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公開番号
2025081708
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-27
出願番号
2025030482,2020545828
出願日
2025-02-27,2018-11-22
発明の名称
特異的創薬の方法およびシステム
出願人
サイクリカ インコーポレイテッド
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
G16C
20/50 20190101AFI20250520BHJP(特定の用途分野に特に適合した情報通信技術)
要約
【課題】特異的創薬の方法、システム及びを非一時的なコンピュータ可読媒体提供する。
【解決手段】方法は、受容体パネルを取得し受容体パネルは複数の標的及び複数のアンチ標的を指定し、小分子化合物(SMC)シードモデルを取得することと、SMCシードモデルから第1の複数の候補SMCを誘導体化し、第1の複数の候補SMCにおける候補SMCの各々について候補SMCと複数の標的の各々との間の第1の所望の相互作用をシミュレートし、第1の複数の候補SMCにおける候補SMCの各々について候補SMCと複数のアンチ標的の各々との間の第1の不所望の相互作用をシミュレートし、第1の所望の相互作用及び第1の不所望の相互作用に基づいて第1の複数の候補SMCにおける候補SMCの各々について第1のSMC相互作用スコアを取得し、第1のSMC相互作用スコアに基づいて薬物についての少なくとも最小スコアに達したかどうかを判定する。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
特異的創薬の方法であって、
複数の標的および複数のアンチ標的を指定する受容体パネルを取得することと、
小分子化合物(SMC)シードモデルを取得することと、
前記SMCシードモデルから第1の複数の候補SMCを誘導体化することと、
前記第1の複数の候補SMCにおける前記候補SMCの各々について、前記候補SMCと前記複数の標的の各々との間の第1の所望の相互作用をシミュレートすることと、
前記第1の複数の候補SMCにおける前記候補SMCの各々について、前記候補SMCと前記複数のアンチ標的の各々との間の第1の不所望の相互作用をシミュレートすることと、
前記第1の所望の相互作用および前記第1の不所望の相互作用に基づいて、前記第1の複数の候補SMCにおける前記候補SMCの各々について第1のSMC相互作用スコアを取得することと、
前記第1のSMC相互作用スコアに基づいて、薬物についての少なくとも最小スコアに到達したかどうかを判定することと、を含む、方法。
続きを表示(約 1,400 文字)
【請求項2】
前記第1の複数の候補SMCから第2の複数の候補SMCを誘導体化することと、
前記第2の複数の候補SMCにおける前記候補SMCの各々について、前記候補SMCと前記複数の標的の各々との間の第2の所望の相互作用をシミュレートすることと、
前記第2の複数の候補SMCにおける前記候補SMCの各々について、前記候補SMCと前記複数のアンチ標的の各々との間の第2の不所望の相互作用をシミュレートすることと、
前記第2の所望の相互作用および前記第2の不所望の相互作用に基づいて、前記第2の複数の候補SMCにおける前記候補SMCの各々について第2のSMC相互作用スコアを取得することと、
前記第2のSMC相互作用スコアに基づいて、前記薬物についての少なくとも前記最小スコアに達したかどうかを判定することと、をさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記第1の所望の相互作用をシミュレートする前に、スクリーニング基準に基づいて候補SMCのサブセットを除去することによって前記第1の複数の候補SMCを更新することをさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記スクリーニング基準が、ADMET特性、合成可能性、および既知の薬物に対する類似性からなる群から選択される少なくとも1つを含む、請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記受容体パネルが、前記標的および前記アンチ標的の相互作用部位のモデルを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記受容体パネルが、前記相互作用部位のうちの1つの異なる分子コンフォメ-ションを記述する複数のモデルを含む、請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記SMCシードモデルから前記第1の複数の候補SMCを誘導体化することは、
前記SMCシードモデルをフラグメントに分割することと、
前記フラグメントのうちの少なくとも1つを交換することと、を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記SMCシードモデルをフラグメントに分割することが網羅的に実行される、請求項7に記載の方法。
【請求項9】
前記第1の所望の相互作用をシミュレートすることが、
前記候補SMCと、前記標的パネルで列挙された前記標的の相互作用部位から選択された相互作用部位との各組み合わせについて、前記候補SMCと前記相互作用部位との間の相互作用の程度を定量化したスコアを取得することを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項10】
前記第1のSMC相互作用スコアを取得することが、
前記候補SMCと、前記標的パネルで列挙された標的およびアンチ標的の相互作用部位との間の相互作用の程度を定量化するスコアに基づいて、前記第1のSMC相互作用スコアを計算することを含み、
前記候補SMCと標的の相互作用部位との間の相互作用の程度を定量化するスコアが前記第1のSMC相互作用スコアを増加させ、
前記候補SMCとアンチ標的の相互作用部位との間の相互作用の程度を定量化するスコアが前記第1のSMC相互作用スコアを減少させる、請求項1に記載の方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本出願は、米国特許法第119条(e)の下で、2017年11月22日に提出され、本出願と同じ発明者のうちの少なくとも1人を有し、「METHOD AND SYSTEM FOR DIFFERENTIAL DRUG DISCOVERY」と題された米国仮特許出願第62/590,141号に対する優先権を主張する。米国仮特許出願第62/590,141号は、参照により本明細書に組み込まれる。
続きを表示(約 2,400 文字)
【背景技術】
【0002】
多くの疾患は、複数の経路を含む複雑な生物学的病態を有する。小分子薬物は従来、単一のタンパク質標的に対して設計されているが、複数の標的以外のタンパク質相互作用(すなわち、多重薬理)を有する。平均的な小分子化合物(SMC)は、生体内で30~300個の異なるタンパク質に結合すると考えられている。通常、薬物分子はそれらのうちの1つ、すなわち、標的のみに結合することが意図されている。他のものは、有益または不利である可能性がある意図しない標的以外の相互作用であり、相同または非相同タンパク質で生じ得る。多標的薬物設計の分野では、複数のタンパク質を標的とする1つの小分子薬物が、複雑な病態の治療を改善する可能性がある。しかしながら、様々な複雑さのために、同時に複数の標的に結合し得る小分子薬物を設計することは困難であった。
【発明の概要】
【0003】
一般に、1つ以上の実施形態は、特異的創薬の方法であって、複数の標的および複数のアンチ標的を指定する受容体パネルを取得することと、小分子化合物(SMC)シードモデルを取得することと、SMCシードモデルから第1の複数の候補SMCを誘導体化することと、第1の複数の候補SMCにおける候補SMCの各々について、候補SMCと複数の標的の各々との間の第1の所望の相互作用をシミュレートすることと、第1の複数の候補SMCにおける候補SMCの各々について、候補SMCと複数のアンチ標的の各々との間の第1の不所望の相互作用をシミュレートすることと、第1の所望の相互作用および第1の不所望の相互作用に基づいて、第1の複数の候補SMCにおける候補SMCの各々について第1のSMC相互作用スコアを取得することと、第1のSMC相互作用スコアに基づいて、薬物についての少なくとも最小スコアに達したかどうかを決定することと、を含む、方法に関する。
【0004】
一般に、1つ以上の実施形態は、特異的創薬のシステムであって、小分子化合物(SMC)シードモデルから複数の候補SMCを誘導体化するように構成された誘導体化エンジンと、複数の候補SMC内の候補SMCの各々について、候補SMCと受容体パネルで指定された複数の標的の各々との間の所望の相互作用をシミュレートし、かつ複数の候補SMCにおける候補SMCの各々について、候補SMCと受容体パネルで指定された複数のアンチ標的の各々との間の不所望の相互作用をシミュレートする分子ドッキングシミュレーションエンジンと、所望の相互作用および不所望の相互作用に基づいて、複数の候補SMCにおける候補SMCの各々についてSMC相互作用スコアを取得し、かつ第1のSMC相互作用スコアに基づいて、薬物についての少なくとも最小スコアに到達したかどうかを判定するように構成されたスコアリングエンジンと、を含む、システムに関する。
【0005】
一般に、1つ以上の実施形態は、特異的創薬のコンピュータ可読プログラムコードを含む非一時的なコンピュータ可読媒体であって、コンピュータ可読プログラムコードで、コンピュータシステムが、複数の標的および複数のアンチ標的を指定する受容体パネルを取得し、小分子化合物(SMC)シードモデルを取得し、SMCシードモデルから第1の複数の候補SMCを誘導体化し、第1の複数の候補SMCにおける候補SMCの各々について、候補SMCと複数の標的の各々との間の第1の所望の相互作用をシミュレートし、第1の複数の候補SMCにおける候補SMCの各々について、候補SMCと複数のアンチ標的の各々との間の第1の不所望の相互作用をシミュレートし、第1の所望の相互作用および第1の不所望の相互作用に基づいて、第1の複数の候補SMCにおける候補SMCの各々について第1のSMC相互作用スコアを取得し、かつ第1のSMC相互作用スコアに基づいて、薬物についての少なくとも最小スコアに到達したかどうかを判定する、非一時的なコンピュータ可読媒体に関する。
【0006】
実施形態の他の態様は、以下の説明および添付の特許請求の範囲から明らかになるであろう。
【0007】
本実施形態は、例として示されており、添付の図面の図によって限定されることを意図していない。
【図面の簡単な説明】
【0008】
1つ以上の実施形態によるシステムのブロック図を示す。
1つ以上の実施形態によるフローチャートを示す。
1つ以上の実施形態による標的リストの例を示す。
1つ以上の実施形態によるタンパク質ポケットモデルのコンパイルを示す。
1つ以上の実施形態による受容体パネルの例を示す。
1つ以上の実施形態によるスコア付けされた相互作用の例を示す。
1つ以上の実施形態によるコンピューティングシステムを示す。
1つ以上の実施形態によるコンピューティングシステムを示す。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本明細書で開示される特定の実施形態について、添付の図面を参照して以下で詳細に説明する。様々な図中の同様の要素は、一貫性を保つために、同様の参照番号および/または同様の名前によって示されてもよい。
【0010】
以下の詳細な説明は、本質的に単なる例示であり、本明細書に開示される実施形態または本明細書に開示される実施形態の用途および使用を限定することを意図するものではない。さらに、上記の技術分野、背景技術、簡単な概要、または以下の詳細な説明で提示されたいかなる明示的または暗示的な理論によっても拘束されることを意図していない。
(【0011】以降は省略されています)
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