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公開番号2025079550
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-22
出願番号2023192294
出願日2023-11-10
発明の名称クランプ装置
出願人株式会社コスメック
代理人弁理士法人ATEN
主分類B23Q 3/00 20060101AFI20250515BHJP(工作機械;他に分類されない金属加工)
要約【課題】外力を作用させ続けなくてもアンクランプ状態を維持できるクランプ装置を提供すること。
【解決手段】クランプ装置は、操作ロッド(27)を備える。操作ロッド(27)は、外周面に凸部(31)が設けられた操作ロッド本体(28)と、可動部材(29)と、バネ(30)とを有する。凸部(31)が配置されるカム溝(40)であって、操作ロッド本体(28)がハウジング(1)内へ押し込まれたとき、先端側方向へ移動した位置で操作ロッド本体(28)を固定し、再度、操作ロッド本体(28)がハウジング(1)内へ押し込まれることで、操作ロッド本体(28)の基端側方向への移動を許容するカム溝(40)が、ハウジング(1)の内面に形成されている。
【選択図】図1A
特許請求の範囲【請求項1】
ハウジング(1)と、
前記ハウジング(1)内に軸方向へ移動可能に配置されるクランプロッド(5)と、
前記ハウジング(1)内に前記クランプロッド(5)に対して直列に配置される操作ロッド(27)であって、軸心回りに旋回可能で、前記クランプロッド(5)を前記軸方向のうちの先端側方向へ押して移動させる操作ロッド(27)と、
前記ハウジング(1)の先端側の内部に配置され、前記クランプロッド(5)を前記軸方向のうちの基端側方向へ押して移動させる第1付勢手段(11)と、
を備え、
前記操作ロッド(27)は、
軸心回りに旋回可能で、且つ、外周面に凸部(31)が設けられた操作ロッド本体(28)と、
前記操作ロッド本体(28)の先端側に形成された有底の筒孔(28c)に配置される可動部材(29)であって、前記クランプロッド(5)を前記先端側方向へ押して移動させる可動部材(29)と、
前記筒孔(28c)に配置される伸縮可能な第2付勢手段(30)であって、前記操作ロッド本体(28)に対して前記可動部材(29)を前記先端側方向へ付勢する第2付勢手段(30)と、を有し、
前記凸部(31)が配置されるカム溝(40)であって、前記操作ロッド本体(28)が前記ハウジング(1)内へ押し込まれたとき、前記先端側方向へ移動した位置で前記操作ロッド本体(28)を固定し、再度、前記操作ロッド本体(28)が前記ハウジング(1)内へ押し込まれることで、前記操作ロッド本体(28)の前記基端側方向への移動を許容する、カム溝(40)が、前記ハウジング(1)の内面に形成されている、
クランプ装置。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
請求項1のクランプ装置において、
前記第1付勢手段(11)および前記第2付勢手段(30)はいずれもバネであり、
前記第2付勢手段(30)のばね定数が前記第1付勢手段(11)のばね定数よりも大きい、
クランプ装置。
【請求項3】
請求項1または2のクランプ装置において、
前記カム溝(40)は、
前記軸方向へ延びる直進溝(40a)と、
前記直進溝(40a)の先端部から前記操作ロッド本体(28)の周方向へ延びる、ジグザグ形状の旋回溝(40b)であって、前記操作ロッド本体(28)を旋回させるための旋回溝(40b)と、を有する、
クランプ装置。
【請求項4】
請求項3のクランプ装置において、
前記旋回溝(40b)は、
前記操作ロッド本体(28)の周方向に対して傾斜する先端側傾斜部(40b3)であって、前記凸部(31)の旋回ガイドとなる先端側傾斜部(40b3)と、
前記先端側傾斜部(40b3)よりも基端側に形成される基端側窪み部(40b2)であって、前記凸部(31)が嵌ることで前記操作ロッド本体(28)を固定する基端側窪み部(40b2)と、を有する、
クランプ装置。
【請求項5】
請求項4のクランプ装置において、
前記旋回溝(40b)は、
前記先端側傾斜部(40b3)に連ねて形成される先端側窪み部(40b1)であって、前記凸部(31)が嵌る先端側窪み部(40b1)と、
前記操作ロッド本体(28)の周方向において前記直進溝(40a)と前記基端側窪み部(40b2)との間に形成される基端側傾斜部(40b4)であって、前記凸部31の旋回ガイドとなる基端側傾斜部(40b4)と、をさらに有する、
クランプ装置。
【請求項6】
請求項3のクランプ装置において、
前記直進溝(40a)は、前記操作ロッド本体(28)の周方向において等間隔で複数設けられている、
クランプ装置。
【請求項7】
請求項6のクランプ装置において、
前記直進溝(40a)と同じ数の前記凸部(31)が、前記操作ロッド本体(28)の周方向において等間隔で設けられている、
クランプ装置。
【請求項8】
請求項1または2のクランプ装置において、
前記凸部(31)は、回転可能な球体(31)であり、
前記操作ロッド本体(28)の外周面に形成された穴(28a)に前記球体(31)が配置されている、
クランプ装置。
【請求項9】
請求項1または2のクランプ装置において、
前記操作ロッド本体(28)の基端側端部に球体形状の回転可能な操作部材(36)が配置されている、
クランプ装置。
【請求項10】
請求項1または2のクランプ装置において、
前記クランプロッド(5)と前記可動部材(29)との間に球体形状の回転可能な動力伝達部材(6)が配置されている、
クランプ装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、クランプ装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
クランプ装置として、下記の特許文献1に記載されたものがある。従来技術に係るそのクランプ装置は、次のように構成されている。
【0003】
クランプ装置は、ハウジングから突設される筒状のプラグ部、出力ロッド、係合用のボール、およびピストンなどから構成される。クランプ装置を構成するハウジングには、圧力流体が給排されるクランプ室およびアンクランプ室が設けられている。クランプ装置の駆動、すなわちピストンおよび出力ロッドの駆動には、例えば圧縮エアが用いられ、駆動のたびに、クランプ室およびアンクランプ室に圧縮エアが給排される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
国際公開第2021/177385号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記のようなクランプ装置が多数設置されると、圧縮エアの供給設備として、大規模な設備が必要となる。また、圧縮エアを給排する配管設備は、数量が多く且つ複雑なものとなる。これらは、省エネルギーおよび環境対策の点から好ましくない。そのため、駆動源として圧縮エアは不要であることが望ましい。
【0006】
上記を受けて、本件出願人は、圧縮エアなどの圧力流体を駆動に必要としない、または圧力流体を駆動のたびに供給せずとも動作させることができるクランプ装置を開発し特許出願した(特願2022-152081号)。
【0007】
しかしながら、上記特願2022-152081号に記載のクランプ装置は、次のような課題を有する。当該クランプ装置では、アンクランプ状態を維持するために、操作部材としてのボールに外力を作用させ続ける必要がある。
【0008】
本発明の目的は、外力を作用させ続けなくてもアンクランプ状態を維持できるクランプ装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記の目的を達成するために、本願で開示するクランプ装置は、例えば、図1Aから図7に示すように、次のように構成される。
【0010】
(1)クランプ装置は、ハウジング1と、前記ハウジング1内に軸方向へ移動可能に配置されるクランプロッド5と、前記ハウジング1内に前記クランプロッド5に対して直列に配置される操作ロッド27であって、軸心回りに旋回可能で、前記クランプロッド5を前記軸方向のうちの先端側方向へ押して移動させる操作ロッド27と、前記ハウジング1の先端側の内部に配置され、前記クランプロッド5を前記軸方向のうちの基端側方向へ押して移動させる第1付勢手段11と、を備える。前記操作ロッド27は、軸心回りに旋回可能で、且つ、外周面に凸部31が設けられた操作ロッド本体28と、前記操作ロッド本体28の先端側に形成された有底の筒孔28cに配置される可動部材29であって、前記クランプロッド5を前記先端側方向へ押して移動させる可動部材29と、前記筒孔28cに配置される伸縮可能な第2付勢手段30であって、前記操作ロッド本体28に対して前記可動部材29を前記先端側方向へ付勢する第2付勢手段30と、を有する。前記凸部31が配置されるカム溝40であって、前記操作ロッド本体28が前記ハウジング1内へ押し込まれたとき、前記先端側方向へ移動した位置で前記操作ロッド本体28を固定し、再度、前記操作ロッド本体28が前記ハウジング1内へ押し込まれることで、前記操作ロッド本体28の前記基端側方向への移動を許容する、カム溝40が、前記ハウジング1の内面に形成されている。
(【0011】以降は省略されています)

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