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公開番号2025075718
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-15
出願番号2023187090
出願日2023-10-31
発明の名称ショベル、表示装置、及びショベルの制御システム
出願人住友建機株式会社
代理人個人,個人
主分類E02F 9/24 20060101AFI20250508BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約【課題】周囲の状況を把握させて、安全性を向上させる。
【解決手段】本開示の一態様に係るショベルは、下部走行体と、前記下部走行体に対し旋回可能な上部旋回体と、前記上部旋回体に設けられ、当該ショベルの周囲に存在する物体を検出する物体検出装置と、前記下部走行体に対する前記上部旋回体の旋回角度を検出する角度検出装置と、前記旋回角度と、前記物体検出装置の検出結果から前記ショベルの周辺に存在する人の位置情報と、を取得するように構成されている制御装置と、前記旋回角度に基づいて前記上部旋回体と前記下部走行体との間の角度について認識可能に前記ショベルを表した第1表示情報と、前記位置情報で示される位置に存在する前記人を表した第2表示情報と、を前記ショベルと前記人との間の位置関係を表すように所定の表示領域内に同時に表示する表示装置と、を備える。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項１】
下部走行体と、
前記下部走行体に対し旋回可能な上部旋回体と、
前記上部旋回体に設けられ、当該ショベルの周囲に存在する物体を検出する物体検出装置と、
前記下部走行体に対する前記上部旋回体の旋回角度を検出する角度検出装置と、
前記旋回角度と、前記物体検出装置の検出結果から前記ショベルの周辺に存在する人の位置情報と、を取得するように構成されている制御装置と、
前記旋回角度に基づいて前記上部旋回体と前記下部走行体との間の角度について認識可能に前記ショベルを表した第１表示情報と、前記位置情報で示される位置に存在する前記人を表した第２表示情報と、を前記ショベルと前記人との間の位置関係を表すように所定の表示領域内に同時に表示する表示装置と、
を備えるショベル。
続きを表示（約 1,100 文字）【請求項２】
前記表示装置は、前記旋回角度の変化を検出した場合に、前記旋回角度に基づいて前記下部走行体を動かすような前記第１表示情報を表示し、且つ、前記第１表示情報で表される前記ショベルの前記下部走行体が移動可能な方向を表した第３表示情報を表示する、
請求項１に記載のショベル。
【請求項３】
前記表示装置は、前記表示装置の表示領域の上辺側に、前記上部旋回体の前側が表されるように、前記第１表示情報を表示する、
請求項２に記載のショベル。
【請求項４】
前記表示装置は、前記第３表示情報で表される方向に、前記人を検出した場合に、前記所定の表示領域内の表示態様を変化させる、
請求項２に記載のショベル。
【請求項５】
前記表示装置は、前記所定の表示領域に、前記ショベルからの距離に応じて定められた複数の第１領域を表示し、当該第１領域の各々に含まれているか否かに応じて、前記第２表示情報の表示態様を異ならせる、
請求項２に記載のショベル。
【請求項６】
前記表示装置は、一つの前記第１領域に前記第２表示情報が複数含まれている場合に、当該複数の前記第２表示情報を識別可能に表示する、
請求項５に記載のショベル。
【請求項７】
前記表示装置が表示する前記第１領域は、前記第１表示情報を基準として、前記ショベルの現在のアタッチメントが旋回する範囲、及び、前記ショベルのアタッチメントを水平方向に最も伸ばした時の旋回する範囲のうちいずれか一つ以上である、
請求項５に記載のショベル。
【請求項８】
前記物体検出装置は、ショベルの周囲に存在する物体を撮像する撮像装置を含み、
前記表示装置は、前記第１表示情報と、第２表示情報と、を前記所定の表示領域に表示すると共に、前記撮像装置により撮像された画像情報を表示する、
請求項１に記載のショベル。
【請求項９】
前記表示装置は、前記画像情報に対して、前記画像情報から検出された前記人を示す領域を表示するともに、前記領域に表された前記人と、前記第２表示情報で表された前記人と、の対応を認識可能に表示する、
請求項８に記載のショベル。
【請求項１０】
前記表示装置は、前記ショベルと前記人との間の距離に基づいて、前記画像情報に表される前記領域と前記第２表示情報との表示態様を異ならせる、
請求項９に記載のショベル。
（【請求項１１】以降は省略されています）
発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、ショベル、表示装置、及びショベルの制御システムに関する。
続きを表示（約 1,600 文字）【背景技術】
【０００２】
従来から、ショベルで作業を行う場合に、周囲の状況を表示する技術が提案されている。例えば、ショベルの表示装置に、ショベルを表すアイコンと共に、当該ショベルが走行する方向を表示する技術がある（例えば特許文献１）。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０１７－２５２２１４号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
しかしながら、従来の技術ではショベルが走行する方向を認識できるが、ショベルの周辺に存在する人との位置関係を把握するのが難しい。
【０００５】
本発明の一態様は、ショベルが走行する方向と共にショベルと人との位置関係を表示することで、周囲の状況を把握させて、安全性を向上させる。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
本発明の一態様に係るショベルは、下部走行体と、前記下部走行体に対し旋回可能な上部旋回体と、前記上部旋回体に設けられ、当該ショベルの周囲に存在する物体を検出する物体検出装置と、前記下部走行体に対する前記上部旋回体の旋回角度を検出する角度検出装置と、前記旋回角度と、前記物体検出装置の検出結果から前記ショベルの周辺に存在する人の位置情報と、を取得するように構成されている制御装置と、前記旋回角度に基づいて前記上部旋回体と前記下部走行体との間の角度について認識可能に前記ショベルを表した第１表示情報と、前記位置情報で示される位置に存在する前記人を表した第２表示情報と、を前記ショベルと前記人との間の位置関係を表すように所定の表示領域内に同時に表示する表示装置と、を備える。
【発明の効果】
【０００７】
本発明の一態様によれば、周囲の状況を把握させて、安全性を向上させる。
【図面の簡単な説明】
【０００８】
第１の実施形態に係るショベルの側面図である。
第１の実施形態に係るショベルの上面図である。
第１の実施形態に係るショベルに搭載される基本システムの構成例を示した図である。
第１の実施形態に係る表示装置が表示する表示画面の一例を示す図である。
第１の実施形態に係る画像表示部に表示されるショベルアイコン及び方向表示アイコンの変化を示した図である。
第１の実施形態の変形例１に係る表示装置が表示するショベル状態表示領域の表示態様の変化を表した図である。
第１の実施形態の変形例１に係るコントローラ及び表示装置が表示画面を表示するための処理手順を示したフローチャートである。
第１の実施形態の変形例２に係る表示装置が表示する表示画面の一例を示す図である。
図９は、第１の実施形態の変形例３に係る表示装置が表示する表示画面の一例を示す図である。
図１０は、第２の実施形態に係るショベルの遠隔支援システムの構成例を示す概略図である。
【発明を実施するための形態】
【０００９】
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。また、以下で説明する実施形態は、発明を限定するものではなく例示であって、実施形態に記述される全ての特徴やその組み合わせは、必ずしも発明の本質的なものであるとは限らない。なお、各図面において同一の又は対応する構成には同一の又は対応する符号を付し、説明を省略することがある。
【００１０】
以下、本発明の実施形態では、作業機械の一例としてショベルを用いる例について説明するが、ショベルに制限するものではない。建設機械、標準機、応用機、林業機械、又は油圧ショベルをベースとした搬送機械に適用してもよい。
（【００１１】以降は省略されています）

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