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公開番号
2025083050
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-30
出願番号
2023196714
出願日
2023-11-20
発明の名称
液体微細化装置、加湿装置
出願人
パナソニックIPマネジメント株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
F24F
6/00 20060101AFI20250523BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約
【課題】長期間の使用において加湿能力を維持できる液体微細化装置を提供する。
【解決手段】本発明に係る液体微細化装置は、水を貯水する貯水部と、回転することで下端に設けられた揚水開口を介して貯水部から揚水し遠心方向に放出する揚水管と、貯水部の内面に設けられる溝部と、溝部に設けられ揚水管の回転によって生じる回転水流の進行方向に向かって開口し貯水部の内外を連通する排水口と、を備えることで、貯水部におけるスケール成分の残留を軽減し、スケール成分が揚水管に取り込まれることを抑制することで、長期間において加湿能力を維持可能である。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
水を貯水する貯水部と、
回転することで、下方に設けられた揚水開口を介して前記貯水部から揚水し、遠心方向に放出する揚水管と、
前記貯水部の内面に設けられる溝部と、
前記溝部に設けられ、前記揚水管の回転によって生じる回転水流の進行方向に向かって開口し、前記貯水部の内外を連通する排水口と、
を備えた液体微細化装置。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
前記排水口は、
上面視にして、当該排水口を構成する排水面に対して垂直な方向と前記回転水流の進行方向とが成す角度が90度より小さい、請求項1に記載の液体微細化装置。
【請求項3】
前記溝部は、
前記揚水管が回転することによって生じる回転水流の上流側に位置する当該溝部の縁である上流縁と、
下流側に位置する当該溝部の縁である下流縁と、を備え、
前記上流縁は、
側面視にして、前記下流縁よりも低く設けられる請求項1に記載の液体微細化装置。
【請求項4】
前記溝部は、
前記揚水開口の鉛直下方から前記排水口まで設けられる請求項1に記載の液体微細化装置。
【請求項5】
前記揚水管の回転を制御する制御部を備え、
前記制御部は、
加湿運転を開始する前段で前記回転水流を形成するが前記水を遠心方向に放出しない回転速度で所定の時間前記揚水管を回転させ、当該所定の時間経過後に前記水を遠心方向に放出する回転速度で前記揚水管を回転させる、スケール除外運転を行う請求項1に記載の液体微細化装置。
【請求項6】
前記揚水管の回転を制御する制御部と、
前記貯水部に給水する給水部と、を備え、
前記制御部は、
前記給水部が給水を行う間には、前記回転水流を形成するが前記水を遠心方向に放出しない回転速度で前記揚水管を所定の時間回転させる、スケール除外運転を行う請求項1に記載の液体微細化装置。
【請求項7】
前記揚水管の回転を制御する制御部を備え、
前記制御部は、
前記貯水部から排水を行う間には、前記回転水流を形成するが前記水を遠心方向に放出しない回転速度で前記揚水管を所定の時間回転させる、スケール排出運転を行う請求項1に記載の液体微細化装置。
【請求項8】
前記揚水管の回転を制御する制御部を備え、
前記制御部は、
前記貯水部に貯水されていない状態においても前記揚水管を回転させるスケール剥離運転を行う請求項1に記載の液体微細化装置。
【請求項9】
前記遠心方向に放出された水を含んだ空気を、前記貯水部の内部から外部に送風するための送風機を備え、
前記制御部は、
前記貯水部に貯水されていない状態においても、前記送風機を介して前記貯水部の内部に向かって送風を行うスケール除去送風運転を備える請求項8に記載の液体微細化装置。
【請求項10】
前記貯水部の内面から立設する仕切板を備え、
前記仕切板は、
上面視にして前記揚水開口の外周側に沿って設けられる多孔体である請求項1に記載の液体微細化装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、液体微細化装置、加湿装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、高気密住宅が増え、空調機の暖房運転により室内の相対湿度は低下する傾向にある。相対湿度の低下に伴う乾燥に対応するために加湿装置の需要が高まっている。加湿装置の例として、貯水部の水を遠心破砕によって微細化し、空気に付与することで加湿を行う遠心破砕式の加湿装置が知られている(例えば特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-115918号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
加湿装置を構成し遠心破砕を行う液体微細化装置において、貯水部の内面に付着した水滴等の水分が乾燥することで、水に含まれるカルシウム分やマグネシウム分などのスケール成分が析出する。スケール成分は、水と共に揚水管内部に引き揚げられるが、揚水管の外部には放出されず揚水管の内面に付着することで揚水管内部からの水の放出を妨げ、加湿能力の低下を引き起こすことが懸念される。
【課題を解決するための手段】
【0005】
この課題を解決するために、本発明に係る液体微細化装置及び当該液体微細化装置を備えた加湿装置は、水を貯水する貯水部と、回転することで、下方に設けられた揚水開口を介して前記貯水部から揚水し、遠心方向に放出する揚水管と、前記貯水部の内面に設けられる溝部と、前記溝部に設けられ、前記揚水管の回転によって生じる回転水流の進行方向に向かって開口し、前記貯水部の内外を連通する排水口と、を備える。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、長期間の使用においても加湿能力を維持可能な液体微細化装置及び当該液体微細化装置を備えた加湿装置を提供可能である。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、加湿装置を備える住宅の模式図である。
図2は、加湿装置の斜視図である。
図3は、液体微細化装置の側断面図である。
図4は、液体微細化装置の上面視における断面図である。
図5は、排水口の詳細構成を示す模式図である。
図6は、液体微細化装置の動作を示す模式図である。
図7は、一変形例を示す液体微細化装置の側断面図である。
図8は、一変形例を示す液体微細化装置の側断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、実施の形態について図面を参照しながら説明する。なお以下の実施の形態は、本発明に係る液体微細化装置及び当該液体微細化装置を備えた加湿装置の一例を示すものである。実施の形態内で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の位置関係等は一例であり、請求の範囲を限定する趣旨ではない。また垂直及び平行などの要素間の関係性
を示す用語は、厳密な意味のみを示すものではなく、実質的に同等な範囲、例えば数%程度の差異をも含む。また各図は必ずしも厳密に図示したものではない。各図において実質的に同一の構成については同一の符号を付し、重複する説明は省略又は簡略化する場合がある。
(実施の形態1)
まず、加湿装置10を含んで構成される空調システム100について説明する。図1は、空調システム100を備えた建物80の概略図である。
【0009】
空調システム100は、建物80の階間や天井裏等に好適に設置できる。本実施の形態では、空調システム100は、建物80の天井裏82に設置され、天板83の下方に位置する居室81に給気する例を示す。空調システム100は、給気風路101と、排気風路102と、を備える。
【0010】
給気風路101は、屋外からダクト等を通じて吸い込んだ空気(以下、給気流)を屋内すなわち居室81へ導く。
(【0011】以降は省略されています)
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