TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025082566
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-29
出願番号2023195983
出願日2023-11-17
発明の名称雨水貯留積層体の構造部材、及び雨水貯留積層体
出願人積水化学工業株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類E03F 1/00 20060101AFI20250522BHJP(上水;下水)
要約【課題】容易に施工できる雨水貯留積層体に用いる構造部材、雨水貯留積層体を提供すること。
【解決手段】雨水貯留積層体に用いる構造部材1は、底板10と、底板10の主面に複数の突条部20を備え、平面視において、突条部20が軸対称で縦横の比が異なる形状を有し、隣り合う突条部20の向きが90度回転している。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
埋設される雨水貯留積層体に用いる構造部材であって、
底板と、
前記底板の主面に設けられた複数の突条部と、を備え、
平面視において、前記突条部が軸対称で縦横の比が異なる形状を有し、隣り合う前記突条部の向きが90度回転している、
雨水貯留積層体の構造部材。
続きを表示(約 180 文字)【請求項2】
請求項1に記載の構造部材を、上下方向に積層してなる雨水貯留積層体であって、
下段を構成するすべての前記構造部材の少なくとも1辺が上段の前記構造部材に覆われている、雨水貯留積層体。
【請求項3】
異なる数の前記突条部を有する複数種類の前記構造部材を用いて形成される、
請求項2に記載の雨水貯留積層体。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、雨水貯留積層体の構造部材、及び雨水貯留積層体に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
従来、雨水貯留積層体を地中等に埋設し、雨水貯留積層体が形成する隙間に雨水を貯留することが行われている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2013/151020号
特開2005-120658号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1の構造部材では、下段の構造部材と上段の構造部材とで、向きを90度回転させて積層する必要がある。同様に、特許文献2の構造部材では、下段の構造部材と上段の構造部材とで、構造部材を上下反転させて積層する必要がある。このように、従来の構造部材を積層する場合、構造部材を回転させる必要があり、施工が煩雑となるという問題があった。
【0005】
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであって、容易に施工ができる雨水貯留積層体に用いる構造部材、雨水貯留積層体を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記課題を解決するために、この発明は以下の手段を提案している。
【0007】
(1)本発明の態様1は、埋設される雨水貯留積層体に用いる構造部材であって、埋設される雨水貯留積層体に用いる構造部材であって、底板と、前記底板の主面に設けられた複数の突条部と、を備え、
平面視において、前記突条部が軸対称で縦横の比が異なる形状を有し、隣り合う前記突条部の向きが90度回転している。
このため、構造部材を積層させる際に、上段と下段とで構造部材の位置をずらして積層すれば、構造部材の向きを回転させて積層する必要がない。例えば従来のように突条部の向きが同一である構造部材を用いる場合と比較して、積層する際に構造部材を回転させる手間を低減することができる。よって、雨水貯留積層体の施工が容易となる。
(2)本発明の態様2は、(1)に記載の構造部材を、上下方向に積層してなる雨水貯留積層体であって、下段を構成するすべての前記構造部材の少なくとも1辺が上段の前記構造部材に覆われている。
このため、積層された構造部材の端部に荷重などの応力が集中することを抑制できる。そのため、構造部材と他の構造部材とを接続/補強するための継手などがなくても、雨水貯留積層体の強度を向上することができる。よって、コストを削減できるとともに、施工が容易かつ強度を向上することができる雨水貯留積層体を提供できる。
(3)本発明の態様3は、(2)に記載の雨水貯留積層体であって、異なる数の前記突条部を有する複数種類の前記構造部材を用いて形成される。
このため、構造部材を積層させる際に、上段と下段とで構造部材の位置をずらして積層した場合であっても、ずらしたことでできた半端部分に適切な種類の構造部材を設置することができる。
【発明の効果】
【0008】
本発明では、容易に施工ができる雨水貯留積層体に用いる構造部材、雨水貯留積層体を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の第1実施形態の雨水貯留積層体が用いられる雨水貯留槽の断面図である。
本発明の雨水貯留積層体に用いる構造部材の斜視図である。
本発明の雨水貯留積層体に用いる複数種類の構造部材の平面図である。
本発明の雨水貯留積層体の断面模式図である。
本発明の雨水貯留積層体を構成する構造部材の並設パターンの一例である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明に係る雨水貯留積層体111に用いる構造部材1、及び雨水貯留積層体111の実施形態を、図1から図5を参照しながら説明する。
従来から、公園や駐車場等の地下には、大雨による河川や下水道の氾濫を抑制したり、溜めた雨水Wを必要に応じて活用するために、図1のような雨水貯留施設100が設けられることがあった。
雨水貯留施設100は、例えば、図1に示すように、上流側設備120、下流側設備130、雨水貯留槽110、及び雨水貯留積層体111を備える。雨水貯留施設100では、地面G1を掘り下げることで雨水貯留槽110が形成されている。この雨水貯留槽110内に雨水を貯留する内部空間を有する雨水貯留積層体111が形成されている。大雨の際には雨水Wがこの雨水貯留槽110内に導入して貯留される。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

積水化学工業株式会社
間柱
7日前
積水化学工業株式会社
間仕切り壁
7日前
積水化学工業株式会社
電磁波反射体
14日前
積水化学工業株式会社
雨水貯留積層体
4日前
積水化学工業株式会社
雨水貯留積層体の構造部材、及び雨水貯留積層体
4日前
積水化学工業株式会社
サイフォン排水システム
3日前
積水化学工業株式会社
離型フィルムで保護された粘着テープ
6日前
積水化学工業株式会社
ポリオール組成物及びウレタン樹脂組成物
3日前
積水ソフランウイズ株式会社
ウレタンフォーム、耐火パネル及びウレタンフォームの製造方法
7日前
積水化学工業株式会社
ポリオール含有組成物、及びポリウレタンフォーム
3日前
積水化学工業株式会社
難燃性ウレタン樹脂組成物及びポリウレタン発泡体
3日前
積水化学工業株式会社
雨水排水装置および雨水排水システム、屋根、建物、管
13日前
積水化学工業株式会社
ポリオール含有組成物、発泡性ポリウレタン組成物、及びポリウレタンフォーム
3日前
個人
回収具
2か月前
株式会社KVK
水栓
2か月前
TOTO株式会社
便座装置
1か月前
個人
夜露から水を創る用具と装置
14日前
TOTO株式会社
便座装置
1か月前
株式会社LIXIL
吐水装置
18日前
個人
集水システム及び集水方法
2か月前
丸一株式会社
排水栓装置
1か月前
株式会社タカギ
水栓装置
1か月前
三興建設株式会社
排泄物処理装置
14日前
センクシア株式会社
雨水貯留部材
19日前
日興株式会社
凍結防止装置
21日前
積水ハウス株式会社
排水装置
1か月前
昭和梱包資材株式会社
円筒状透水材
1か月前
TOTO株式会社
排水栓
2か月前
個人
プレキャスト鉄筋コンクリート二次製品
2か月前
TOTO株式会社
洗い場床
2か月前
有限会社彩孔技研
接続継手および工法
18日前
株式会社LIXIL
排水装置および浴室
1か月前
株式会社大林組
雨水流出抑制構造
1か月前
TOTO株式会社
トイレ装置
1か月前
TOTO株式会社
トイレ装置
1か月前
株式会社KVK
水栓カバー及び水栓
1か月前
続きを見る