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公開番号
2025099977
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-03
出願番号
2023217024
出願日
2023-12-22
発明の名称
燃料タンク
出願人
住友建機株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
B60K
15/04 20060101AFI20250626BHJP(車両一般)
要約
【課題】燃料タンクの内圧が上昇した状態で燃料キャップを取り外しても、給油口から噴出する気体によって燃料キャップが吹き飛ばされることを防止可能な燃料タンクを提供する。
【解決手段】燃料タンクFTKは、タンク本体と、燃料タンクフィラーFTFと、燃料キャップ1と、を備える。燃料タンクフィラーFTFは、締結用傾斜面TIFに設けられた圧力開放部PRを有している。圧力開放部PRは、タンク本体の内圧が大気圧よりも高く燃料キャップ1に対してタンク本体の外側へ向けて軸方向Daの力が作用した状態で燃料キャップ1の締結用突出部の移動を規制して燃料キャップ1と燃料タンクフィラーFTFとの間に間隙を形成するように構成されている。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
燃料を収容するタンク本体と、前記タンク本体に設けられる円筒状の燃料タンクフィラーと、前記燃料タンクフィラーの軸周りの第1方向に回転させることで前記燃料タンクフィラーに締結されて前記燃料タンクフィラーの先端の給油口を閉鎖する燃料キャップと、を備え、
前記燃料タンクフィラーは、前記タンク本体の内圧によって前記燃料キャップに対して前記燃料タンクフィラーの軸方向の力が作用した状態で前記燃料キャップの移動を規制して前記燃料キャップと前記燃料タンクフィラーとの間に間隙を形成する圧力開放部を備える、
燃料タンク。
続きを表示(約 1,300 文字)
【請求項2】
前記燃料タンクフィラーは、前記給油口の周囲の先端環状面に形成された切り欠きと、前記切り欠きに対して前記第1方向に隣接して前記給油口の内側に設けられた締結用傾斜面と、を有し、
前記燃料キャップは、前記燃料タンクフィラーの先端部を覆うキャップ本体と、前記給油口に対向する前記キャップ本体の上壁底面に固定された円環状のリテーナと、前記リテーナの外周縁から径方向外側へ突出させて設けられて前記切り欠きを前記燃料タンクフィラーの軸方向に通過させて前記第1方向へ回転させることで前記締結用傾斜面に係合する締結用突出部と、を有し、
前記圧力開放部は、前記締結用傾斜面に設けられ、前記力が作用した状態で前記締結用突出部の移動を規制して前記燃料キャップと前記燃料タンクフィラーとの間に前記間隙を形成するように構成されている、
請求項1に記載の燃料タンク。
【請求項3】
前記締結用突出部は、前記力が作用した状態で前記圧力開放部において前記軸方向に弾性変形して前記間隙を形成するように構成されている、
請求項2に記載の燃料タンク。
【請求項4】
前記圧力開放部は、前記力が作用した状態で前記締結用突出部を係合させて前記軸方向の移動を規制する軸方向規制面を有する、
請求項2に記載の燃料タンク。
【請求項5】
前記軸方向規制面は、前記力が作用しない状態で前記締結用突出部が係合を開始する前記締結用傾斜面の係合開始点よりも前記先端環状面からの前記軸方向の距離が小さい、
請求項4に記載の燃料タンク。
【請求項6】
前記軸方向規制面は、前記軸方向に垂直な平坦面である、
請求項4又は請求項5に記載の燃料タンク。
【請求項7】
前記圧力開放部は、前記力が作用した状態で前記第1方向とは反対の回転方向である第2方向への前記締結用突出部の移動を規制する回転規制部を有し、
前記回転規制部は、前記軸方向規制面に対して前記第2方向に隣接して設けられ、前記軸方向規制面から前記軸方向に突出している、
請求項4又は請求項5に記載の燃料タンク。
【請求項8】
前記締結用傾斜面は、前記力が作用していない状態で前記締結用突出部が係合を開始する係合開始点を有し、
前記先端環状面から前記回転規制部の先端までの前記軸方向の距離は、前記先端環状面から前記係合開始点までの前記軸方向の距離よりも小さい、
請求項7に記載の燃料タンク。
【請求項9】
前記圧力開放部は、前記力が作用していない状態で前記締結用突出部が係合を開始する前記締結用傾斜面の係合開始点から見て前記第1方向に位置する、
請求項2に記載の燃料タンク。
【請求項10】
前記第1方向とは反対の回転方向を第2方向とすると、前記圧力開放部は、前記力が作用していない状態で前記締結用突出部が係合を開始する前記締結用傾斜面の係合開始点から見て前記第2方向に位置する、
請求項2に記載の燃料タンク。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、燃料タンクに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、土木用車両等に使用される比較的大きな燃料タンクを密閉するための燃料タンク用キャップが知られている(例えば、特許文献1)。特許文献1に記載された従来の燃料タンク用キャップは、切欠部と係合部とを有して燃料タンクに設けられた円筒状のキャップ装着口に対して着脱可能に装着される。
【0003】
より具体的には、上記キャップ装着口は、上端部にフランジ部が内側に向けて折曲形成されている。このフランジ部の3箇所には、径方向外側へ窪む切欠部が形成されている。また、フランジ部の先端部は下方に向けられていて、その下端部を係合部としている。
【0004】
上記燃料タンク用キャップを上記キャップ装着口へ装着する場合には、操作キャップに取り付けられた掛金片の各係合凸部をそのキャップ装着口のフランジ部に形成された各切欠部に上方から挿入し、操作キャップをキャップ装着口に上方から被せる。その後、操作キャップをLOCK方向へ回転させる。
【0005】
これにより、掛金片の各係合凸部がフランジ部の下端の係合部に下方から係合し、燃料タンク用キャップがキャップ装着口に締結される。その結果、操作キャップに設けられたパッキンが、キャップ装着口のフランジ部の上端面に密着して弾性変形することで、キャップ装着口が密閉される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2006-103466号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、上記従来の燃料タンク用キャップは、燃料タンクの内圧が上昇した状態で取り外しのために緩めると、燃料タンクのキャップ装着口から噴出する気体によって吹き飛ばされて紛失するおそれがある。
【0008】
そこで、本開示は、タンク本体の内圧が上昇した状態で燃料キャップを取り外しても、給油口から噴出する気体によって燃料キャップが吹き飛ばされることを防止可能な燃料タンクを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本開示の一つの態様は、燃料を収容するタンク本体と、前記タンク本体に設けられる円筒状の燃料タンクフィラーと、前記燃料タンクフィラーの軸周りの第1方向に回転させることで前記燃料タンクフィラーに締結されて前記燃料タンクフィラーの先端の給油口を閉鎖する燃料キャップと、を備え、前記燃料タンクフィラーは、前記タンク本体の内圧によって前記燃料キャップに対して前記燃料タンクフィラーの軸方向の力が作用した状態で前記燃料キャップの移動を規制して前記燃料キャップと前記燃料タンクフィラーとの間に間隙を形成する圧力開放部を備える、燃料タンクを提供する。
【発明の効果】
【0010】
上記態様に係る燃料タンクにおいて、燃料キャップをタンク本体に設けられた燃料タンクフィラーの先端から取り外すには、次のような手順を経る。まず、燃料キャップを第1方向とは反対の第2方向へ回転させる。次に、燃料キャップを軸方向に引き上げる。これにより、燃料キャップを燃料タンクフィラーの先端から取り外すことができる。
(【0011】以降は省略されています)
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