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公開番号2025082595
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-29
出願番号2023196033
出願日2023-11-17
発明の名称ラベル貼付装置
出願人ブラザー工業株式会社
代理人個人
主分類B65C 3/02 20060101AFI20250522BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】剥離材からのラベルの剥離を安定して行うことができるラベル貼付装置を提供する。
【解決手段】テープ150は、切断部においてラベル160がハーフカットされた後、剥離部4へ向けて、搬送経路R2を、前方斜め上方を向く搬送方向Y2に搬送される。剥離部4は、剥離材170からラベル160の端部を剥離して貼付位置P1に配置する。貼付位置P1でラベル160の端部が貼り付いたケーブル19は、案内面51に沿って鉛直下方を向く案内方向Y4に移動する。搬送方向Y2と案内方向Y4は、90度以下の角度で交差する。故にケーブル19の移動に伴い、ラベル160は剥離材170から剥離される。
【選択図】図16
特許請求の範囲【請求項１】
ラベルと、前記ラベルが貼付された剥離材とを有するテープの前記剥離材から前記ラベルの端部を剥離し、前記端部を、前記ラベルの貼付対象である被着体に貼り付ける貼付位置に配置する剥離部と、
前記剥離部へ向けて前記テープが搬送される搬送路と、
前記被着体に接触する案内面を有し、前記被着体が前記案内面に沿って移動する方向である案内方向へ向けて前記被着体の移動を案内する案内路と
を備え、
前記案内方向は、
前記貼付位置から、前記ラベルの前記端部が貼り付いた前記被着体の移動に伴い前記ラベルの前記剥離材から剥離されていない部分が前記剥離材から剥離される時に前記端部が位置する剥離完了位置へ向かう方向であり、
前記被着体が移動する過程において、前記搬送路における前記テープの搬送は停止されており、
前記搬送路において前記テープが搬送される搬送方向に対して、前記案内路の前記案内面がなす角度は、９０度以下であること
を特徴とするラベル貼付装置。
続きを表示（約 1,700 文字）【請求項２】
前記案内方向は、鉛直な方向における下方向であること
を特徴とする請求項１に記載のラベル貼付装置。
【請求項３】
前記剥離完了位置よりも前記案内方向の下流側に、前記被着体に前記ラベルを巻き付ける巻付部を備え、
前記搬送方向において前記剥離材から剥離する前の前記ラベルの長さは、前記貼付位置から、前記巻付部において前記被着体に前記ラベルを巻き付ける巻付位置までの前記案内方向の長さより短いこと
を特徴とする請求項１に記載のラベル貼付装置。
【請求項４】
前記搬送方向において前記剥離材から剥離する前の前記ラベルの長さは、前記貼付位置から前記剥離完了位置までの前記案内方向の長さより短いこと
を特徴とする請求項２に記載のラベル貼付装置。
【請求項５】
前記搬送路よりも前記搬送方向の上流側に、前記テープの所定の部位を、前記剥離材を残して切断し、前記ラベルを生成する半切断部を備え、
前記剥離部へ向けて前記テープを搬送するための搬送機構は、前記半切断部よりも前記搬送方向の上流側に配置され、前記搬送路には配置されないこと
を特徴とする請求項４に記載のラベル貼付装置。
【請求項６】
前記搬送路に接続し、経路上に前記半切断部を備え、前記テープが前記半切断部の位置を通過して前記搬送路へ向かう通過路を備え、
前記通過路を通過する前記テープの通過方向と、前記搬送路の前記搬送方向とは交差し、
前記通過路と前記搬送路との接続部分のうち劣角を形成する側の接続部分は、前記通過路から前記搬送路へ搬送される前記テープの前記ラベルと前記剥離材との貼り合わせ面に対して前記剥離材側にあること
を特徴とする請求項５に記載のラベル貼付装置。
【請求項７】
前記半切断部に対し前記剥離部とは反対側に設けられ、透明または半透明の樹脂フィルムテープと、片面に前記剥離材が貼付された両面粘着テープと、前記樹脂フィルムテープへの印刷に用いるインクリボンとを収容するテープカセットを装着する装着部と、
前記樹脂フィルムテープに前記インクリボンのインクを転写して画像を印刷する印刷部と
を備え、
前記テープは、
前記樹脂フィルムテープに対して印刷がなされた印刷面に、前記両面粘着テープの前記剥離材が貼付された面とは反対側の面が貼り付けられて形成され、
前記半切断部は、
前記樹脂フィルムテープの前記印刷面とは反対側の面に、前記剥離材を残して前記樹脂フィルムテープおよび前記両面粘着テープを切断する半切断刃を押し当てて切断し、前記樹脂フィルムテープおよび前記両面粘着テープからなる前記ラベルを生成すること
を特徴とする請求項５に記載のラベル貼付装置。
【請求項８】
前記剥離部において前記ラベルが剥離された前記剥離材を巻き取る巻取部を備えたこと
を特徴とする請求項６に記載のラベル貼付装置。
【請求項９】
前記搬送路に接続し、経路上に前記半切断部を備え、前記テープが前記半切断部の位置を通過して前記搬送路へ向かう通過路を備え、
前記通過路は、前記半切断部から、前記通過路と前記搬送路との接続部分までの経路に、前記テープの搬送時に前記剥離材と接触し、前記通過路を通過する前記テープの通過方向を規定する第１接触面を備え、
前記搬送路は、前記通過路と前記搬送路との接続部分から、前記剥離部までの経路に、前記テープの搬送時に前記剥離材と接触し、前記搬送方向を規定する第２接触面を備えたこと
を特徴とする請求項５に記載のラベル貼付装置。
【請求項１０】
前記剥離部において前記ラベルが剥離された前記剥離材が排出される排出路を備え、
前記搬送路において前記テープが搬送される前記搬送方向に対して、前記剥離材が前記排出路を通って排出される排出方向がなす角度は、９０度以下であること
を特徴とする請求項７に記載のラベル貼付装置。
（【請求項１１】以降は省略されています）
発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、被着体にラベルを貼り付けるラベル貼付装置に関する。
続きを表示（約 1,600 文字）【背景技術】
【０００２】
被着体にラベルを貼り付けるラベル貼付装置が知られている（例えば特許文献１参照）。ラベル貼付装置において、剥離材から全て剥がされたラベルは支持部に搬送され、粘着面を上方に向けて水平に配置される。ケーブルは、案内部材により貼付機構に向けて下方に案内される過程でラベルに上方から接触し、ラベルの粘着面にケーブルの一部が貼付される。ケーブルはラベルとともに貼付機構に挿入される。ラベルは貼付機構によってケーブルに巻き付けられて、貼り付けられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０２３－２０６６３号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
装置の小型化を図るため、ケーブルを貼付機構に挿入する過程で剥離材からのラベルの剥離を行うように構成した場合、剥離材からラベルをうまく剥離できない場合があった。
【０００５】
本発明の目的は、剥離材からのラベルの剥離を安定して行うことができるラベル貼付装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
本発明の一態様によれば、ラベルと、前記ラベルが貼付された剥離材とを有するテープの前記剥離材から前記ラベルの端部を剥離し、前記端部を、前記ラベルの貼付対象である被着体に貼り付ける貼付位置に配置する剥離部と、前記剥離部へ向けて前記テープが搬送される搬送路と、前記被着体に接触する案内面を有し、前記被着体が前記案内面に沿って移動する方向である案内方向へ向けて前記被着体の移動を案内する案内路とを備え、前記案内方向は、前記貼付位置から、前記ラベルの前記端部が貼り付いた前記被着体の移動に伴い前記ラベルの前記剥離材から剥離されていない部分が前記剥離材から剥離される時に前記端部が位置する剥離完了位置へ向かう方向であり、前記被着体が移動する過程において、前記搬送路における前記テープの搬送は停止されており、前記搬送路において前記テープが搬送される搬送方向に対して、前記案内路の前記案内面がなす角度は、９０度以下であることを特徴とするラベル貼付装置が提供される。
【０００７】
搬送方向に対して案内方向が９０度以下の角度で交差するので、ユーザは、被着体の案内方向への移動に伴い、搬送路において搬送が停止されたテープの剥離材から容易にラベルを引き剥がすことができる。
【０００８】
本態様において、前記案内方向は、鉛直な方向における下方向であってもよい。ユーザは、垂直な下方向である案内方向に被着体を移動するので、被着体の操作を安定して行うことができる。よってラベル貼付装置は、被着体へのラベルの貼り付け状態を良好にし、貼り付けの品質を高めることができる。
【０００９】
本態様は、前記剥離完了位置よりも前記案内方向の下流側に、前記被着体に前記ラベルを巻き付ける巻付部を備え、前記搬送方向において前記剥離材から剥離する前の前記ラベルの長さは、前記貼付位置から、前記巻付部において前記被着体に前記ラベルを巻き付ける巻付位置までの前記案内方向の長さより短くてもよい。ラベル貼付装置は、貼付位置から巻付位置までの長さより短いラベルであれば、被着体が巻付部の巻付位置に到達するまでに剥離材から剥離することができるので、被着体に貼り付けることができる。
【００１０】
本態様において、前記搬送方向において前記剥離材から剥離する前の前記ラベルの長さは、前記貼付位置から前記剥離完了位置までの前記案内方向の長さより短くてもよい。ラベル貼付装置は、被着体の案内方向への移動に伴うラベルの剥離が完了した状態で、被着体を巻付部の巻付位置に配置してラベルの巻き付けを行ので、貼付動作を安定させることができる。
（【００１１】以降は省略されています）

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