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公開番号
2025083004
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-30
出願番号
2023196617
出願日
2023-11-20
発明の名称
加熱調理システム
出願人
リンナイ株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
F24C
3/12 20060101AFI20250523BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約
【課題】危険事象が生じる可能性がある天板上の異物を精度よく検出し、高い安全性を有する加熱調理システムを提供する。
【解決手段】ガス加熱部20A,20Bの上方に被調理物Pが配置されてないときに、当該ガス加熱部20A,20Bの周辺の天板11上の第1監視領域201A,201B内に異物がある場合、当該ガス加熱部20A,20Bの加熱運転の開始指示が加熱運転指示入力部14A,14Bで入力されても、加熱運転の開始指示を無効とし、ガス加熱部20A,20Bの上方に被調理物が配置されているときに、当該ガス加熱部20A,20Bの周辺の第1監視領域201A,201Bよりも広い天板上の第2監視領域202A,202B内に異物がある場合、当該ガス加熱部20A,20Bの加熱運転の開始指示が加熱運転指示入力部14A,14Bで入力されても、加熱運転の開始指示を無効とする。
【選択図】図7
特許請求の範囲
【請求項1】
器具本体と、
器具本体の上面部を構成する天板と、
燃料ガスの燃焼によって被調理物を加熱するガス加熱部と、
ガス加熱部の上方の被調理物を検出する被調理物検出部と、
ガス加熱部の加熱運転の指示を入力する加熱運転指示入力部と、
天板上の異物を検出する異物検出部と、
制御装置と、を備え、
制御装置は、被調理物検出部でガス加熱部の上方に被調理物が検出されてない場合、被調理物が検出されてないガス加熱部の周辺の天板上の第1監視領域内に異物があるかどうかを判定し、第1監視領域内に異物があると判定すると、被調理物が検出されてないガス加熱部の加熱運転の開始指示が加熱運転指示入力部で入力されても、加熱運転の開始指示を無効とし、
被調理物検出部でガス加熱部の上方に被調理物が検出されている場合、被調理物が検出されているガス加熱部の周辺の第1監視領域よりも広い天板上の第2監視領域内に異物があるかどうかを判定し、第2監視領域内に異物があると判定すると、被調理物が検出されているガス加熱部の加熱運転の開始指示が加熱運転指示入力部で入力されても、加熱運転の開始指示を無効とする加熱調理システム。
続きを表示(約 1,500 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の加熱調理システムにおいて、
加熱運転指示入力部への加熱運転の指示の入力可能状態と、加熱運転指示入力部への加熱運転の指示の入力不可状態とを切り替える入力切替部を有し、
異物検出部は、加熱運転指示入力部への加熱運転の指示の入力可能状態にある場合、天板上の異物を検出する加熱調理システム。
【請求項3】
請求項2に記載の加熱調理システムにおいて、
入力切替部は、加熱運転指示入力部への電源供給を切り替える電源供給切替部を有し、
加熱運転指示入力部は、電源供給切替部によって電源供給されているときに加熱運転の指示の入力可能状態となり、電源供給切替部によって電源が供給されていないときに加熱運転の指示の入力不可状態となる加熱調理システム。
【請求項4】
請求項2に記載の加熱調理システムにおいて、
入力切替部は、被調理物検出部でガス加熱部の上方に被調理物が検出されているときに、加熱運転指示入力部への被調理物が検出されているガス加熱部の加熱運転の指示を入力可能状態とし、被調理物検出部でガス加熱部の上方に被調理物が検出されていないときに、加熱運転指示入力部への被調理物が検出されていないガス加熱部の加熱運転の指示を入力不可状態とし、
被調理物検出部でガス加熱部の上方に被調理物が検出されていないときでも、加熱運転指示入力部への被調理物が検出されていないガス加熱部の加熱運転の指示を入力可能状態とする解除部を有し、
制御装置は、被調理物検出部でガス加熱部の上方に被調理物が検出されていないが、解除部によって被調理物が検出されていないガス加熱部の加熱運転の指示が加熱運転指示入力部で入力可能状態にある場合、被調理物が検出されていないガス加熱部の周辺の天板上の第1監視領域内に異物があるかどうかを判定し、第1監視領域内に異物があると判定すると、被調理物が検出されていないガス加熱部の加熱運転の開始指示が加熱運転指示入力部で入力されても、加熱運転の開始指示を無効とする加熱調理システム。
【請求項5】
請求項1~4のいずれか1項に記載の加熱調理システムにおいて、
制御装置は、被調理物検出部でガス加熱部の上方に被調理物が検出されている場合、ガス加熱部の上方の被調理物の領域を除く第2監視領域内に異物があるかどうかを判定する加熱調理システム。
【請求項6】
請求項1~4のいずれか1項に記載の加熱調理システムにおいて、
異物検出部は、天板を上方から撮像する撮像部を有し、
制御装置は、撮像部で撮像された画像に基づき第1監視領域内及び第2監視領域内に異物があるかどうかを判定する加熱調理システム。
【請求項7】
請求項1~4のいずれか1項に記載の加熱調理システムにおいて、
被調理物を加熱する複数のガス加熱部と、
複数のガス加熱部のそれぞれの上方に被調理物が配置されているかどうかを検出する複数の被調理物検出部と、を備え、
制御装置は、各被調理物検出部で各ガス加熱部の上方に被調理物が検出されるかどうかに応じて、異物を判定する監視領域を変更する加熱調理システム。
【請求項8】
請求項7に記載の加熱調理システムにおいて、
異物検出部は、天板を上方から撮像する撮像部を有し、
制御装置は、撮像部で撮像された画像内の天板の上面を各ガス加熱部を含む複数の判定対象領域に分割し、
被調理物検出部で各判定対象領域内のガス加熱部の上方に被調理物が検出されるかどうかに応じて、異物を判定する監視領域を変更する加熱調理システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ガス加熱部を有する加熱調理システムに関する。
続きを表示(約 2,300 文字)
【背景技術】
【0002】
レンジフードにカメラを設け、ガスバーナを燃焼させる加熱調理中、下方の加熱調理器を撮影して得られた画像を解析し、調理具から煙が立ち上がっているなどの危険状態を検出すると、加熱を停止させることが提案されている(例えば、特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-40430号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、加熱調理中だけでなく、加熱調理開始前には、調理の下拵えのため、非耐熱性の容器に入れられた各種調味料や、布巾、キッチンペーパーの清掃用品、菜箸などの可燃物が加熱調理器の天板上やその周辺に置かれて使用されることが多い。そのため、ユーザが不用意にこれらを天板上に置き忘れて加熱調理を開始させると、容器の変形や発火などの危険事象が生じる虞がある。特に、被調理物である鍋などの調理具が天板上にあると、調理具の後方が見え難いため、ユーザが置き忘れに気がつき難い。その結果、特許文献1のようにユーザが加熱調理を開始させて、危険事象が生じた後で加熱を停止するだけでは安全性が十分に確保できていない。また、特許文献1では、グリルの排気口上の異物を検出することも提案されているが、上記と同様に、グリルでの加熱調理開始後、異物の燃焼によって発生する煙を検出しているため、安全性に劣る。一方、加熱調理がされていないときに危険事象の生じる可能性が低い異物まで検出すると、円滑な加熱調理が妨げられる可能性がある。
【0005】
本発明は上記課題を解決するものであり、本発明の目的は、危険事象が生じる可能性がある天板上の異物を精度よく検出し、高い安全性を有する加熱調理システムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本技術の第1の態様によれば、
器具本体と、
器具本体の上面部を構成する天板と、
燃料ガスの燃焼によって被調理物を加熱するガス加熱部と、
ガス加熱部の上方の被調理物を検出する被調理物検出部と、
ガス加熱部の加熱運転の指示を入力する加熱運転指示入力部と、
天板上の異物を検出する異物検出部と、
制御装置と、を備え、
制御装置は、被調理物検出部でガス加熱部の上方に被調理物が検出されてない場合、被調理物が検出されてないガス加熱部の周辺の天板上の第1監視領域内に異物があるかどうかを判定し、第1監視領域内に異物があると判定すると、被調理物が検出されてないガス加熱部の加熱運転の開始指示が加熱運転指示入力部で入力されても、加熱運転の開始指示を無効とし、
被調理物検出部でガス加熱部の上方に被調理物が検出されている場合、被調理物が検出されているガス加熱部の周辺の第1監視領域よりも広い天板上の第2監視領域内に異物があるかどうかを判定し、第2監視領域内に異物があると判定すると、被調理物が検出されているガス加熱部の加熱運転の開始指示が加熱運転指示入力部で入力されても、加熱運転の開始指示を無効とする加熱調理システムが提供される。
【0007】
ガス加熱部の上方に被調理物がない場合、ガス加熱部に形成される火炎は上方に立ち上がるように形成される。一方、ガス加熱部の上方に被調理物がある場合、ガス加熱部に形成される火炎は被調理物の底面に沿って放射状に広がる。その結果、ガス加熱部の上方に被調理物が配置されている場合、ガス加熱部の上方に被調理物が配置されていない場合よりも天板上の広い領域で危険事象が発生しやすい。従って、被調理物検出部でガス加熱部の上方に被調理物が検出されていない場合、当該ガス加熱部の周辺の天板上の第1監視領域内に異物があるかどうかを判定し、被調理物検出部でガス加熱部の上方に被調理物が検出されている場合、当該ガス加熱部の周辺の第1監視領域よりも広い天板上の第2監視領域内に異物があるかどうかを判定することによって、ガス加熱部の加熱運転を開始させたときに危険事象が生じる領域内の異物を精度よく検出することができる。そして、第1監視領域内または第2監視領域内に異物が検出された場合、加熱運転指示入力部で入力されるガス加熱部の加熱運転の開始指示を無効とすれば、ガス加熱部が点火されないから、高い安全性を確保することができる。
【0008】
本技術の第2の態様によれば、上記第1の態様において、
加熱運転指示入力部への加熱運転の指示の入力可能状態と、加熱運転指示入力部への加熱運転の指示の入力不可状態とを切り替える入力切替部を有し、
異物検出部は、加熱運転指示入力部への加熱運転の指示の入力可能状態にある場合、天板上の異物を検出する。
【0009】
上記加熱調理システムによれば、加熱運転指示入力部への加熱運転の指示が入力可能状態にある場合にのみ、異物検出部で異物が検出されるため、省エネルギー化を図ることができる。
【0010】
本技術の第3の態様によれば、上記第2の態様において、
入力切替部は、加熱運転指示入力部への電源供給を切り替える電源供給切替部を有し、
加熱運転指示入力部は、電源供給切替部によって電源供給されているときに加熱運転の指示の入力可能状態となり、電源供給切替部によって電源が供給されていないときに加熱運転の指示の入力不可状態となる。
(【0011】以降は省略されています)
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