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公開番号
2025078990
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-21
出願番号
2023191366
出願日
2023-11-09
発明の名称
椅子
出願人
株式会社イトーキ
代理人
個人
,
個人
主分類
A47C
7/40 20060101AFI20250514BHJP(家具;家庭用品または家庭用設備;コーヒーひき;香辛料ひき;真空掃除機一般)
要約
【課題】木製の背もたれを金属製のバックサポート部材に固定した椅子において、美感と強度との両方を達成する。
【解決手段】背もたれ3は木製であり、後面は凸部や隆起部がなく単純に広がるシンプルな形態になっている。背もたれ3の後面には取り付け穴19が空いており、背もたれ3は、取り付け穴19に挿通した継手部材18を介してバックサポート部材10の前向きボス体22に固定されている。継手部材18は、取り付け穴19に埋設した鬼目ナット20にインナービス21で固定されている。継手部材18のはみ出し部18bと前向きボス体22とは樹脂製のカバー24で覆われている。継手部材18は背もたれ3に嵌入していて背もたれ3にしっかり固定されるため、背もたれ3の後面をスッキリした単一面と成しつつバックサポート部材10による支持強度を確保できる。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
木製の背もたれと、前記背もたれの後ろに配置された硬質材製のバックサポート部材とを有しており、
前記バックサポート部材に設けた前向きボス体に前記背もたれが固定されている椅子であって、
前記背もたれの背面に前記前向きボス体と同心の取り付け穴が開口しており、前記取り付け穴に挿入し固定された継手部材に前記前向きボス体が固定されている、
椅子。
続きを表示(約 700 文字)
【請求項2】
前記継手部材は、前記前向きボス体が後ろから嵌入すると共に前端には底板を有する筒状に形成されており、前記底板がビスで前記背もたれに固定されており、
かつ、前記継手部材は前記背もたれの後方に露出したはみ出し部を有し、前記はみ出し部がインナービスで前記前向きボス体に固定されている、
請求項1に記載した椅子。
【請求項3】
前記取り付け穴の底面に鬼目ナットが埋設されており、継手部材の底板を固定するインナービスは前記鬼目ナットにねじ込まれている、
請求項2に記載した椅子。
【請求項4】
前記継手部材は接着剤によっても前記取り付け穴に固定されている、
請求項1~3のうちのいずれかに記載した椅子。
【請求項5】
前記継手部材のはみ出し部と前向きボス体との露出部とを覆うカバーを備えており、前記カバーと前記継手部材とが前記前向きボス体に下方からねじ込まれたアウタービスで共締めされている、
請求項2又は3に記載した椅子。
【請求項6】
前記背もたれの背面に、前記カバーの前端が嵌入可能な逃がし穴が形成されている、
請求項5に記載した椅子。
【請求項7】
前記背もたれは、上端と下端との間の中途高さ部位に最も厚い部分が存在するように、縦断側面視で少なくとも後ろ向きに膨れた形状である、
請求項1又は2に記載した椅子。
【請求項8】
前記背もたれの前面も、縦断側面視で前向きに膨れた曲面に形成されている、
請求項7に記載した椅子。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本願発明は、木製の背もたれを備えた椅子に関するものである。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
椅子の構造は千差万別であって様々な基準によって分類できるが、1つの基準としてリクライニングの有無で分類でき、他の基準として部材の材質で分類できる。リクライニングの構造は様々であるが、本願出願人はその一例を特許文献1で開示した。特許文献1では、座の左右外側に立設したサイド支持体(支柱)の上端に、使用者を左右及び後部から囲う半円状の上支持フレームを後傾動可能に連結されており、更に、上支持フレームに背もたれが後傾動可能に連結されている。
【0003】
従って、特許文献1では、背もたれは2段階に後傾する。そして、特許文献1の背もたれは、合成樹脂製の背もたれ(インナーシェル)にクッション材を張った構造になっており、全体が表皮で覆われている。この椅子は、シンプルな外観を呈しつつリクライニング機能を有しているため、使用者に高い満足度を与えることができる。
【0004】
他方、材料の種類による分類としては、一般的には、木製とそうでない椅子とに大別される。但し、木製の定義は必ずしも明確ではなく、全体が木材で作られている場合と、背もたれや座などの一部のパーツが木製である場合とがある。木製の椅子は人類の歴史と共にあり、グレードも多岐にわたっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2021-36949号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
椅子は、機能や用途、デザイン、価格、好みなどの様々な要素によって購入されるが、木製の椅子に対する購入動機の大きな要素として、木材の持つ質感、自然な温かみに対する好みがある。また、環境負荷の低減や脱炭素という要請から、天然資源である木材の利用促進の要請も存在しているともいえる。特許文献1には、棒足タイプのリクライニング椅子について、棒足を木製の筒状カバーで覆うことが開示されており、これは、ユーザーの木材指向に応える一環といえる。
【0007】
既述のとおり、木製椅子は椅子の原点であり、美術工芸品とよばれる高級品からダイニング用の普及品まで様々な形態・グレードが存在するが、全体が木製である椅子は機能や使用場所が限られることは否めない。そこで、木製に対する好みを持ちつつ、スチール品や合成樹脂品で構成されている椅子を選択するユーザーも存在すると云える。特に、オフィス用や店舗用として使用される椅子については、骨組みを金属製としつつ木製の背もたれや座を求める潜在的な需要が存在していると推測される。
【0008】
してみると、背もたれのように目につく部材を木製として、これとスチール製や合成樹脂製のパーツとを組み合わせることにより、ユーザーの木材指向と機能指向との両方に応えることが可能であり、これにより、ユーザーの潜在的な需要に応えて椅子のバリエーションを広げることができると解される。例えば、特許文献1で開示した椅子の背もたれや座を木製とすることにより、ユーザーの潜在的な需要に応えることができると解される。
【0009】
このように背もたれを木製とした場合の問題は、木材がスチールや合成樹脂に比べて強度や加工性に劣ることであり、従って、木材という材質を考慮しつつ強度や美感を確保する必要がある。すなわち、木製の背もたれを備えている椅子について、必要な強度を保持しつつ美感を向上できる技術が要請されていると云える。
【0010】
本願発明は、このような要請に応えんとするものである。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)
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