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公開番号2025082687
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-29
出願番号2023196184
出願日2023-11-17
発明の名称雨水貯留積層体
出願人積水化学工業株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類E03F 1/00 20060101AFI20250522BHJP(上水;下水)
要約【課題】容易に施工できる雨水貯留積層体を提供する。
【解決手段】底板と、底板の上面に複数の突条部を有する複数の構造部材1が、上下方向に複数段積層されてなる雨水貯留積層体111であって、下段を構成するすべての構造部材1の少なくとも一辺が上段の構造部材1に覆われており、同一の段を形成する構造部材1が同一形状である。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
底板と、前記底板の上面に設けられた複数の突条部と、を有する複数の構造部材が、上下方向に複数段積層されてなる雨水貯留積層体であって、
下段を構成するすべての前記構造部材の少なくとも一辺が上段の前記構造部材に覆われており、
同一の段を形成する前記構造部材が同一形状である、雨水貯留積層体。
続きを表示(約 280 文字)【請求項2】
前記同一の段において、複数の前記構造部材それぞれの前記底板の上面に配置される前記突条部の数が、縦横に異なる数で構成されている、請求項1に記載の雨水貯留積層体。
【請求項3】
前記同一の段において、複数の前記構造部材それぞれの前記底板の上面に配置される前記突条部の縦横の数の組み合わせが、奇数と偶数である、請求項1に記載の雨水貯留積層体。
【請求項4】
前記同一の段において、複数の前記構造部材それぞれの前記底板の上面に配置される前記突条部の縦横の数が異なり、いずれも奇数である、請求項1に記載の雨水貯留積層体。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、雨水貯留積層体に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
従来、雨水貯留積層体を地中等に埋設し、雨水貯留積層体が形成する隙間に雨水を貯留することが行われている(例えば、特許文献1参照)。
このとき、雨水貯留積層体の強度向上の観点で、積層される上下の段のうち、構造部材の端部が上下段で同じ箇所にならないようにする必要があった。特許文献1では、強度向上の観点で、積層される上下の段のうち、構造部材の端部が上下段で同じ箇所にならないよう、ずらして積層する必要がある。その際、ずらした分の空白を埋めるため、複数形状の構造部材が必要となる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2013/151020号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、複数形状の構造部材を用いると、段積みの仕方が複雑になったりするなど、施工が煩雑となる。また、複数の構造部材を用いる必要があるため、コストが上がりやすくなることがあった。
【0005】
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであって、容易に施工できる雨水貯留積層体を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記課題を解決するために、この発明は以下の手段を提案している。
【0007】
(1)本発明の態様1は、底板と、前記底板の上面に設けられた複数の突条部と、を有する複数の構造部材が、上下方向に複数段積層されてなる雨水貯留積層体であって、下段を構成するすべての前記構造部材の少なくとも一辺が上段の前記構造部材に覆われており、同一の段を形成する前記構造部材が同一形状である。
この発明では、同一の段を形成する複数の前記構造部材が同一形状である。このため、例えば従来のように形状の異なる構造部材を用いる場合と比較して、その施工が容易であり、コストを低減することができる。
(2)本発明の態様2は、(1)に記載の雨水貯留積層体であって、前記同一の段において、複数の前記構造部材それぞれの前記底板上に配置される前記突条部の数が、縦横に異なる数で構成されている。
このため、同一形状の構造部材を積層する際に、構造部材の向きを適宜変更して下段の構造部材の端部を上段の構造部材で覆うことが容易な構造とすることができる。よって、同一形状の構造部材を積層したときに、施工が容易となる。
(3)本発明の態様3は、(1)に記載の雨水貯留積層体であって、前記同一の段において、複数の前記構造部材それぞれの前記底板上に配置される前記突条部の縦横の数の組み合わせが、奇数と偶数である。
このため、同一形状の構造部材を積層する際に、上段の構造部材と下段の構造部材との端部が重複しない並設パターンとすることが容易となる。よって、同一形状の構造部材を積層したときに、施工が容易となる。
(4)本発明の態様4は、(1)に記載の雨水貯留積層体であって、前記同一の段において、複数の前記構造部材それぞれの前記底板上に配置される前記突条部の縦横の数が異なり、いずれも奇数である。
このため、同一形状の構造部材を積層する際に、上段の構造部材1と下段の構造部材1との端部が重複しない並設パターンとすることが容易となる。よって、同一形状の構造部材を積層したときに、施工が容易となる。
【発明の効果】
【0008】
本発明では、容易に施工できる雨水貯留積層体を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の第1実施形態の雨水貯留積層体が用いられる雨水貯留槽の断面図である。
本発明の雨水貯留積層体に用いる構造部材の一例(斜視図)である。
本発明の雨水貯留積層体に用いる構造部材の一例(斜視図)である。
本発明の雨水貯留積層体に用いる構造部材の一例(斜視図)である。
本発明の雨水貯留積層体に用いる構造部材における配置位置の一例である。
本発明の雨水貯留積層体の積層パターンの例である。
本発明の雨水貯留積層体を構成する構造部材の並設パターンの一例である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明に係る雨水貯留積層体111の実施形態を、図1から図7を参照しながら説明する。
従来から、公園や駐車場等の地下には、大雨による河川や下水道の氾濫を抑制したり、溜めた雨水を必要に応じて活用するために、図1のような雨水貯留施設100が設けられることがあった。
雨水貯留施設100は、例えば、図1に示すように、上流側設備120、下流側設備130、雨水貯留槽110、及び雨水貯留積層体111を備える。雨水貯留施設100は、地面G1を掘り下げることで雨水貯留槽110を形成し、この雨水貯留槽110内に雨水Wを貯留する内部空間を有する雨水貯留積層体111を形成し、大雨の際には雨水Wをこの雨水貯留槽110内に導入して貯留するように構成している。
(【0011】以降は省略されています)

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