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公開番号
2025083227
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-30
出願番号
2023197005
出願日
2023-11-20
発明の名称
媒体取扱装置及び劣化判定方法
出願人
富士通フロンテック株式会社
代理人
弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類
B65H
5/02 20060101AFI20250523BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約
【課題】運用を効率化する媒体取扱装置及び劣化判定方法を提供する。
【解決手段】ゴムローラ201は、媒体を移動させる。センサ211は、ゴムローラ201に対する所定位置における媒体の存在を検出する。劣化判定部122は、ゴムローラ201を用いて前記媒体を移動させた場合のセンサ211による媒体の検出結果から、ゴムローラ201による移動経路上の所定範囲における媒体の第1通過時間を算出し、ゴムローラ201の劣化が無い状態での所定範囲の媒体の基準通過時間と第1通過時間とから遅延時間を算出し、遅延時間を基にゴムローラ201の劣化度合いを数値化する。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
媒体を移動させるゴム部材と、
前記ゴム部材に対する所定位置における前記媒体の存在を検出するセンサと、
前記ゴム部材を用いて前記媒体を移動させた場合の前記センサによる前記媒体の検出結果から、前記ゴム部材による移動経路上の所定範囲における前記媒体の第1通過時間を算出し、前記ゴム部材の劣化が無い状態での前記所定範囲の前記媒体の基準通過時間と前記第1通過時間とから遅延時間を算出し、前記遅延時間を基に前記ゴム部材の劣化度合いを数値化する劣化判定部と
を備えたことを特徴とする媒体取扱装置。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記媒体は、試験用媒体であることを特徴とする請求項1に記載の媒体取扱装置。
【請求項3】
前記劣化判定部は、劣化が無い状態での前記ゴム部材を用いて前記媒体を移動させた場合の前記センサによる前記媒体の検出結果から前記所定範囲における前記媒体の通過時間を算出する処理を第1所定回数繰り返した場合の、前記第1所定回数の前記通過時間の算出結果の平均を前記基準通過時間として取得することを特徴とする請求項1に記載の媒体取扱装置。
【請求項4】
前記劣化判定部は、前記ゴム部材を用いて前記媒体を移動させた場合の前記センサによる前記媒体の検出結果から前記所定範囲における前記媒体の通過時間を算出する処理を第2所定回数繰り返し、記第2所定回数の前記通過時間の算出結果の平均を前記第1通過時間として用いることを特徴とする請求項1に記載の媒体取扱装置。
【請求項5】
前記ゴム部材は、ゴムローラを含み、
前記センサは、前記ゴムローラにより押し出される際の前記媒体の通過位置に配置された第1センサを含み、
前記劣化判定部は、前記第1センサにより前記媒体の進行方向の前端が検出されてから後端が検出されるまでの時間を第1通過時間とする
ことを特徴とする請求項1に記載の媒体取扱装置。
【請求項6】
前記ゴム部材は、一端から他端まで前記媒体を移動させるゴムベルトを含み、
前記センサは、前記ゴムベルトにおける前記媒体の進行方向の後端に配置された第2センサ及び前記ゴムベルトにおける前記媒体の進行方向の前端に配置された第3センサを含み、
前記劣化判定部は、前記第2センサにより前記媒体の進行方向の後端の通過が検出された後、前記第3センサにより前記媒体の進行方向の前端が検出されるまでの時間、又は、前記第3センサにより記媒体の進行方向の前端が検出されてから後端が検出されるまでの時間を第1通過時間とする
ことを特徴とする請求項1に記載の媒体取扱装置。
【請求項7】
コンピュータが、
媒体を移動させるゴム部材に対する所定位置における前記媒体の存在を検出するセンサによる前記媒体の検出結果を取得し、
前記ゴム部材を用いて前記媒体を移動させた場合の前記センサによる前記媒体の検出結果から、前記ゴム部材による移動経路上の所定範囲における前記媒体の第1通過時間を算出し、
前記ゴム部材の劣化が無い状態での前記所定範囲の前記媒体の基準通過時間と前記第1通過時間とから遅延時間を算出し、
前記遅延時間を基に前記ゴム部材の劣化度合いを数値化する
処理を実行することを特徴とする劣化判定方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、媒体取扱装置及び劣化判定方法に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
媒体の搬送を伴う各種媒体取扱装置では、ゴムのベルト等を用いて媒体を搬送することが多い。例えば、ATM(Automatic Teller Machine)等の自動取引装置では、紙幣や硬貨がゴムローラやゴムベルト等により、搬送され、出入金口や現金を溜めるカセット等に送られる。また、自動取引装置では、カード等もゴムローラやゴムベルト等によって搬送される。
【0003】
このような各種媒体の搬送等に用いられる稼働部品のゴムは、使用状態に応じた寿命があり、適切な時期に交換することが好ましい。この点、従来は稼働部品のゴムの交換時期を、以下の2つのいずれかの方法で決定することが一般的であった。1つは、保守作業等を行う作業員の経験によるゴムの外観確認により交換時期を決定するといった目視点検による交換判断の方法である。また、他の1つは、予め決められた一定期間でゴムを交換していく定期交換の方法である。
【0004】
また、稼働部品のゴムの劣化に関する技術として、赤外線を照射してゴムベルトの劣化を検出する技術が提案されている。また、評価用媒体を繰り出し、予め決められたタイミングで搬送し、通過時間を検出し、検出した通過時間を基にゴムローラや搬送ベルト等の特性劣化を判定して通知する技術が提案されている。他にも、搬送される印刷用紙の後端通過をセンサで検知して、印刷用紙の通過時間を求め、通過時間を補正して正常範囲に対するズレの度合いに基づき故障診断を行う技術が提案されている。
【0005】
なお、自動取引装置では、近年装置内部における様々な情報を取得することが可能となり、それらの情報を統合して業務を効率化することが進められている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開平7-4468号公報
特開2007-210718号公報
特開2005-206307号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、目視点検による交換判断による交換時期の決定では、適切な時期に交換するために作業員が頻繁に装置を点検することになり、保守などの作業負担が大きくなる。また、作業員のスキルに依存する部分が大きく、交換時期にばらつきが発生し、交換時期が早すぎたり遅すぎたりするおそれがあり、適切な時期に交換することが難しい。また、温度や湿度といった動作環境や動作回数の多少といった稼働状況により稼動部品のゴムの劣化の進行度合いが異なるため、一律に定期交換を行うと、適切な時期に交換することが難しい。このように、目視点検による交換判断の方法及び定期交換の方法のいずれであっても、運用を効率的に行うことが困難である。
【0008】
さらに、赤外線を照射してゴムの劣化を判定する技術では、スペース及びコストの観点から装置に組み込むことが難しく、運用を効率的に行うことが困難である。また、従来の評価用媒体の通過時間を基にゴムローラや搬送ベルト等の特性劣化を判定する技術では、劣化の度合いの算出は行われておらず、どの程度劣化したかが分からないため交換時期を適切に特定することは難しく、運用を効率的に行うことは困難である。また、搬送される印刷用紙の通過時間の正常範囲に対するズレの度合いに基づき故障診断を行う技術では、劣化の度合いの算出は行われておらず、適切な交換時期を特定することは難しく、運用を効率的に行うことは困難である。
【0009】
開示の技術は、上記に鑑みてなされたものであって、運用を効率化する媒体取扱装置及び劣化判定方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本願の開示する媒体取扱装置及び劣化判定方法の一つの態様において、ゴム部材は、媒体を移動させる。センサは、前記ゴム部材に対する所定位置における前記媒体の存在を検出する。劣化判定部は、前記ゴム部材を用いて前記媒体を移動させた場合の前記センサによる前記媒体の検出結果から、前記ゴム部材による移動経路上の所定範囲における前記媒体の第1通過時間を算出し、前記ゴム部材の劣化が無い状態での前記所定範囲の前記媒体の基準通過時間と前記第1通過時間とから遅延時間を算出し、前記遅延時間を基に前記ゴム部材の劣化度合いを数値化する。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
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