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公開番号
2025076560
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-16
出願番号
2023188158
出願日
2023-11-02
発明の名称
紙葉類搬送装置
出願人
株式会社ジェッター
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
B65H
5/22 20060101AFI20250509BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約
【課題】空気流によって複数枚の紙幣を搬送するときに、1枚の紙幣だけが空気流により流れたとしても、その1枚の紙幣を止め、残りの紙幣の到達を待つことを可能にする。
【解決手段】ダクトの第一領域(120a)内において3枚の紙幣(50A, 50B, 50C)を搬送するときに、1枚の紙幣(50B)のみが空気流で流れたとしても、第一領域(120a)の側壁(122B)に形成された紙葉類ストッパー(125)によってその紙幣(50B)を止める。紙幣(50B)が紙葉類ストッパー(125)により止められている間に残りの紙幣(50A, 50C)がガンズキャリーによって押され、紙葉類ストッパー(125)に止められていた紙幣(50B)に追い着き、3枚の紙幣(50A, 50B, 50C)を揃えることができる。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
ダクトと、
前記ダクトの一端において前記ダクトと連通するように配置された紙葉類収容室と、
前記ダクト内を走行可能なガンズキャリーと、
前記ダクト内において前記紙葉類収容室に向かう方向に空気流を発生させる第一送風機と、
前記ダクト内において前記紙葉類収容室に向かう方向とは逆の方向に空気流を発生させる第二送風機と、
前記紙葉類収容室の手前で前記ダクトから分岐し、前記ガンズキャリーを収容するガンズキャリー収納用ダクトと、
を備え、
前記第一送風機が前記ダクト内に発生させた空気流により前記ダクト内において前記ガンズキャリーを走行させ、前記ガンズキャリーは前記ダクト内に投入された紙葉類を前記紙葉類収容室まで搬送し、
前記ダクトは、前記紙葉類のみが通過可能な第一領域と、前記ガンズキャリーが通過可能な第二領域と、から構成されており、
前記第一領域は前記紙葉類収容室まで延びており、
前記第二領域は前記紙葉類収容室の手前で前記第一領域から分岐し、前記ガンズキャリー収納用ダクトを構成するものである紙葉類搬送装置において、
前記ダクトの前記第一領域は前記ダクトが延びる方向と平行に延びる一対の側壁を有しており、
前記一対の側壁の少なくとも何れか一方には前記紙葉類の走行を停止させる紙葉類ストッパーが形成されており、
前記紙葉類ストッパーは前記第一送風機による空気流のみに押されて走行する紙葉類は停止させ、前記ガンズキャリーにより押されて走行する紙葉類は通過させるものであることを特徴とする紙葉類搬送装置。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記紙葉類ストッパーは三角柱の形状をなしており、前記第一送風機による空気流が流れる方向において前記一対の側壁の一方からの距離が徐々に大きくなる斜面を有していることを特徴とする請求項1に記載の紙葉類搬送装置。
【請求項3】
前記紙葉類ストッパーの前記一対の側壁の一方から高さは前記一対の側壁の一方と前記一対の側壁の他方との間の長さの半分を超えることを特徴とする請求項1に記載の紙葉類搬送装置。
【請求項4】
前記紙葉類ストッパーは前記ガンズキャリー収納用ダクトの手前に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の紙葉類搬送装置。
【請求項5】
前記第一領域は前記第二領域から上下方向に突出しており、
前記紙葉類ストッパーは、前記第二領域から上方に突出している前記第一領域及び前記第二領域から下方に突出している前記第一領域の少なくとも何れか一方に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の紙葉類搬送装置。
【請求項6】
前記第一領域は前記第二領域から上下方向に突出しており、
前記紙葉類ストッパーは、前記第二領域から上方に突出している前記第一領域の一対の側壁の一方に形成されているとともに、前記第二領域から下方に突出している前記第一領域の一対の側壁の他方に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の紙葉類搬送装置。
【請求項7】
前記一対の側壁の他方には前記紙葉類ストッパーと同一形状の第二の紙葉類ストッパーが形成されており、
前記第二の紙葉類ストッパーは前記第一送風機による空気流が流れる方向において前記紙葉類ストッパーの下流に位置していることを特徴とする請求項1に記載の紙葉類搬送装置。
【請求項8】
前記第二の紙葉類ストッパーは三角柱の形状をなしており、前記第一送風機による空気流が流れる方向において前記一対の側壁の他方からの距離が徐々に大きくなる斜面を有していることを特徴とする請求項7に記載の紙葉類搬送装置。
【請求項9】
前記第二の紙葉類ストッパーの前記一対の側壁の一方から高さは前記一対の側壁の一方と前記一対の側壁の他方との間の長さの半分を超えることを特徴とする請求項7に記載の紙葉類搬送装置。
【請求項10】
前記第一送風機による空気流が流れる方向において前記紙葉類ストッパーの下流に位置する第二の紙葉類ストッパーをさらに備えており、
前記第二の紙葉類ストッパーは前記紙葉類ストッパーと同一形状であることを特徴とする請求項5に記載の紙葉類搬送装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ダクト内に空気流を発生させることによりダクト内においてガンズキャリーを走行させ、このガンズキャリーを介してダクト内において紙幣その他の紙葉類を搬送する紙葉類搬送装置に関する。
続きを表示(約 4,200 文字)
【背景技術】
【0002】
このような紙葉類搬送装置の一例として特許7123453号公報(特許文献1)に記載されたものがある。
図41は同公報に記載された紙葉類搬送装置100の構造及びその周囲の環境を示す概略図である。
図41に示すように、紙葉類搬送装置100は、紙幣その他の紙葉類をその前面で押すことにより当該紙葉類を搬送するガンズキャリー110(図42参照)と、ガンズキャリー110が走行可能な内部空間を有するダクト120と、ガンズキャリー110が搬送してきた紙葉類を収容する紙幣収容室140と、ダクト120内においてガンズキャリー110を紙幣収容室140に向かう方向X1に走行させる空気流を発生させる第一送風機121aと、ダクト120内においてガンズキャリー110を紙幣収容室141から離れる方向に走行させる空気流を発生させる第二送風機121bと、紙幣収容室140の手前でダクト120から分岐するガンズキャリー収納用ダクト130と、を備えている。
図41に示すように、複数個のパチンコ台20その他の遊戯機器が背中合わせになって(または片側のみに)図41の左右方向に一列に配置されており(図41においては、図を単純化するため、1個のパチンコ台20のみを示す)、パチンコ台20の横には紙幣を投入するための紙幣投入装置21が設置されている。紙幣投入装置21に投入された紙幣の額に応じて遊技媒体(パチンコ玉やメダルなど)が払い出される。
【0003】
ダクト120はパチンコ台20の裏側においてパチンコ台20の配列方向(図41の左右方向)と平行に延びるように設置されている。
図42はガンズキャリー110を正面側から見たときの斜視図、図43はガンズキャリー110を背面側から見たときの斜視図である。
図42及び図43に示すように、ガンズキャリー110は、円柱形状の本体部分110aと、本体部分110aの背面側に本体部分110aと連続して形成された半球形状の後方部分110bと、から構成されている。
ガンズキャリー110は本体部分110aの前面110cにおいて紙幣を押して紙幣を搬送する。本体部分110aの前面110cには円周に沿って同一形状の複数個の突起110dが等間隔に形成されている。相互に隣接する2個の突起110dの間に紙幣を挟み込み、紙幣を保持するようになっている。突起110dは、例えば、半球形状をなしている。
ガンズキャリー110は後方部分110bにおいて第一送風機121aからの空気流(風)を受けることにより前進する。
図44はダクト120の斜視図、図45及び図46は紙幣搬送時におけるガンズキャリー110、紙幣50及びダクト120の相互の位置関係を示す斜視図である。
【0004】
ダクト120は、図44に示すように、第一領域120aと第二領域120bとから構成されている。
第一領域120aは上下に長い長方形形状の縦断面を有しており、その高さは紙幣50の短辺50a(図45参照)が通過できる高さであり、その幅は紙幣50が折り曲がっていたり、あるいは、湾曲している場合であっても、紙幣50が十分に通過できる幅である。
第二領域120bは円形の縦断面を有しており、ガンズキャリー110が通過できる大きさ(半径)に設定されている。
第一領域120aと第二領域120bとは部分的に重なり合っている。具体的には、第一領域120aの高さ方向の中心は第二領域120bの中心と一致しており、第一領域120aは第二領域120bから上下の方向に突出している。
【0005】
図45及び図46に示すように、ガンズキャリー110はその前面110cにおいて紙幣50の短辺50aを押し、ダクト120の内部において紙幣50を搬送する。紙幣50はダクト120の第一領域120aを通過し、ガンズキャリー110はダクト120の第二領域120bを通過する。第一領域120aは紙幣50のみが通過可能であり、ガンズキャリー110は第一領域120aを通過することはできない(正確には、ガンズキャリー110は第二領域120bから上下の方向に突出している第一領域120aの部分を通過することはできない)。
第一送風機121a及び第二送風機121bは何れか一方のみが作動するか、あるいは、双方とも作動しない。双方が同時に作動することはない。第一送風機121aが作動すると、ダクト120の内部に収容されているガンズキャリー110の後方部分110bが風圧を受けて、ガンズキャリー110は紙幣収容室140に向う方向X1に走行する。
【0006】
一方、第二送風機121bが作動すると、ダクト120の内部に収容されているガンズキャリー110の本体部分110aの前面110cが風圧を受けて、ガンズキャリー110は紙幣収容室140から離れる方向X2に走行する。
紙幣50は紙幣投入装置21に挿入され、紙幣投入装置21の内部を通過した後にダクト120の内部に投入される。
図47はダクト120及びダクト120から分岐したガンズキャリー収納用ダクト130の部分的横断面図、図48はガンズキャリー収納用ダクト130側から見たときのダクト120及びガンズキャリー収納用ダクト130の部分的斜視図、図49はダクト120側から見たときのダクト120及びガンズキャリー収納用ダクト130の部分的斜視図である。
【0007】
図47乃至図49に示すように、ダクト120を構成する第一領域120a及び第二領域120bのうち、第一領域120aは紙幣収容室140まで延びており、第二領域120bは紙幣収容室140の手前で第一領域120aから左右何れか(図47においては左側)に分岐している。この分岐した第二領域120bがガンズキャリー収納用ダクト130を構成している。ガンズキャリー収納用ダクト130はその先端において第二送風機121bに接続されている。
図50乃至図54はガンズキャリー収納用ダクト130にガンズキャリー110が収納される状態を示す断面図であり、図55乃至図57はガンズキャリー収納用ダクト130からガンズキャリー110が排出される状態を示す断面図である。
図50に示すように、ガンズキャリー収納用ダクト130の内部には、第二送風機121bの手前において、ガンズキャリー110を停止させる円形状のストッパー130cが嵌め込まれている。
【0008】
紙葉類搬送装置100は以下のように動作する。
パチンコ台20の顧客が紙幣投入装置21に紙幣50を投入すると、紙幣50は紙幣投入装置21によってダクト120の内部に投入される。
紙幣投入装置21には紙幣感知センサー(図示せず)が設けられており、紙幣50がダクト120の内部に投入されると、紙幣感知センサーは紙幣投入を示す紙幣投入信号を中央制御装置(図示せず)に送信する。
紙幣投入信号を受信した中央制御装置は第一送風機121aを作動させる。第一送風機121aが作動を開始すると、ダクト120の内部には紙幣収容室140に向う方向X1の空気流(風)が発生する。ガンズキャリー110は、後方部分110bがこの空気流による風圧を受けることにより、本体部分110aを前にして紙幣収容室140に向う方向X1に走行する。
ガンズキャリー110は、紙幣収容室140に到達するまでの間に、ダクト120に投入された紙幣を前面110cで捕捉する。図51に示すように、ガンズキャリー110がガンズキャリー収納用ダクト130に到達すると、ダクト120の第一領域120a内を走行していた紙幣50は第一領域120aが続く方向にそのまま走行を続ける。すなわち、紙幣50は紙幣収容室140に向かって走行を継続し、最終的には、紙幣収容室140に収容される。
【0009】
これに対して、図52に示すように、ガンズキャリー110は湾曲している第二領域120bにガイドされてガンズキャリー収納用ダクト130の内部に進入する。この際、ガンズキャリー収納用ダクト130に設置されているセンサー131がガンズキャリー110の通過を検知し、中央制御装置に1個目のガンズキャリー通過信号を発信する。ガンズキャリー通過信号を受信した中央制御装置は第一送風機121aの作動を一旦停止する。
その後、図53に示すように、ガンズキャリー110はストッパー130cに当たって停止する。ガンズキャリー110はこの停止位置にそのまま止め置かれる。
その後、図54に示すように、2個目から6個目までの5個のガンズキャリー110が1個目のガンズキャリー110と同様にガンズキャリー収納用ダクト130の内部に収容される(この時点において紙幣収容室140には6枚の紙幣50が収容されている)。
【0010】
この後、中央制御装置は第二送風機121bを作動させる。ストッパー130cには空気流を通す孔が形成されており、第二送風機121bが作動すると、第二送風機121bが発生させた空気流はストッパー130cの孔を通ってガンズキャリー110に風圧を及ぼす。
図55及び図56に示すように、第二送風機121bからの空気流(風)の風圧を受けた6個のガンズキャリー110は一団となってガンズキャリー収納用ダクト130からダクト120を経て第一送風機121aに向かって送り返される。
先頭のガンズキャリー110(6個目のガンズキャリー110としてガンズキャリー収納用ダクト130に収容されたガンズキャリー110)が第一送風機121aに到達すると、センサー(図示せず)がガンズキャリー110の到達を検出し、中央制御装置にガンズキャリー到達信号を送信する。
中央制御装置はガンズキャリー到達信号を受信すると、第二送風機121bの作動を停止する。この時点では、図57に示すように、ガンズキャリー収納用ダクト130にはガンズキャリー110は残っていない。
(【0011】以降は省略されています)
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