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公開番号
2025079410
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-22
出願番号
2023192044
出願日
2023-11-10
発明の名称
油回転真空ポンプ
出願人
アルバック機工株式会社
代理人
弁理士法人南青山国際特許事務所
主分類
F04C
29/06 20060101AFI20250515BHJP(液体用容積形機械;液体または圧縮性流体用ポンプ)
要約
【課題】排出されるガスによる騒音を低減することが可能な油回転真空ポンプを提供する。
【解決手段】本発明の一形態に係る油回転真空ポンプは、ポンプ本体と、ケーシングと、第1のバッフルとを備え、ポンプ本体は、吸気口と、排気口と、吸気口から排気口へガスを移送するポンプ室と、排気口に設けられ排気口からポンプ室へのガスの逆流を防止する排気弁と、を有し、ケーシングは、ポンプ本体を収容しポンプ室へ供給される潤滑油を貯留する貯留室と、貯留室を外気と連通させる排気通路とを有し、第1のバッフルは、ポンプ本体に設けられ排気弁を被覆する第1の筐体部と、第1の筐体部に設けられ排気口から排出されたガスを貯留室へ排出する第1の排出口と、第1の筐体部に設けられ排気口と第1の排出口との間を複数の空間部に仕切る第1の壁部と、を有する。
【選択図】図6
特許請求の範囲
【請求項1】
吸気口と、排気口と、前記吸気口から前記排気口へガスを移送するポンプ室と、前記排気口に設けられ前記排気口から前記ポンプ室へのガスの逆流を防止する排気弁と、を有するポンプ本体と、
前記ポンプ本体を収容し前記ポンプ室へ供給される潤滑油を貯留する貯留室と、前記貯留室を外気と連通させる排気通路とを有するケーシングと、
前記ポンプ本体に設けられ前記排気弁を被覆する第1の筐体部と、前記第1の筐体部に設けられ前記排気口から排出されたガスを前記貯留室へ排出する第1の排出口と、前記第1の筐体部に設けられ前記排気口と前記第1の排出口との間を複数の空間部に仕切る第1の壁部と、を有する第1のバッフルと
を具備する油回転真空ポンプ。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の油回転真空ポンプであって、
前記複数の空間部は、前記排気口から排出される前記潤滑油を収容可能に構成され、
前記第1の壁部は、前記第1の筐体部の天面から下方に延びる垂直壁部を含む
油回転真空ポンプ。
【請求項3】
請求項2に記載の油回転真空ポンプであって、
前記第1の壁部は、前記垂直壁部と直交する方向に延びる複数の壁面部を含む
油回転真空ポンプ。
【請求項4】
請求項1に記載の油回転真空ポンプであって、
前記第1の筐体部に設けられた第2のバッフルをさらに具備し、
前記第2のバッフルは、前記第1の排出口を被覆する第2の筐体部と、前記第2の筐体部に設けられ前記第1の排出口から排出されたガスを前記貯留室へ排出する第2の排出口とを有し、前記第1のバッフルの上に重ね合わされることで前記第1の排出口と前記第2の排出口との間を連絡する通路部を形成する
油回転真空ポンプ。
【請求項5】
請求項4に記載の油回転真空ポンプであって、
前記通路部は、前記第1の排出口から排出される前記潤滑油を収容可能に構成される
油回転真空ポンプ。
【請求項6】
請求項4に記載の油回転真空ポンプであって、
前記第1の排出口と前記第2の排出口との間の水平方向における離間距離は、前記排気口と前記第1の排出口との間の水平方向における離間距離よりも長い
油回転真空ポンプ。
【請求項7】
請求項6に記載の油回転真空ポンプであって、
前記第2の排出口は、前記第2の筐体の天面、側面または底面に設けられる
油回転真空ポンプ。
【請求項8】
請求項7に記載の油回転真空ポンプであって、
前記第2の排出口は、単数の孔部または複数の孔部の配列体である
油回転真空ポンプ。
【請求項9】
請求項4に記載の油回転真空ポンプであって、
前記第2のバッフルは、前記第2の筐体部に設けられ前記通路部を複数の空間部に仕切る第2の壁部をさらに有する
油回転真空ポンプ。
【請求項10】
請求項9に記載の油回転真空ポンプであって、
前記第2の壁部は、前記通路部において前記ガスが流れる方向が少なくとも2方向となるように前記第2の筐体部に設けられる
油回転真空ポンプ。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、油回転真空ポンプに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
油回転真空ポンプは、ポンプ室内で回転体を回転させながら、気体を吸入し、圧縮し、排出することによって所期のポンプ機能を実現する。このとき真空ポンプ油は、ポンプ室の内面上を摺動する回転体の潤滑と、回転体を回転させる回転軸を支持する軸受部の潤滑等に用いられる。
【0003】
油回転真空ポンプとしては、ゲーテ型、カム型、揺動ピストン型等の型式が知られている。ゲーテ型の場合、上記回転体は、ロータと複数のベーンとを含む回転翼に対応する。
【0004】
また、特許文献1には、排気口を有するシリンダ壁と、排気口を覆う排気弁と、排気口と排気弁とを気密に保つ油を貯留する油だまりを収容する側壁に排気を通過させ、かつ排気の方向を屈折させる開口を設けた排気バッフルとを有する、ゲーテ型の油回転真空ポンプについて記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
実開平7-17985号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1の構成では、排気口から排出された気体が開口へむかう際、排出されたガスがそのまま油だまりから浮き上がる。つまり、排気されたガスは大きい塊のまま空気中に放出されるため、その空気中に放出される際に生じるガスの塊の破裂音等を原因する騒音が発生しやすいという問題がある。
【0007】
以上のような事情に鑑み、本発明の目的は、排出されるガスによる騒音を低減することが可能な油回転真空ポンプを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するため、本発明の一形態に係る油回転真空ポンプは、ポンプ本体と、ケーシングと、第1のバッフルと、を具備する。
上記ポンプ本体は、吸気口と、排気口と、上記吸気口から上記排気口へガスを移送するポンプ室と、上記排気口に設けられ上記排気口から上記ポンプ室へのガスの逆流を防止する排気弁と、を有する。
上記ケーシングは、上記ポンプ本体を収容し上記ポンプ室へ供給される潤滑油を貯留する貯留室と、上記貯留室を外気と連通させる排気通路とを有する。
上記第1のバッフルは、上記ポンプ本体に設けられ上記排気弁を被覆する第1の筐体部と、上記第1の筐体部に設けられ上記排気口から排出されたガスを上記貯留室へ排出する第1の排出口と、上記第1の筐体部に設けられ上記排気口と上記第1の排出口との間を複数の空間部に仕切る第1の壁部と、を有する。
【0009】
上記構成では、ポンプ本体に設けられた排気口から排気されたガスを貯留室へ排出する第1の排出口を有する第1のバッフルが、排気口と第1の排出口との間を複数の空間部に仕切る第1の壁部を有する。これにより、排気口から排気されたガスがそのまま第1の排出口へ排出されることを抑制する。つまり、排気口から排気されたガスが第1の壁部に衝突させガスによる音の減衰を行うことで第1のバッフル外へ出る騒音を低減することができる。
【0010】
上記複数の空間部は、上記排気口から排出される上記潤滑油を収容可能に構成され、
上記第1の壁部は、上記第1の筐体部の天面から下方に延びる垂直壁部を含んでもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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