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公開番号
2025080526
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-26
出願番号
2023193726
出願日
2023-11-14
発明の名称
ガラスロールの製造装置および製造方法
出願人
日本電気硝子株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
B65H
19/12 20060101AFI20250519BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約
【課題】
ガラスロールを製造するに際し、その生産性を高める。
【解決手段】
ガラスリボン1を巻き取り、ガラスロール25を得るためのガラスロールの製造装置2について、ガラスリボン1の搬送経路の下流端に配置された巻取エリア3で、ガラスリボン1を保護シート5と重ね合わせた状態でロール状に巻き取るための巻芯10を支持する巻芯支持部16と、保護シート5がロール状に巻かれたシートロール11を支持するシートロール支持部17と、を一体的に移動可能に備えた巻取ユニット12を備え、巻取エリア3と、巻取エリア3から離れた退避エリア39と、の間で、巻取ユニット12をユニット単位で移送する移送機構38を更に備えるようにした。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
ガラスリボンを巻き取り、ガラスロールを得るためのガラスロールの製造装置であって、
前記ガラスリボンの搬送経路の下流端に配置された巻取エリアで、前記ガラスリボンを保護シートと重ね合わせた状態でロール状に巻き取るための巻芯を支持する巻芯支持部と、
前記保護シートがロール状に巻かれたシートロールを支持するシートロール支持部と、を一体的に移動可能に備えた巻取ユニットを備え、
前記巻取エリアと、前記巻取エリアから離れた退避エリアと、の間で、前記巻取ユニットをユニット単位で移送する移送機構を更に備えることを特徴とするガラスロールの製造装置。
続きを表示(約 1,300 文字)
【請求項2】
前記巻取ユニットを複数備えていることを特徴とする請求項1に記載のガラスロールの製造装置。
【請求項3】
前記複数の巻取ユニットにそれぞれ対応する複数の前記退避エリアが設けられ、
前記移送機構が、前記巻取エリアと、前記複数の退避エリアと、をそれぞれ結ぶ複数の移送経路を有することを特徴とする請求項2に記載のガラスロールの製造装置。
【請求項4】
前記複数の移送経路の各々が、前記複数の巻取ユニットのいずれもが通過可能な共用区間と、前記共用区間と接続され且つ前記複数の巻取ユニットのうちの一つの前記巻取ユニットのみが通過可能な専用区間と、を有し、
前記共用区間の一端に前記巻取エリアが設けられると共に、前記共用区間の他端に前記専用区間との接続点が設けられ、
前記専用区間の一端に前記接続点が設けられると共に、前記専用区間の他端に前記退避エリアが設けられていることを特徴とする請求項3に記載のガラスロールの製造装置。
【請求項5】
前記移送機構が、前記共用区間に沿って延びる第一軌道と、前記専用区間に沿って延びる第二軌道と、前記第一および第二軌道のうちの一方軌道上を走行する台車と、前記台車上に設けられた第三軌道と、を有し、
前記台車が、前記一方軌道上を走行して前記接続点に到達したときに、前記第三軌道と、前記第一および第二軌道のうちの他方軌道と、が連続する構成とされ、
前記巻取ユニットに、前記第三軌道上および前記他方軌道上を走行させるための走行体を更に有することを特徴とする請求項4に記載のガラスロールの製造装置。
【請求項6】
前記共用区間が、前記ガラスリボンの搬送経路と同方向に延びていることを特徴とする請求項4又は5に記載のガラスロールの製造装置。
【請求項7】
前記巻取ユニットが、前記シートロールから前記巻芯に至るまでの供給経路に沿った前記保護シートの送りを案内するためのガイド部を更に有することを特徴とする請求項2~5のいずれかに記載のガラスロールの製造装置。
【請求項8】
前記ガイド部が、前記供給経路上にて前記巻芯の上流側に隣接して配置された巻取直前ガイドを有し、
前記巻取直前ガイドが、前記巻取エリアに到達した前記ガラスリボンと、該巻取直前ガイドに沿って移動中の前記保護シートと、が同姿勢となるように、前記保護シートの送りを案内することを特徴とする請求項7に記載のガラスロールの製造装置。
【請求項9】
前記巻取直前ガイドが、前記保護シートを水平姿勢とした状態で、前記保護シートの送りを案内することを特徴とする請求項8に記載のガラスロールの製造装置。
【請求項10】
前記巻取ユニットにて前記巻芯支持部よりも前記シートロール支持部が下方に配置され、
前記巻芯の周りに巻き取られる前記ガラスリボンの外周面側に前記保護シートが重ね合わされるように構成されていることを特徴とする請求項9に記載のガラスロールの製造装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、ガラスロールの製造装置および製造方法に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
ガラスロールは、超薄型のガラスリボン(例えば、厚みが200μm以下)を元にして製造される。特許文献1には、ガラスリボンからガラスロールを製造するための形態の一例が開示されている。
【0003】
同形態では、まず、ダウンドロー法を利用して超薄型のガラスリボンを成形する。次に、成形したガラスリボンの搬送方向を縦方向から横方向に転換させる。その後、横方向に搬送中のガラスリボンから不要部を分断して除去する。最後に、ガラスリボンの搬送経路の下流端に配置された巻取エリアにおいて、ガラスリボンを保護シートと重ね合わせた状態で巻芯の周りに巻き取ってガラスロールとする。保護シートは、ガラスリボンと重ね合わされる前の保護シートがロール状に巻かれたシートロールから供給される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2015-63450号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上述の形態でガラスリボンを巻き取ってガラスロールを製造する場合、巻取エリアに配置された製造設備のメンテナンス性が不芳となることに起因して、ガラスロールの生産性が低下してしまう問題がある。
【0006】
製造設備の一例としては、巻芯のシャフトと連結されて当該巻芯を回転させるためのトルクを付与する動力装置が挙げられる。同動力装置の近傍には、巻芯を支持するための部材(以下、巻芯支持部材と表記)や、シートロールを支持するための部材(以下、シートロール支持部材と表記)等が配置される。巻芯支持部材は、ガラスリボンの巻き取り開始前、及び、巻き取り完了後の巻芯を載置するための部材である。シートロール支持部材は、ガラスリボンの巻き取り開始前、及び、巻き取り完了後のシートロールを載置するための部材である。
【0007】
動力装置のメンテナンス作業にあたっては、同作業の邪魔にならないように、巻芯、巻芯支持部材、シートロール、及び、シートロール支持部材の全てを巻取エリア(動力装置の近傍)から退避させる必要がある。しかしながら、これらの全てをまとめて退避させるための手段が講じられておらず、退避に要する時間が長くなることで、結果として動力装置のメンテナンス性が不芳になっていた。これにより、ガラスロールの生産性の低下を招いていた。
【0008】
上述の事情に鑑みて解決すべき技術的課題は、ガラスロールを製造するに際し、その生産性を高めることである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記の課題を解決するためのガラスロールの製造装置は、ガラスリボンを巻き取り、ガラスロールを得るためのガラスロールの製造装置であって、ガラスリボンの搬送経路の下流端に配置された巻取エリアで、ガラスリボンを保護シートと重ね合わせた状態でロール状に巻き取るための巻芯を支持する巻芯支持部と、保護シートがロール状に巻かれたシートロールを支持するシートロール支持部と、を一体的に移動可能に備えた巻取ユニットを備え、巻取エリアと、巻取エリアから離れた退避エリアと、の間で、巻取ユニットをユニット単位で移送する移送機構を更に備えることを特徴とする。
【0010】
本ガラスロールの製造装置は、巻芯を支持する巻芯支持部と、シートロールを支持するシートロール支持部と、を一体的に移動可能に備えた巻取ユニットを備えている。そして、巻取ユニットは、当該ユニットを移送する移送機構により、巻取エリアと、巻取エリアから離れた退避エリアと、の間をユニット単位で移送可能である。これにより、巻取エリアに配置された製造設備(例えば、既述の動力装置)のメンテナンス性を向上させることができる。詳述すると、製造設備のメンテナンス作業にあたり、同作業の邪魔にならないように、巻芯、巻芯支持部、シートロール、及び、シートロール支持部の全てを巻取エリア(製造設備の近傍)から退避させるに際し、これらをユニット単位でまとめて退避させることが可能となる。従って、退避に要する時間を短縮でき、製造設備のメンテナンス性を向上させることが可能となる。その結果、ガラスロールの生産性を高めることができる。
(【0011】以降は省略されています)
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