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公開番号2025082973
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-30
出願番号2023196568
出願日2023-11-20
発明の名称製袋充填包装機
出願人株式会社川島製作所
代理人個人,個人,個人,個人
主分類B65B 9/207 20120101AFI20250523BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】超音波振動による縦シールにおけるシール不良を防ぐことを目的とする。
【解決手段】製袋充填包装機であって、超音波ホーンと、アンビルとの間の超音波シール位置に包装フィルムの両方の端部を挟み込み、超音波振動により縦シールを施すことで筒状包装材を形成する縦シール装置と、筒状包装材の搬送方向に沿って、筒状包装材を搬送する包装材送り装置と、被包装材が充填された筒状包装材に横シールを施す横シール装置と、包装材送り装置による筒状包装材の搬送を停止させる場合には、縦シール装置における超音波振動の発生を停止させると共に、筒状包装材を停止させる前に、搬送方向と逆の方向である逆搬送方向に搬送し、搬送を再開させる場合には、超音波振動の発生を再開させると共に、逆搬送方向に搬送された後の状態から、筒状包装材の搬送方向への搬送を再開させるよう包装材送り装置を制御する制御部とを備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
超音波ホーンと、アンビルとの間の超音波シール位置に包装フィルムの両方の端部を挟み込み、超音波振動により縦シールを施すことで筒状包装材を形成する縦シール装置と、
前記筒状包装材の搬送方向に沿って、前記筒状包装材を搬送する包装材送り装置と、
被包装材が充填された前記筒状包装材に横シールを施す横シール装置と、
前記包装材送り装置による前記筒状包装材の搬送を停止させる場合には、前記縦シール装置における超音波振動の発生を停止させると共に、前記筒状包装材を停止させる前に、前記搬送方向と逆の方向である逆搬送方向に搬送し、前記筒状包装材の搬送を再開させる場合には、超音波振動の発生を再開させると共に、前記逆搬送方向に搬送された後の状態から、前記筒状包装材の前記搬送方向への搬送を再開させるよう前記包装材送り装置を制御する制御部と
を備える、製袋充填包装機。
続きを表示(約 410 文字)【請求項2】
前記筒状包装材が前記逆搬送方向に搬送される距離は、前記超音波振動の発生を再開してから前記超音波振動が安定して前記超音波ホーンに伝わるまでの時間に前記筒状包装材が搬送される距離以上である、請求項1に記載の、製袋充填包装機。
【請求項3】
前記制御部は、前記搬送を停止させる場合に、前記筒状包装材を前記逆搬送方向に搬送する前に、前記筒状包装材を前記搬送方向に搬送する、請求項1に記載の、製袋充填包装機。
【請求項4】
前記筒状包装材が前記逆搬送方向に搬送される距離は、前記逆搬送される前に前記搬送方向に搬送される距離と等しい、請求項3に記載の製袋充填包装機。
【請求項5】
前記被包装材は、一定時間毎に供給され、
前記制御部は、前記搬送を停止させる場合には、前記一定時間が経過する前に、前記逆搬送方向への搬送を完了させる、請求項1に記載の製袋充填包装機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、製袋充填包装機に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
従来、超音波ホーンと、アンビルを備えた製袋充填包装機において、超音波振動により縦シールを施す技術が知られている。超音波振動による縦シールにおいては、包装材の搬送の停止状態(待機状態)においては、超音波の発生が停止し、搬送の再開時に超音波発生が再開される。しかしながら、超音波の発生が開始されてから、超音波ホーンにおける超音波振動が安定するまでには時間が掛かるため、この間に、縦シール装置を通過した包装材の範囲においては、適切なシールがなされず、シール不良が生じる可能性がある。これに対し、特許文献1の装置では、超音波振動が安定するまでの時間において縦シール装置を通過した包装材の範囲に、横シールが施されるように制御される。また、特許文献2には、縦シーラにより重合部を軟化させ、プレスローラで加圧することで縦シールを施す装置において、停止時に、軟化されただけで加圧がなされなった範囲に対し、縦シール装置を後進移動させることで、加圧する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-218171号公報
実公平5-18129号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、超音波振動により縦シールを施す縦シール装置において、特許文献1の技術においては、縦シールが不安定な範囲に横シールを施す必要があり、このような制限なく、適切に縦シールを施したいという要望があった。
【0005】
本発明は、このような問題点に鑑みなされたもので、超音波振動による縦シールにおけるシール不良を防ぐことを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、製袋充填包装機であって、超音波ホーンと、アンビルとの間の超音波シール位置に包装フィルムの両方の端部を挟み込み、超音波振動により縦シールを施すことで筒状包装材を形成する縦シール装置と、前記筒状包装材の搬送方向に沿って、前記筒状包装材を搬送する包装材送り装置と、被包装材が充填された前記筒状包装材に横シールを施す横シール装置と、前記包装材送り装置による前記筒状包装材の搬送を停止させる場合には、前記縦シール装置における超音波振動の発生を停止させると共に、前記筒状包装材を停止させる前に、前記搬送方向と逆の方向である逆搬送方向に搬送し、前記搬送を再開させる場合には、超音波振動の発生を再開させると共に、前記逆搬送方向に搬送された後の状態から、前記筒状包装材の前記搬送方向への搬送を再開させるよう前記包装材送り装置を制御する制御部とを備える。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、超音波振動による縦シールにおけるシール不良を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
製袋充填包装機の全体構成を示す斜視図である。
フォーマ、充填筒及び縦シール装置を示す正面図である。
製袋充填包装機と計量機の動作の制御を説明するための図である。
筒状包装材の搬送と、超音波縦シールのタイミングチャートを示す図である。
製袋充填包装機が落下完了信号を受信しないことに対応し、筒状包装材の搬送と超音波縦シールを停止させた場合の状態の説明図である。
動作制御を示すフローチャートである。
動作制御における筒状包装材の搬送と、超音波縦シールのタイミングチャートを示す図である。
動作制御を説明するための図である。
第3の変形例に係る動作制御における筒状包装材の搬送と、超音波縦シールのタイミングチャートを示す図である。
第3の変形例に係る動作制御を説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
図1は、製袋充填包装機1の全体構成を示す斜視図である。図2は、図1に示す製袋充填包装機1に用いられるフォーマ、充填筒及び縦シール装置を示す正面図である。本実施形態においては、製袋充填包装機1は、充填筒の長手方向が重力方向に平行になるよう充填筒が設置され、包装すべき製品(被包装材)が充填筒を通して投入され、包装材から袋を製作しつつ当該袋内に被包装材が充填されて袋包装体を製造する縦型製袋充填包装機であるものとする。また、本実施形態の製袋充填包装機1は、運転が開始されると、包装材の搬送が開始し、その後連続的に包装材が搬送される、いわゆる連続機であるものとする。ただし、他の例としては、製袋充填包装機1は、袋包装体の形成時に搬送が一時停止することで、間欠的に包装材の搬送が行われる、いわゆる間欠機であってもよい。
【0010】
以下においては、袋包装体が製造される過程において、包装材が搬送される方向を搬送方向と称し、搬送方向と逆の方向を逆搬送方向と称する。また、包装材の搬送経路において、搬送方向の先の方向を前方、前方の反対側を後方と称する。
(【0011】以降は省略されています)

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