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公開番号2025077844
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-19
出願番号2023190339
出願日2023-11-07
発明の名称丁番取付け構造、ドア装置、丁番取付け方法および丁番取外し方法
出願人株式会社LIXIL,株式会社ニシムラ
代理人個人,個人,個人,個人
主分類E05D 5/02 20060101AFI20250512BHJP(錠;鍵;窓または戸の付属品;金庫)
要約【課題】ドア体の一辺部を手で掴むことができず、当該一辺部に手を添えることしかできない状況下においても、簡単に丁番を保持部に仮止めできるようにする。
【解決手段】丁番取付け構造は、上下方向に延在する縦枠に設けられた保持部と、丁番とを備える。丁番は、ドア体の一辺部に対して取り付けられているドア側部と、ドア側部に対して開閉可能に取り付けられている枠側部と、を備える。保持部には仮止め部が設けられている。丁番の枠側部には、当該枠側部を保持部に対して見込み方向自重側にスライドさせると仮止め部に係合する被仮止め部が設けられている。見込み方向自重側は、縦枠の見込み方向のうちのドア体を開いた状態においてドア体の自重によって丁番が付勢される側の方向である。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
上下方向に延在する縦枠に設けられた保持部と、丁番とを備え、
前記丁番は、ドア体の一辺部に対して取り付けられているドア側部と、前記ドア側部に対して開閉可能に取り付けられている枠側部と、を備え、
前記丁番の枠側部が前記保持部に対して取り付けられる丁番取付け構造であって、
前記保持部には仮止め部が設けられており、
前記丁番の枠側部には、当該枠側部を前記保持部に対して見込み方向自重側にスライドさせると前記仮止め部に係合する被仮止め部が設けられており、
前記見込み方向自重側は、前記縦枠の見込み方向のうちの前記ドア体を開いた状態において前記ドア体の自重によって前記丁番が付勢される側の方向であり、
前記被仮止め部と前記仮止め部との係合によって、前記丁番の枠側部が前記保持部に仮止めされる、
丁番取付け構造。
続きを表示(約 1,800 文字)【請求項2】
前記丁番は、前記ドア体の重心よりも上側に取り付けられており、
前記見込み方向自重側は、前記見込み方向のうちの前記ドア体を開く側の方向である、
請求項1に記載の丁番取付け構造。
【請求項3】
前記仮止め部は、上下一方に突出する突起であって、
前記被仮止め部は、当該枠側部を前記保持部に対して前記見込み方向自重側にスライドさせると内側に前記仮止め部が入り込むスリットの内側面である、
請求項1又は2に記載の丁番取付け構造。
【請求項4】
前記保持部には、前記丁番の枠側部を挿入可能な保持溝が設けられており、
前記丁番の枠側部を前記保持溝に嵌めてから、当該枠側部を前記保持部に対して前記見込み方向自重側にスライドさせると、前記被仮止め部が前記仮止め部に係合する、
請求項1又は2に記載の丁番取付け構造。
【請求項5】
前記丁番の枠側部と前記保持部とには、前記被仮止め部を前記仮止め部に係合させた状態において互いに連通するネジ止め用の孔が設けられており、
互いに連通する前記ネジ止め用の孔に挿入されるネジによって、前記丁番の枠側部が前記保持部に本止めされる、
請求項1又は2に記載の丁番取付け構造。
【請求項6】
請求項1又は2に記載の丁番取付け構造としての第1丁番取付け構造と、第2丁番取付け構造と、前記縦枠と、前記ドア体と、を備えるドア装置であって、
前記丁番は第1丁番であり、前記保持部は第1保持部であり、
前記第2丁番取付け構造は、前記縦枠における前記第1保持部とは異なる位置に設けられた第2保持部と、第2丁番とを備え、
前記第1丁番と前記第2丁番との各丁番は、前記ドア体の一辺部に対して取り付けられているドア側部と、前記ドア側部に対して開閉可能に取り付けられている枠側部と、をそれぞれ備え、
前記第1丁番の枠側部が前記第1保持部に対して取り付けられ、
前記第2丁番の枠側部が前記第2保持部に対して取り付けられる、
ドア装置。
【請求項7】
前記第2丁番の枠側部の下部と前記第2保持部の下部とは、上下方向に嵌合し合う嵌合形状を有し、前記嵌合形状による嵌合によって、前記第2丁番の枠側部が前記第2保持部に仮止めされる、
請求項6に記載のドア装置。
【請求項8】
請求項1又は2に記載の丁番取付け構造における前記丁番の枠側部を、前記保持部に対して取り付ける丁番取付け方法であって、
前記丁番の枠側部を前記保持部に対して前記見込み方向自重側にスライドさせることによって、前記被仮止め部を前記仮止め部に係合させて前記丁番の枠側部を前記保持部に仮止めし、
前記丁番の枠側部が仮止めされている状態で、当該枠側部を前記保持部にネジで本止めする、
丁番取付け方法。
【請求項9】
請求項7に記載のドア装置における前記第1丁番の枠側部を前記第1保持部に対して取り付け、且つ前記第2丁番の枠側部を前記第2保持部に対して取り付ける丁番取付方法であって、
前記第2丁番の枠側部を前記第2保持部に仮止めし、
前記第2丁番の枠側部が仮止めされている状態で、前記第1丁番の枠側部を前記第1保持部に対して前記見込み方向自重側にスライドさせることによって、前記被仮止め部を前記仮止め部に係合させて前記第1丁番の枠側部を前記第1保持部に仮止めし、
前記第1丁番の枠側部および前記第2丁番の枠側部がそれぞれ仮止めされている状態で、前記第1丁番の枠側部を前記第1保持部にネジで本止めし、且つ、前記第2丁番の枠側部を前記第2保持部にネジで本止めする、
丁番取付け方法。
【請求項10】
請求項1又は2に記載の丁番取付け構造における前記丁番の枠側部を、前記保持部から取り外す丁番取外し方法であって、
前記丁番の枠側部が前記保持部に仮止めおよび本止めされている状態から、
前記丁番の枠側部の本止めを解除し、
その後、前記丁番の枠側部を前記保持部に対して前記見込み方向自重側の反対側にスライドさせることによって、前記被仮止め部と前記仮止め部との係合を解除して前記丁番の枠側部の仮止めを解除する、
丁番取外し方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、ドア体に取り付けられている丁番を縦枠に取り付ける丁番取付け構造に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
ドア装置の中には、縦枠と、ドア体と、第1丁番取付け構造と、第2丁番取付け構造と、を備えるものがある。第1丁番取付け構造は、第1保持部と第1丁番とを備える。第2丁番取付け構造は、第2保持部と第2丁番とを備える。
【0003】
第1保持部および第2保持部は、それぞれ縦枠に上下方向に間隔を置いて設けられている。第1丁番および第2丁番は、それぞれドア側部と枠側部とを備える。各丁番のドア側部は、ドア体の一辺部に対して取り付けられる。各丁番の枠側部は、当該丁番のドア側部に対して開閉可能に取り付けられる。第1丁番の枠側部は、第1保持部に対して取り付けられ、第2丁番の枠側部は、第2保持部に対して取り付けられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2005-336851号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本開示者らは、このようなドア装置において、以下のようにして、ドア体を縦枠に取り付けることを考えた。すなわち、初期状態では、第1丁番のドア側部および第2丁番のドア側部が、それぞれドア体に取り付けられている。そして、第1丁番のドア側部には、第1丁番の枠側部が開閉可能に取り付けられ、第2丁番のドア側部には、第2丁番の枠側部が開閉可能に取り付けられている。この状態から、まず、第2丁番の枠側部を第2保持部に仮止めし、次に、第1丁番の枠側部を第1保持部に仮止めする。
【0006】
しかしながら、この場合には、以下に示す問題が発生し得る点に、本開示者らは着目した。すなわち、第1丁番の仮止め作業の際に、第2丁番が仮止めされていることから、縦枠とドア体の一辺部との間に充分な隙間を確保できない。そのため、作業者は、ドア体の一辺部を手で掴むことができず、当該一辺部に対して手を添えることしかできない。そのため、当該第1丁番の仮止め作業が困難になってしまう。
【0007】
本開示は、上記事情に鑑みてなされたものであり、ドア体の一辺部を手で掴むことができず、当該一辺部に手を添えることしかできない状況下においても、簡単に丁番を保持部に仮止めできるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示の丁番取付け構造は、
上下方向に延在する縦枠に設けられた保持部と、丁番とを備え、
前記丁番は、ドア体の一辺部に対して取り付けられているドア側部と、前記ドア側部に対して開閉可能に取り付けられている枠側部と、を備え、
前記丁番の枠側部が前記保持部に対して取り付けられる丁番取付け構造であって、
前記保持部には仮止め部が設けられており、
前記丁番の枠側部には、当該枠側部を前記保持部に対して見込み方向自重側にスライドさせると前記仮止め部に係合する被仮止め部が設けられており、
前記見込み方向自重側は、前記縦枠の見込み方向のうちの前記ドア体を開いた状態において前記ドア体の自重によって前記丁番が付勢される側の方向であり、
前記被仮止め部と前記仮止め部との係合によって、前記丁番の枠側部が前記保持部に仮止めされる。
【0009】
本開示のドア装置は、
本開示の丁番取付け構造としての第1丁番取付け構造と、第2丁番取付け構造と、前記縦枠と、前記ドア体と、を備えるドア装置であって、
前記丁番は第1丁番であり、前記保持部は第1保持部であり、
前記第2丁番取付け構造は、前記縦枠における前記第1保持部とは異なる位置に設けられた第2保持部と、第2丁番とを備え、
前記第1丁番と前記第2丁番との各丁番は、前記ドア体の一辺部に対して取り付けられているドア側部と、前記ドア側部に対して開閉可能に取り付けられている枠側部と、をそれぞれ備え、
前記第1丁番の枠側部が前記第1保持部に対して取り付けられ、
前記第2丁番の枠側部が前記第2保持部に対して取り付けられる。
【0010】
本開示の丁番取付け方法は、
本開示の丁番取付け構造における前記丁番の枠側部を、前記保持部に対して取り付ける丁番取付け方法であって、
前記丁番の枠側部を前記保持部に対して前記見込み方向自重側にスライドさせることによって、前記被仮止め部を前記仮止め部に係合させて前記丁番の枠側部を前記保持部に仮止めし、
前記丁番の枠側部が仮止めされている状態で、当該枠側部を前記保持部にネジで本止めする。
(【0011】以降は省略されています)

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