特許ウォッチ

公開番号2025078818
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-20
出願番号2025036307,2021144918
出願日2025-03-07,2021-09-06
発明の名称汚れ除去装置
出願人パナソニック株式会社
代理人個人
主分類A47L 9/02 20060101AFI20250513BHJP(家具;家庭用品または家庭用設備;コーヒーひき;香辛料ひき;真空掃除機一般)
要約【課題】汚れ除去の効率を向上させる。
【解決手段】掃除機10は、先端部分を清掃対象の床面1の近傍に配置可能に設けられた、先端部分の間の距離が5mm以上10mm以下である1対の電極21a、21bと、電極21a、21b間に清掃対象の床面1に沿った沿面放電を生じさせるために電極21a、21b間に11kV以上49kV以下のパルス電圧を供給する電圧供給部22と、を備え、清掃対象の床面1に付着した合成樹脂又は合成ゴムを含む汚れを除去する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
先端部分を清掃対象の表面の近傍に配置可能に設けられた、前記先端部分の間の距離が５ｍｍ以上１０ｍｍ以下である１対の電極と、
前記電極間に前記清掃対象の表面に沿った沿面放電を生じさせるために前記電極間に１１ｋＶ以上４９ｋＶ以下のパルス電圧を供給する電圧供給部と、
を備え、
前記清掃対象の表面に付着した合成樹脂又は合成ゴムを含む汚れを除去するための汚れ除去装置。
続きを表示（約 200 文字）【請求項２】
前記電極間に気体を供給する気体供給部を更に備える
請求項１に記載の汚れ除去装置。
【請求項３】
前記電極間にスパーク放電又はコロナ放電を生じさせる
請求項１又は２に記載の汚れ除去装置。
【請求項４】
前記電圧供給部は、デューティー比が３０％以下であるパルス電圧を供給する
請求項１から３のいずれかに記載の汚れ除去装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本開示は、プラズマを用いた汚れ除去装置に関する。
続きを表示（約 1,600 文字）【背景技術】
【０００２】
床汚れの中でも、特にヒールマークと呼ばれる床に付いた靴のスリ跡は、靴と床との摩擦熱により靴の成分と床の成分が一体化されるため、除去が困難である。ヒールマークの主な成分はポリウレタンとナイロンであり、現状は、ポリッシャーと呼ばれる掃除機を使用して機械的に床表面を削ったり、アルカリ性洗剤を使用して化学的に汚れを除去したりしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特許第４１８８８０１号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
ポリッシャーを使用する場合は、床面を大きく傷つけるという課題がある。また、アルカリ性洗剤を使用する場合は、使用した洗剤の回収が必要であるという課題がある。プラズマ発生装置で生成した活性種により被清掃面を浄化する技術も提案されているが（例えば、特許文献１参照）、汚れを除去するのに要する時間の点で課題がある。
【０００５】
本開示は、汚れ除去の効率を向上させる技術を提供する。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
本開示における汚れ除去装置は、先端部分を清掃対象の表面の近傍に配置可能に設けられた、先端部分の間の距離が５ｍｍ以上１０ｍｍ以下である１対の電極と、電極間に清掃対象の表面に沿った沿面放電を生じさせるために電極間に１１ｋＶ以上４９ｋＶ以下のパルス電圧を供給する電圧供給部と、を備え、清掃対象の表面に付着した合成樹脂又は合成ゴムを含む汚れを除去する。
【発明の効果】
【０００７】
本開示によれば、汚れ除去の効率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【０００８】
本開示の実施の形態に係る掃除機の構成図
床面に付着した汚れの例を示す図
図２Ａに示した汚れに実施の形態１に係る掃除機によりプラズマを６０秒間照射した後の様子を示す図
プラズマ照射後の床面のＳＥＭ画像
印加したパルス電圧の波形の例を示す図
電極間に印加した電圧とスパーク放電の回数との関係を示す図
電極間に印加した電圧と放電電流との関係を示す図
図５の一部のヒストグラム
電極間に印加した電圧とスパーク放電の回数との関係を示す図
電極間に印加した電圧と放電電流との関係を示す図
電極間に印加した電圧とスパーク放電の回数との関係を示す図
電極間に印加した電圧と放電電流との関係を示す図
電極間に印加した電圧とスパーク放電の回数との関係を示す図
電極間に印加した電圧と放電電流との関係を示す図
電極間に印加した電圧とスパーク放電の回数との関係を示す図
電極間に印加した電圧と放電電流との関係を示す図
条件（１）における評価結果を示す図
条件（２）における評価結果を示す図
条件（３）における評価結果を示す図
条件（４）における評価結果を示す図
条件（１）における測定結果を示す図
条件（２）における測定結果を示す図
条件（３）における測定結果を示す図
条件（５）における測定結果を示す図
【発明を実施するための形態】
【０００９】
以下、図面を参照しながら実施の形態を詳細に説明する。但し、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明、または、実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。
【００１０】
なお、添付図面及び以下の説明は、当業者が本開示を十分に理解するために提供されるのであって、これらにより特許請求の範囲に記載の主題を限定することを意図していない。
（【００１１】以降は省略されています）

関連特許