率をHS1とし、当該密封包装から10℃、72時間後の前記カット野菜体積(cm
3
)に対する前記包装容器内の空気体積(cm
3
)の比率をHS2としたとき、HS2/HS1が、1~1.5であり、(b)当該密封包装から72時間後の前記包装容器内の酸素濃度が0.1~20%であり、当該密封包装時において、前記カット野菜全質量に対してカットキャベツを90質量%以上含む。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
樹脂フィルムからなる包装容器内にカット野菜を密封包装してなる包装体であって、
(a)当該密封包装時の前記カット野菜体積(cm
3
)に対する前記包装容器内の空気体積(cm
3
)の比率をHS1とし、当該密封包装から10℃、72時間後の前記カット野菜体積(cm
3
)に対する前記包装容器内の空気体積(cm
3
)の比率をHS2としたとき、HS2/HS1が、1~1.5であり、
(b)当該密封包装から72時間後の前記包装容器内の酸素濃度が0.1~20%であり、
当該密封包装時において、前記カット野菜全質量に対してカットキャベツを90質量%以上含む、包装体。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の包装体において、
(c)HS1が2.5~4.0である、包装体。
【請求項3】
請求項1または2に記載の包装体において、
前記樹脂フィルムの23℃、60%RHにおける酸素透過量が、200~62500cc/m
2
・day・atmである、包装体。
【請求項4】
請求項1乃至3いずれか一項に記載の包装体において、
(d)HS2が2.5~4.0である、包装体。
【請求項5】
請求項1乃至4いずれか一項に記載の包装体において、
前記樹脂フィルムは、ポリエチレン、エチレン共重合体、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリスチレン、アクリル樹脂、ポリエステル樹脂、およびポリアミド樹脂の中から選ばれる1種または2種以上を含むフィルム、および/または延伸された当該フィルムを備える、包装体。
【請求項6】
請求項1乃至5いずれか一項に記載の包装体において、
前記樹脂フィルムの厚みが、5~300μmである、包装体。
【請求項7】
請求項1乃至6いずれか一項に記載の包装体において、
前記樹脂フィルムが貫通孔を有する、包装体。
【請求項8】
請求項1乃至7いずれか一項に記載の包装体において、
前記包装容器が、袋状である、包装体。
【請求項9】
樹脂フィルムからなる包装容器内にカット野菜を密封包装する包装方法であって、
(a)当該密封包装時の前記カット野菜体積(cm
3
)に対する前記包装容器内の空気体積(cm
3
)の比率をHS1とし、当該密封包装から10℃、72時間後の前記カット野菜体積(cm
3
)に対する前記包装容器内の空気体積(cm
3
)の比率をHS2としたとき、HS2/HS1が、1~1.5であり、
(b)当該密封包装から72時間後の前記包装容器内の酸素濃度が0.1~20%であり、
当該密封包装時において、前記カット野菜全質量に対してカットキャベツを90質量%以上含む、包装方法。
【請求項10】
請求項9に記載の包装方法であって、
環境温度を10℃として保管する、包装方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、包装体および包装方法に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、収穫されたカット野菜の鮮度保持方法として、カット野菜の呼吸を適度に抑制して鮮度を保持する方法が知られている。このようなカット野菜の鮮度保持に使用される包装材は、MA(Modified Atmosphere)包装として知られている。
【0003】
たとえば、特許文献1には、千切りキャベツを含む青果物を収納した包装容器内の、NH
3
換算の、においモニターにおけるにおい強度を600以下とすることで鮮度保持する方法が開示されている。特許文献1によれば、異臭の原因である硫化メチル濃度に対応する、NH
3
換算の、においモニターにおけるにおい強度(S)を一定値以下に抑制することにより、異臭抑制を可能としている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2018-199510号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に開示される技術は、千切りキャベツから発生される異臭に着目したものであり、鮮度保持効果においてなお改善の余地があった。
通常、千切りキャベツなどのカット野菜を密封包装した包装体は、クッション性や見栄え、包装利便性などの観点から、ある程度のヘッドスペースが設けられている。そこで、本発明者らは、カット野菜の鮮度保持効果をより向上するため、ヘッドスペースに新たに着目し鋭意検討を行ったところ、時間経過に伴い、当該ヘッドペースが増加するとともにカット野菜の呼吸障害により異臭が発生する傾向があることを見出した。そこで、さらに検討を重ねた結果、当該ヘッドペースの変化量と包装体内の酸素濃度をともに制御することで、カット野菜の鮮度保持効果を効果的に向上できることを見出し、本発明を完成させた。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明によれば、
樹脂フィルムからなる包装容器内にカット野菜を密封包装してなる包装体であって、
(a)当該密封包装時の前記カット野菜体積(cm
3
)に対する前記包装容器内の空気体積(cm
3
)の比率をHS1とし、当該密封包装から10℃、72時間後の前記カット野菜体積(cm
3
)に対する前記包装容器内の空気体積(cm
3
)の比率をHS2としたとき、HS2/HS1が、1~1.5であり、
(b)当該密封包装から72時間後の前記包装容器内の酸素濃度が0.1~20%であり、
当該密封包装時において、前記カット野菜全質量に対してカットキャベツを90質量%以上含む、包装体が提供される。
【0007】
また、本発明によれば、
樹脂フィルムからなる包装容器内にカット野菜を密封包装する包装方法であって、
(a)当該密封包装時の前記カット野菜体積(cm
3
)に対する前記包装容器内の空気体積(cm
3
)の比率をHS1とし、当該密封包装から10℃、72時間後の前記カット野菜体積(cm
3
)に対する前記包装容器内の空気体積(cm
3
)の比率をHS2としたとき、HS2/HS1が、1~1.5であり、
(b)当該密封包装から72時間後の前記包装容器内の酸素濃度が0.1~20%であり、
当該密封包装時において、前記カット野菜全質量に対してカットキャベツを90質量%以上含む、包装方法が提供される。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、カット野菜の鮮度保持効果を向上できる包装体および包装方法が提供される。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施形態について、詳細に説明する。
【0010】
本明細書中、「略」という用語は、特に明示的な説明の無い限りは、製造上の公差や組立て上のばらつき等を考慮した範囲を含むことを表す。
本明細書中、数値範囲の説明における「X~Y」との表記は、特に断らない限り、X以上Y以下のことを表す。例えば、「1~5質量%」とは「1質量%以上5質量%以下」を意味する。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
個人
箱
7か月前
個人
ゴミ箱
7か月前
個人
包装体
8か月前
個人
コンベア
13日前
個人
ゴミ収集器
2か月前
個人
段ボール箱
2か月前
個人
段ボール箱
2か月前
個人
容器
4か月前
個人
パウチ補助具
7か月前
個人
宅配システム
2か月前
個人
折り畳み水槽
8か月前
個人
土嚢運搬器具
3か月前
個人
楽ちんハンド
6日前
個人
角筒状構造体
23日前
個人
閉塞装置
5か月前
個人
お薬の締結装置
1か月前
個人
コード類収納具
3か月前
個人
ダンボール宝箱
8か月前
株式会社コロナ
梱包材
23日前
個人
貯蔵サイロ
2か月前
個人
ゴミ処理機
4か月前
株式会社和気
包装用箱
4か月前
個人
圧縮収納袋
8か月前
株式会社イシダ
包装装置
7か月前
株式会社新弘
容器
7か月前
三甲株式会社
蓋体
3か月前
個人
袋入り即席麺
2か月前
株式会社新弘
容器
7か月前
個人
包装箱
5か月前
株式会社イシダ
搬送装置
1か月前
個人
塗料容器用蓋
8か月前
個人
搬送システム
1か月前
三甲株式会社
蓋体
4か月前
個人
輸送積荷用動吸振器
1か月前
三甲株式会社
容器
1か月前
積水樹脂株式会社
接着剤
7か月前
続きを見る
他の特許を見る