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公開番号2025083042
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-30
出願番号2023196703
出願日2023-11-20
発明の名称原稿給送装置
出願人キヤノン電子株式会社
代理人
主分類B65H 7/14 20060101AFI20250523BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】シートの跳ね上がり検知において、シート積載台に積載されるシートやシート規制板を操作する人の手を検知することによる誤判定を防止する。
【解決手段】原稿が積載される原稿積載台1と、原稿積載台1に積載された原稿を搬送路に取り込んで1枚ずつに分離給送する分離給送手段42と、原稿積載台1に積載される原稿の積載面の上部において物体の有無を検知する跳ね上がり検知手段35と、人が周囲に近づいたことを検知する人感検知手段36と、跳ね上がり検知手段35と人感検知手段36とにおける検知状態に応じて原稿の給送において跳ね上がり異常が発生したかどうかを判定する異常判定手段46とを備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
原稿が積載される原稿積載台と、
前記原稿積載台に積載された原稿を搬送路に取り込んで1枚ずつに分離給送する分離給送手段と、
前記原稿積載台に積載される原稿の積載面の上部において物体の有無を検知する跳ね上がり検知手段と、
人が周囲に近づいたことを検知する人感検知手段と、
前記跳ね上がり検知手段と前記人感検知手段とにおける検知状態に応じて原稿の給送において跳ね上がり異常が発生したかどうかを判定する異常判定手段と
を備えることを特徴とする原稿給送装置。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記原稿給送装置は、
前記分離給送手段による分離給送動作中に、前記異常判定手段によって跳ね上がり異常を検知したとき、分離給送を停止するよう制御する制御手段を有することを特徴とする請求項1に記載の原稿給送装置。
【請求項3】
前記異常判定手段は、前記跳ね上がり検知手段が物体を検知したときに前記人感検知手段が人を検知していない場合、すぐに跳ね上がり異常と判定することを特徴とする請求項1または2に記載の原稿給送装置。
【請求項4】
前記異常判定手段は、前記跳ね上がり検知手段が物体を検知したときに前記人感検知手段が人を検知している場合、物体を検知してから所定時間だけ前記跳ね上がり異常の判定を遅延させることを特徴とする請求項1に記載の原稿給送装置。
【請求項5】
前記異常判定手段は、前記所定時間の間に前記跳ね上がり検知手段が物体を継続して検知しているときに、前記人感検知手段で人を検知しなくなった場合に、跳ね上がり異常と判定することを特徴とする請求項4に記載の原稿給送装置。
【請求項6】
前記分離給送手段の動作を制御する制御手段を備え、
前記異常判定手段は、前記所定時間の間に前記跳ね上がり検知手段が物体を検知しなくなったときに原稿の給送が正常と判定し、
前記制御手段は、前記異常判定手段が原稿の給送が正常と判定したときに前記分離給送手段による前記分離給送を再開するよう制御することを特徴とする請求項4または5に記載の原稿給送装置。
【請求項7】
前記人感検知手段は、人を検知可能な人感検知領域が前記原稿積載台に積載される原稿の積載面の上方を含むよう配置されることを特徴とする請求項1に記載の原稿給送装置。
【請求項8】
前記人感検知手段は、前記人感検知領域と、前記跳ね上がり検知手段が物体を検知可能な物体検知領域とが少なくとも部分的に重なるように配置されることを特徴とする請求項7に記載の原稿給送装置。
【請求項9】
前記跳ね上がり検知手段は、前記物体検知領域として、物体を検知したときの処理が異なる複数の物体検知領域を有し、
前記人感検知領域は、複数の前記物体検知領域のうちの前記原稿積載台側の物体検知領域と少なくとも部分的に重なることを特徴とする請求項8に記載の原稿給送装置。
【請求項10】
前記跳ね上がり検知手段は、
前記原稿積載台の側部近傍の一方に設けられ、給送される原稿の面に略平行で、かつ原稿給送方向に対して交差する方向に光を照射する発光部と、
前記原稿積載台の側部近傍の他方に設けられ、前記発光部から照射される光を受光するように光路を形成する受光部と
を有し、
さらに前記跳ね上がり検知手段は、前記分離給送手段による分離給送によって跳ね上がった原稿により前記光路が遮光されたときに物体が存在することを検知することを特徴とする請求項1に記載の原稿給送装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は原稿を給送して画像を読み取る画像読取装置などに代表される原稿給送装置に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
原稿積載台に積載された複数枚の原稿を順次分離して給送する原稿給送装置、及び、搬送される原稿の画像を読み取る画像読取装置において、原稿の給送不良の検知方法が種々提案されている。例えば、特許文献1では、複数枚の原稿がステープルで綴じられた原稿を分離給送したときに起きる原稿の異常形状(撓み)を検知する方法が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第7132427号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、原稿の分離給送中にユーザーが原稿積載台に積載された原稿を触ったり、原稿を整列するための原稿規制板を操作したりすることもある。その場合、特許文献1の方法では、ユーザーの操作に伴う原稿の変形やユーザーの手を原稿の跳ね上がりとして誤検知してしまう可能性がある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記を鑑み、本発明に係る原稿給送装置は、
原稿が積載される原稿積載台と、
前記原稿積載台に積載された原稿を搬送路に取り込んで1枚ずつに分離給送する分離給送手段と、
前記原稿積載台に積載される原稿の積載面の上部において物体の有無を検知する跳ね上がり検知手段と、
人が周囲に近づいたことを検知する人感検知手段と、
前記跳ね上がり検知手段と前記人感検知手段とにおける検知状態に応じて原稿の給送において跳ね上がり異常が発生したかどうかを判定する異常判定手段と
を備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、原稿積載台の上部において原稿の跳ね上がりを検知する際の誤検知の発生を低減できる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
第一の実施形態に係る画像読取装置の構成を概略的に示す断面図。
第一の実施形態に係る画像読取装置の制御ブロック図。
ステープルで綴じられた原稿の跳ね上がった状態を示す斜視図。
第一の実施形態に係る画像読取装置の跳ね上がり検知センサの配置を示す断面図及び斜視図。
第一の実施形態に係る画像読取装置の人感検知センサの配置と検知領域を示す斜視図。
第一の実施形態に掛かる画像読取装置の跳ね上がり検知センサと人感検知センサそれぞれの検知領域を示す断面図。
第一の実施形態に係る画像読取装置の跳ね上がり検知判定処理フロー。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態を詳しく説明する。なお、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る本発明を限定するものでなく、また本実施形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが本発明の解決手段に必須のものとは限らない。
【0009】
[第1の実施形態]
まず、本発明の第1の実施形態に係る画像読取装置について説明する。
【0010】
<画像読取装置>
図1は原稿給送装置を備える画像読取装置の構成を概略的に示す部分断面図である。
(【0011】以降は省略されています)

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