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公開番号2025080346
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-26
出願番号2023193446
出願日2023-11-14
発明の名称ウレタンフォーム、耐火パネル及びウレタンフォームの製造方法
出願人積水ソフランウイズ株式会社,積水化学工業株式会社
代理人個人,個人
主分類C08G 18/00 20060101AFI20250519BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約【課題】耐火性能及び断熱性能に優れ、かつ、軽量であり、建築物における仕切り部に設けられるウレタンフォーム、耐火パネル及びウレタンフォームの製造方法を提供する。
【解決手段】ポリオール化合物、ポリイソシアネート化合物、発泡剤、無機フィラー、リン酸エステル、樹脂化触媒及び三量化触媒を含むウレタン樹脂組成物を発泡させてなるウレタンフォームであって、密度が65~200kg/m3である、ウレタンフォーム。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
ポリオール化合物、ポリイソシアネート化合物、発泡剤、無機フィラー、リン酸エステル、樹脂化触媒及び三量化触媒を含むウレタン樹脂組成物を発泡させてなるウレタンフォームであって、密度が65~200kg/m

である、ウレタンフォーム。
続きを表示(約 740 文字)【請求項2】
前記ポリオール化合物は、ポリエステルポリオールを含有する、請求項1に記載のウレタンフォーム。
【請求項3】
イソシアネートインデックスが200以上である前記ウレタン樹脂組成物を発泡させてなるイソシアヌレートフォームである、請求項1に記載のウレタンフォーム。
【請求項4】
前記無機フィラーの含有量は、前記ウレタン樹脂組成物100質量部に対して、0.1~20質量部である、請求項1に記載のウレタンフォーム。
【請求項5】
前記無機フィラーは、周期表第2族元素及び周期表第13族元素の少なくともいずれかを含む、請求項1に記載のウレタンフォーム。
【請求項6】
前記無機フィラーは、結晶水又は水和水を含む、請求項1に記載のウレタンフォーム。
【請求項7】
前記リン酸エステルの含有量は、前記ウレタン樹脂組成物100質量部に対して、0.1~50質量部である、請求項1に記載のウレタンフォーム。
【請求項8】
請求項1~7のいずれか1項に記載のウレタンフォーム備える、耐火パネル。
【請求項9】
前記ウレタンフォームは、対向する一対の面材の間に挟んで設けられる、請求項8に記載の耐火パネル。
【請求項10】
ポリオール化合物、発泡剤、無機フィラー、リン酸エステル、樹脂化触媒及び三量化触媒を含むポリオール樹脂組成物と、ポリイソシアネート化合物を混合させ、かつ発泡させてウレタンフォームを得るウレタンフォームの製造方法であって、前記ウレタンフォームの密度が65~200kg/m

である、ウレタンフォームの製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、建築物における仕切り部に設けられるウレタンフォーム、耐火パネル及びウレタンフォームの製造方法に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
建築物における仕切り部には、耐火性を向上させるための耐火パネルが設けられることがある。耐火パネルとしては、例えば、ロックウール繊維を圧縮成形してなる繊維質マットと、該繊維質マットの両面に接着一体化された金属板とを備えた耐火パネルが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
従来のロックウール繊維を構成材料とする耐火パネルでは、ロックウール繊維の断熱性能が低いため、断熱性能が要求される場所においては、耐火パネルを設置した後に断熱性能が優れるウレタンフォームを吹き増しすることで断熱性能を確保する必要があった。
また、従来のロックウール繊維を構成材料とする耐火パネルでは、ロックウール繊維が水分を吸収しやすく、耐火パネルの内部で結露して断熱性能が低下してしまうことがあった。
また、従来のロックウール繊維を構成材料とする耐火パネルは、ロックウール繊維が重量物であるため、施工時などに取り扱いが困難であった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平6-123141号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
そこで、本発明は、耐火性能及び断熱性能に優れ、かつ、軽量であり、建築物における仕切り部に設けられるウレタンフォーム、耐火パネル及びウレタンフォームの製造方法を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、本発明の要旨は、以下のとおりである。
[1]ポリオール化合物、ポリイソシアネート化合物、発泡剤、無機フィラー、リン酸エステル、樹脂化触媒及び三量化触媒を含むウレタン樹脂組成物を発泡させてなるウレタンフォームであって、密度が65~200kg/m

である、ウレタンフォーム。
[2]前記ポリオール化合物は、ポリエステルポリオールを含有する、[1]に記載のウレタンフォーム。
[3]イソシアネートインデックスが200以上である前記ウレタン樹脂組成物を発泡させてなるイソシアヌレートフォームである、[1]又は[2]に記載のウレタンフォーム。
[4]前記無機フィラーの含有量は、前記ウレタン樹脂組成物100質量部に対して、0.1~20質量部である、[1]~[3]のいずれかに記載のウレタンフォーム。
[5]前記無機フィラーは、周期表第2族元素及び周期表第13族元素の少なくともいずれかを含む、[1]~[4]のいずれかに記載のウレタンフォーム。
[6]前記無機フィラーは、結晶水又は水和水を含む、[1]~[5]のいずれかに記載のウレタンフォーム。
[7]前記リン酸エステルの含有量は、前記ウレタン樹脂組成物100質量部に対して、0.1~50質量部である、[1]~[6]のいずれかに記載のウレタンフォーム。
[8][1]~[7]のいずれかに記載のウレタンフォームを備える、耐火パネル。
[9]前記ウレタンフォームは、対向する一対の面材の間に挟んで設けられる、[8]に記載の耐火パネル。
[10]ポリオール化合物、発泡剤、無機フィラー、リン酸エステル、樹脂化触媒及び三量化触媒を含むポリオール樹脂組成物と、ポリイソシアネート化合物を混合させ、かつ発泡させてウレタンフォームを得るウレタンフォームの製造方法であって、前記ウレタンフォームの密度が65~200kg/m

である、ウレタンフォームの製造方法。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、耐火性能及び断熱性能に優れ、かつ、軽量であり、建築物における仕切り部に設けられるウレタンフォーム、耐火パネル及びウレタンフォームの製造方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の実施形態に係る耐火パネルの断面図である。
実施例及び比較例おける耐火パネルの耐火性能を評価するための耐火装置試験の装置の製造工程を示す正面断面図である。
実施例及び比較例おける耐火パネルの耐火性能を評価するための耐火装置試験の装置の側面断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明について実施形態を用いてより詳細に説明する。
【0010】
[ウレタンフォーム]
本発明の実施形態に係るウレタンフォームは、ポリオール化合物、ポリイソシアネート化合物、発泡剤、無機フィラー、リン酸エステル、樹脂化触媒及び三量化触媒を含むウレタン樹脂組成物を発泡させてなるものである。
(【0011】以降は省略されています)

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