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公開番号2025083240
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-30
出願番号2023197032
出願日2023-11-20
発明の名称設備機器連携システム
出願人リンナイ株式会社
代理人個人,個人
主分類G06Q 10/20 20230101AFI20250523BHJP(計算;計数)
要約【課題】設備機器の設置環境に応じて点検報知の時期を適切な時期に行うことを可能とする設備機器連携システムを提供する。
【解決手段】設備機器連携システムは外部サーバと設備機器とを備える。設備機器は、設備機器の設置場所に関する設置場所情報を含む機器情報を取得する機器情報取得部、前記機器情報を外部サーバへ送信する情報発信部を備える。外部サーバは、設備機器から送信された機器情報に基づいて設備機器の設置環境に応じた情報を含む外部サーバ情報を設備機器に送信する。設備機器は、外部サーバから送信された外部サーバ情報を受信する情報受信部、情報受信部で受信した前記外部サーバ情報に基づいて点検情報記憶部に記憶された点検情報を更新する情報処理部を備える。設備機器の比較判断部は、点検情報が更新された後は更新された点検情報と使用状況記憶部に記憶された使用状況情報とを比較し、点検時期が来たか否かを判断する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
外部サーバと、前記外部サーバと通信可能な設備機器と、を備えた設備機器連携システムであって、
前記外部サーバは、前記設備機器から送信された機器情報に基づいて、前記設備機器の設置環境に応じた情報を含む外部サーバ情報を前記設備機器に送信するように構成され、
前記設備機器は、
前記設備機器を構成する複数の部品の内の少なくとも一の部品に対応し、予め定められた点検の実施に関する点検情報を記憶する点検情報記憶部と、
前記一の部品又は前記設備機器の使用状況に関する使用状況情報を記憶する使用状況記憶部と、
前記点検情報記憶部に記憶された前記点検情報と前記使用状況記憶部に記憶された前記使用状況情報とを比較し、点検報知時期が来たか否かを判断する比較判断部と、
前記比較判断部で点検報知時期が来たと判断した場合に、ユーザに対して点検喚起する旨の点検報知を行う報知部に報知の指示を行う報知指示部と、
前記設備機器の設置場所に関する設置場所情報を含む前記機器情報を取得する機器情報取得部と、
前記機器情報取得部で取得された前記機器情報を前記外部サーバへ送信する情報発信部と、
前記外部サーバから送信された前記外部サーバ情報を受信する情報受信部と、
前記情報受信部で受信した前記外部サーバ情報に基づいて、前記点検情報記憶部に記憶された前記点検情報を更新する情報処理部と、を備え、
前記比較判断部は、前記点検情報記憶部の前記点検情報が更新された後は、更新された点検情報と前記使用状況情報とを比較し、前記点検時期が来たか否かを判断するように構成されている、設備機器連携システム。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
請求項1に記載の設備機器連携システムにおいて、
前記外部サーバは、
前記設備機器から送信された前記機器情報に含まれる前記設置場所情報に基づいて、前記設備機器の設置場所における環境に関する負荷関連情報を収集する負荷情報収集部と、
前記負荷情報収集部で収集された前記負荷関連情報に基づいて、前記予め定められた点検情報の評価に関する環境負荷程度情報を生成する環境負荷情報生成部と、を備え、
前記外部サーバは、前記環境負荷程度情報を含む情報を前記外部サーバ情報として前記設備機器に送信し、
前記設備機器は、
前記情報受信部で受信した前記外部サーバ情報に含まれる前記環境負荷程度情報に基づいて、前記予め定められた点検情報を前記設備機器の設置環境に応じた情報とする更新点検情報を生成する更新点検情報生成部を備え、
前記情報処理部は、前記点検情報記憶部に記憶された前記点検情報を前記更新点検情報に更新する、設備機器連携システム。
【請求項3】
請求項1に記載の設備機器連携システムにおいて、
前記外部サーバは、
前記設備機器から送信された前記機器情報に含まれる前記設置場所情報に基づいて、前記設備機器の設置場所における環境に関する負荷関連情報を収集する負荷情報収集部を備え、
前記外部サーバは、前記負荷関連情報を含む情報を前記外部サーバ情報として前記設備機器に送信し、
前記設備機器は、
前記情報受信部で受信した前記外部サーバ情報に含まれる前記負荷関連情報に基づいて、前記予め定められた点検情報の評価に関する環境負荷程度情報を生成する環境負荷情報生成部と、
前記環境負荷程度情報に基づいて、前記予め定められた点検情報を前記設備機器の設置環境に応じた情報とする更新点検情報を生成する更新点検情報生成部と、を備え、
前記情報処理部は、前記点検情報記憶部に記憶された前記点検情報を前記更新点検情報に更新する、設備機器連携システム。
【請求項4】
請求項1に記載の設備機器連携システムにおいて、
前記外部サーバは、
前記設備機器から送信された前記機器情報に含まれる前記設置場所情報に基づいて、前記設備機器の設置場所における環境に関する負荷関連情報を収集する負荷情報収集部と、
前記負荷情報収集部で収集された前記負荷関連情報に基づいて、前記予め定められた点検情報の評価に関する環境負荷程度情報を生成する環境負荷情報生成部と、
前記環境負荷情報生成部で生成された前記環境負荷程度情報に基づいて、前記予め定められた点検情報を前記設備機器の設置環境に応じた情報とする更新点検情報を生成する更新点検情報生成部と、を備え、
前記外部サーバは、前記更新点検情報を含む情報を前記外部サーバ情報として前記設備機器に送信し、
前記設備機器の前記情報処理部は、前記点検情報記憶部に記憶された前記点検情報を、前記情報受信部で受信した前記外部サーバ情報に含まれる前記更新点検情報に更新する、設備機器連携システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、住宅、施設等に設置された設備機器の部品点検を喚起する点検報知を行う機能を有する設備機器連携システムに関する。
続きを表示(約 2,900 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、設備機器である電気温水器において、各部品の使用時間の累積時間が、予め定められた寿命時間を超えた場合、部品交換の時期が到来したことをユーザに警告する警告手段を設けることで、部品寿命が尽きることによる故障によって給湯不能になることを防止する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2000-154940号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、電気温水器のように住宅等に設置された設備機器の部品の劣化具合は、当該設備機器の設置環境によっても異なる。すなわち、設備機器の設置場所が、例えば、高温多湿地域、海岸近辺、高地地域、高硬度水地域等のような設置環境下では、設備機器の部品の劣化を早めてしまうことがある。しかしながら、特許文献1に記載する技術では、予め定められた一定の寿命時間を基準とした警告方法であるため、部品寿命が早まるような環境下においては部品交換の警告前に、部品寿命が尽きて設備機器が故障するおそれがあった。なお、設備機器の設置環境が部品に対して優しい環境であった場合には部品寿命が延びることもあり得る。
【0005】
本発明は、前記事情に鑑みてなされたものであり、設備機器の設置環境に応じて点検報知の時期を適切な時期に行うことを可能とする、設備機器連携システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明のある態様に係る設備機器連携システムは、
外部サーバと、前記外部サーバと通信可能な設備機器と、を備えた設備機器連携システムであって、
前記外部サーバは、前記設備機器から送信された機器情報に基づいて、前記設備機器の設置環境に応じた情報を含む外部サーバ情報を前記設備機器に送信するように構成され、
前記設備機器は、
前記設備機器を構成する複数の部品の内の少なくとも一の部品に対応し、予め定められた点検の実施に関する点検情報を記憶する点検情報記憶部と、
前記一の部品又は前記設備機器の使用状況に関する使用状況情報を記憶する使用状況記憶部と、
前記点検情報記憶部に記憶された前記点検情報と前記使用状況記憶部に記憶された前記使用状況情報とを比較し、点検報知時期が来たか否かを判断する比較判断部と、
前記比較判断部で点検報知時期が来たと判断した場合に、ユーザに対して点検喚起する旨の点検報知を行う報知部に報知の指示を行う報知指示部と、
前記設備機器の設置場所に関する設置場所情報を含む前記機器情報を取得する機器情報取得部と、
前記機器情報取得部で取得された前記機器情報を前記外部サーバへ送信する情報発信部と、
前記外部サーバから送信された前記外部サーバ情報を受信する情報受信部と、
前記情報受信部で受信した前記外部サーバ情報に基づいて、前記点検情報記憶部に記憶された前記点検情報を更新する情報処理部と、を備え、
前記比較判断部は、前記点検情報記憶部の前記点検情報が更新された後は、更新された点検情報と前記使用状況情報とを比較し、前記点検時期が来たか否かを判断するように構成されている。
【0007】
この構成によれば、外部サーバは、設備機器から送信された機器情報に基づいて当該設備機器の設置環境に応じた情報を含む外部サーバ情報を設備機器へ送信し、設備機器は、外部サーバから送信された外部サーバ情報に基づいて点検情報記憶部に記憶された点検情報を更新することで、設備機器の設置環境に応じて点検報知時期を変更することができる。さらに、設備機器は、外部サーバと通信することで、定期的に点検情報を更新して点検基準の見直しを行うことができるため、当該設備機器の設置環境の実情を反映した時期に点検報知を行うことが可能となる。従って、部品の寿命時期が早まるような設置環境下に設備機器が設置されている場合でも、設備機器の設置環境に応じて、ユーザに対して適切な時期に点検報知を行うことができる。よって、設備機器の設置環境を考慮して部品寿命が尽きる前の適切な時期に当該部品の交換、整備、保守等のメンテナンスを行い、部品寿命の到来による設備機器の故障を未然に防ぐことができる。
【0008】
前記態様の設備機器連携システムにおいて、
前記外部サーバは、
前記設備機器から送信された前記機器情報に含まれる前記設置場所情報に基づいて、前記設備機器の設置場所における環境に関する負荷関連情報を収集する負荷情報収集部と、
前記負荷情報収集部で収集された前記負荷関連情報に基づいて、前記予め定められた点検情報の評価に関する環境負荷程度情報を生成する環境負荷情報生成部と、を備え、
前記外部サーバは、前記環境負荷程度情報を含む情報を前記外部サーバ情報として前記設備機器に送信し、
前記設備機器は、
前記情報受信部で受信した前記外部サーバ情報に含まれる前記環境負荷程度情報に基づいて、前記予め定められた点検情報を前記設備機器の設置環境に応じた情報とする更新点検情報を生成する更新点検情報生成部を備え、
前記情報処理部は、前記点検情報記憶部に記憶された前記点検情報を前記更新点検情報に更新するように構成することができる。
【0009】
この構成によれば、外部サーバにおいて、負荷情報収集部で膨大なデータから設備機器の設置場所における環境に関する負荷関連情報を収集させ、また、環境負荷情報生成部で環境負荷程度情報を生成させているため、設備機器側での点検報知のための処理の負荷を軽減することができ、その分、設備機器側のマイコンの容量を比較的小さくすることができ、設備機器のコストを抑制することができる。
【0010】
前記態様の設備機器連携システムにおいて、
前記外部サーバは、
前記設備機器から送信された前記機器情報に含まれる前記設置場所情報に基づいて、前記設備機器の設置場所における環境に関する負荷関連情報を収集する負荷情報収集部を備え、
前記外部サーバは、前記負荷関連情報を含む情報を前記外部サーバ情報として前記設備機器に送信し、
前記設備機器は、
前記情報受信部で受信した前記外部サーバ情報に含まれる前記負荷関連情報に基づいて、前記予め定められた点検情報の評価に関する環境負荷程度情報を生成する環境負荷情報生成部と、
前記環境負荷程度情報に基づいて、前記予め定められた点検情報を前記設備機器の設置環境に応じた情報とする更新点検情報を生成する更新点検情報生成部と、を備え、
前記情報処理部は、前記点検情報記憶部に記憶された前記点検情報を前記更新点検情報に更新するように構成されてあってもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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