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公開番号
2025082994
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-30
出願番号
2023196602
出願日
2023-11-20
発明の名称
オーツ麦加工食品の製造方法
出願人
明王物産株式会社
,
メディパルフーズ株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
A23L
7/10 20160101AFI20250523BHJP(食品または食料品;他のクラスに包含されないそれらの処理)
要約
【課題】 栄養価が高く、電子レンジ等による加熱のみで、食べやすく、従来にないぷちぷちとした食感と優れた味覚を実現できるオーツ麦を原料とする加工食品の製造方法を提供する。
【解決手段】 非加熱のオーツ麦と水を1:1.3~1:1.6の重量比で配合してレトルトパウチに充填して密封し、100℃以上、5~15分の条件で加熱加圧処理することを特徴とするオーツ麦加工食品の製造方法とした。
【選択図】 なし
特許請求の範囲
【請求項1】
非加熱のオーツ麦と水を1:1.3~1:1.6の重量比で配合してレトルトパウチに充填して密封し、100℃以上、5~15分の条件で加熱加圧処理することを特徴とするオーツ麦加工食品の製造方法。
続きを表示(約 320 文字)
【請求項2】
前記加熱加圧処理の前に前記レトルトパウチにさらに調味液を充填するステップを有することを特徴とする請求項1に記載のオーツ麦加工食品の製造方法。
【請求項3】
前記加熱加圧処理が、3~7分かけて常温から100~110℃まで昇温し、当該温度範囲で1~3分維持し、その後、続けて、5~7分かけて115~125℃まで昇温するステップを含むことを特徴とする請求項1又は2に記載のオーツ麦加工食品の製造方法。
【請求項4】
前記加熱加圧処理が、3~7分かけて常温から100~110℃まで昇温し、105~115℃で40~60分間維持するステップを含むことを特徴とする請求項1に記載のオーツ麦加工食品の製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、オーツ麦を用いた加工食品に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
オーツ麦は食物繊維が豊富で栄養価が高い等の理由から健康食材として近年注目されている。しかし、オーツ麦からもみ殻を除去しただけのオートグローツやオートグローツを粉砕しただけのスティールカットオーツでは、調理に時間が掛かる、美味しく調理することが難しい等の問題がある。
【0003】
このため、一般家庭用として、オートグローツやスティールカットオーツをスチーム加熱した後に平らにプレスして乾燥させたロールドオーツ、ロールドオーツを0.5mm以下に砕いたクイックオーツ、ロールドオーツを焼釜でローストして乾燥させ薄く扁加工したインスタントオーツなどの予備的な調理を施したオーツ麦加工食品が提供されている。しかし、これらのオーツ麦加工食品は、オートグローツやスティールカットオーツと比べると栄養価が低下する問題があり、また、粘りやパサパサとした食感があり、食べにくい、味覚に改善の余地があるなどの課題がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平02-295440公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本願は、栄養価が高く、電子レンジ等による加熱のみで、食べやすく、従来にないプチプチとした食感と優れた味覚を実現できるオーツ麦を原料とする加工食品の製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本願には、下記のオーツ麦加工食品の製造方法が開示される。
<発明1>
非加熱のオーツ麦と水を1:1.1~1:1.4の重量比で配合してレトルトパウチに充填して密封し、100℃以上、5~15分の条件で加熱加圧処理することを特徴とするオーツ麦加工食品の製造方法。
<発明2>
前記加熱加圧処理の前に前記レトルトパウチにさらに調味液を充填するステップを有することを特徴とする発明1又は2のオーツ麦加工食品の製造方法。
<発明3>
前記加熱加圧処理が、3~7分かけて常温から100~110℃まで昇温し、当該温度範囲で1~3分維持し、その後、続けて、5~7分かけて115~125℃まで昇温するステップを含むことを特徴とする発明1のオーツ麦加工食品の製造方法。
<発明4>
前記加熱加圧処理が、3~7分かけて常温から100~110℃まで昇温し、105~115℃で40~60分間維持するステップを含むことを特徴とする発明1のオーツ麦加工食品の製造方法。
「非加熱」とは、オーツ麦の収穫後、本発明の加熱加圧処理の前に、実質的な加熱調理(例えば、70℃以上の水中浸漬又は水蒸気による加熱)の履歴を有さないことを言う。本願各請求項に記載の温度はレトルトパウチの内容物の中央付近の温度である。
【0007】
発明1では、玄米のようなプチプチとした良好な食感及び良好な味覚を得ることができ、しかも、長期(2週間)保存後も食感、味覚に変化を生じないオーツ麦加工食品を製造することができる。
【0008】
上記に加え、発明3では、調味料を添加してから加熱加圧処理を行ったとしても、調味液へのダメージ(褐変、風味減退)をより低減することができる。
上記に加え、発明4では、炊いたような柔らかさであり、膨潤具合がふっくらとしており、プチプチとした食感が特に良好なオーツ麦加工食品を製造することができる。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の好ましい実施形態を説明する。
【0010】
[実施例1]
非加熱のスティールカットオーツと水を6種類の異なる重量比(「1:1.2」、「1:1.3」、「1:1.4」、「1:1.5」、「1:1.6」、「1:1.7」)で計量してレトルトパウチ(サンエー化研社製ST型規格袋)に充填したものをサンプルとした。各重量比についてサンプル数は2とした。総サンプル数は12(重量比種類6×サンプル数2)である。各サンプルの内容量は180gとした。各サンプルは、スティールカットオーツが完全に水に浸漬した状態であった。
(【0011】以降は省略されています)
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