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公開番号2025077641
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-19
出願番号2023189989
出願日2023-11-07
発明の名称運行車両管理システム
出願人アイテック阪急阪神株式会社
代理人弁理士法人R&C
主分類B61L 25/02 20060101AFI20250512BHJP(鉄道)
要約【課題】複数の運行車両それぞれについての車両内情報を適切に管理する。
【解決手段】統括管理サーバ3は、ダイヤ情報保有部1から全ての運行車両Tについてのダイヤ情報InDを取得するダイヤ情報取得部31と、選択部40によって選択された対象運行車両Tの車両内装置2から、当該対象運行車両Tの車両内情報In2を取得する車両内情報取得部30と、対象運行車両Tについてダイヤ情報InDと車両内情報In2とを紐づける情報リンク部32と、ダイヤ情報InDに紐づけられた車両内情報In2を、当該車両内情報In2に係る運行車両Tを選択した選択部40がある管理拠点4に送信する情報送信部34と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
複数の運行車両の運行を管理する運行車両管理システムであって、
前記運行車両のダイヤ情報に基づいて当該運行車両を管理する管理拠点と、
複数の前記運行車両それぞれについての前記ダイヤ情報を保有するダイヤ情報保有部と、
複数の前記運行車両のそれぞれに設けられた車両内装置と、
統括管理サーバと、を備え、
複数の前記管理拠点のそれぞれは、前記ダイヤ情報に基づいて複数の前記運行車両から対象の前記運行車両を選択する選択部を備え、
前記統括管理サーバは、
前記ダイヤ情報保有部から全ての前記運行車両についての前記ダイヤ情報を取得するダイヤ情報取得部と、
前記選択部によって選択された前記運行車両である対象運行車両の前記車両内装置から、当該対象運行車両の車両内情報を取得する車両内情報取得部と、
前記対象運行車両について前記ダイヤ情報と前記車両内情報とを紐づける情報リンク部と、
前記ダイヤ情報に紐づけられた前記車両内情報を、当該車両内情報に係る前記運行車両を選択した前記選択部がある前記管理拠点に送信する情報送信部と、を備える、運行車両管理システム。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記管理拠点が、複数設けられ、
前記運行車両の路線が、複数の管理領域に区分され、
複数の前記管理拠点のそれぞれは、複数の前記運行車両のうち一部の前記運行車両を所有すると共に、複数の前記管理領域のうち一部の前記管理領域において任意の前記運行車両を管理し、
前記統括管理サーバは、前記対象運行車両が存在している前記管理領域を前記ダイヤ情報に基づいて判定する判定部を備え、
前記情報送信部は、前記選択部によって選択された前記対象運行車両が存在する前記管理領域が、当該選択部のある前記管理拠点が担当する前記管理領域であることを条件として、前記対象運行車両に関する前記車両内情報を当該管理拠点に送信する、請求項1に記載の運行車両管理システム。
【請求項3】
前記車両内装置には、前記運行車両内を撮像するカメラユニットが含まれ、
前記車両内情報には、前記カメラユニットによって撮像された画像情報が含まれ、
前記管理拠点は、前記画像情報を表示するモニタを備え、
前記モニタは、前記車両内情報が前記情報送信部によって前記管理拠点に送信された場合に、前記画像情報を表示する、請求項1に記載の運行車両管理システム。
【請求項4】
前記運行車両は、列車であり、
前記列車は、複数車両編成であり、
1つの前記列車を構成する複数の前記車両毎に、少なくとも1つの前記カメラユニットが設けられ、
前記ダイヤ情報には、前記列車を構成する各車両についての車両識別情報と、各車両に設けられた前記カメラユニットについてのカメラ識別情報と、が含まれ、
前記選択部は、選択した前記列車である対象列車について前記車両識別情報及び前記カメラ識別情報の少なくとも1つを選択するように構成され、
前記モニタは、
前記選択部によって前記車両識別情報が選択された場合には、当該車両識別情報に係る前記車両に設けられた前記カメラユニットによる画像を表示し、
前記選択部によって前記カメラ識別情報が選択された場合には、当該カメラ識別情報に係る前記カメラユニットによる前記画像を表示する、請求項3に記載の運行車両管理システム。
【請求項5】
前記画像の解析を行う画像解析部を備え、
前記画像解析部は、前記画像中に存在する人の密度に応じて、混雑度を判定し、
前記モニタは、各車両の前記カメラユニットの前記カメラ識別情報と、各カメラユニットによる前記画像に基づいて解析された前記混雑度とを、関連させて表示する、請求項4に記載の運行車両管理システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、複数の運行車両の運行を管理する運行車両管理システムに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
従来より、各鉄道会社において、その管理下に置かれた複数の列車を効率良く運用できるように、これらの列車についての運行管理が行われている。近年では、このような効率的な運行管理に加えて、列車内情報を遠隔で取得することが求められている。省人化の進む昨今においては、その傾向も顕著なものとなっている。遠隔で列車内の状況を把握することは、乗務員数の削減、ひいては、省人化に寄与する。こういったことは、列車に限られたものではなく、予め決められた経路を移動する路線バスなどの運行車両の管理にも当てはまる。
【0003】
例えば実用新案登録第3214832号公報(特許文献1)には、列車内情報として、車載カメラにより撮像された列車内の画像情報を遠隔で取得する技術が開示されている(特許文献1の段落0022参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
実用新案登録第3214832号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
運行管理を行うにあたって必須となるダイヤ情報、すなわち、列車の運転時刻、走行路線、及び列車番号などに関するダイヤ情報は、その日の運行計画として日々作成されるのが通常である。ダイヤ情報が日々作成されることから、ダイヤ情報と、列車内情報の発信元である列車とを、関連性を持たせて管理するのは難しい。すなわち、列車内情報を取得可能であっても、その列車内情報の発信元が、何れの路線を走行中の何れの列車であるのかを明確に把握するのが困難であった。
【0006】
上記実状に鑑みて、複数の運行車両それぞれについての車両内情報を適切に管理できるシステムが望まれている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
複数の運行車両の運行を管理する運行車両管理システムであって、
前記運行車両のダイヤ情報に基づいて当該運行車両を管理する管理拠点と、
複数の前記運行車両それぞれについての前記ダイヤ情報を保有するダイヤ情報保有部と、
複数の前記運行車両のそれぞれに設けられた車両内装置と、
統括管理サーバと、を備え、
複数の前記管理拠点のそれぞれは、前記ダイヤ情報に基づいて複数の前記運行車両から対象の前記運行車両を選択する選択部を備え、
前記統括管理サーバは、
前記ダイヤ情報保有部から全ての前記運行車両についての前記ダイヤ情報を取得するダイヤ情報取得部と、
前記選択部によって選択された前記運行車両である対象運行車両の前記車両内装置から、当該対象運行車両の車両内情報を取得する車両内情報取得部と、
前記対象運行車両について前記ダイヤ情報と前記車両内情報とを紐づける情報リンク
部と、
前記ダイヤ情報に紐づけられた前記車両内情報を、当該車両内情報に係る前記運行車両を選択した前記選択部がある前記管理拠点に送信する情報送信部と、を備える。
【0008】
本構成によれば、統括管理サーバが、ダイヤ情報保有部から複数の運行車両それぞれについてのダイヤ情報を取得する。そして、これらのダイヤ情報と、管理拠点の選択部から選択された対象運行車両の車両内情報とを情報リンク部により紐づける。これにより、車両内情報の発信元である運行車両が、何れの路線を走行しており、また、何れの運行車両であるのかを随時把握することが可能となる。そして、統括管理サーバは、ダイヤ情報に紐づけられた車両内情報を、選択部による要求があった管理拠点に送信する。これにより、管理拠点において、例えば、車両内情報の発信元である運行車両の特定および在線位置の特定を行うことができ、より適切な運行管理を行えるようになる。
【0009】
本開示に係る技術のさらなる特徴と利点は、図面を参照して記述する以下の例示的かつ非限定的な実施形態の説明によってより明確になるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0010】
運行車両管理システムのシステム構成図
各管理拠点の管理領域を示す図
複数車両編成の列車の模式図
モニタの表示画面の一例を示す図
カメラユニットによって撮像された画像を示す図
非常通報があった場合のモニタの表示画面の一例を示す図
非常通報があった車両に係るカメラユニットによって撮像された画像を示す図
混雑度が表示されたモニタの表示画面の一例を示す図
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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