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公開番号2025109605
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-25
出願番号2024003603
出願日2024-01-12
発明の名称タイヤビード分離装置
出願人小野谷機工株式会社
代理人個人
主分類B60C 25/125 20060101AFI20250717BHJP(車両一般)
要約【課題】 タイヤのビード部をホイールのリム部から分離する際の作業者の作業負担をより低減し、確実にビード部をリム部から容易に分離することができるタイヤビード分離装置を提供する。
【解決手段】 タイヤビード分離装置は、タイヤTが装着されたホイールの下リム部WR2を着脱可能に保持し、ホイールを鉛直な回転軸線L0まわりに回転駆動する回転テーブル4と、ホイールの上リム部WR1とタイヤTの上ビード部TB1との間に挿入され、上ビード部TB1を上リム部WR1上に引上げるためのビード案内部材5と、ビード案内部材5を、回転軸線L0に垂直な第1軸線L1まわりに回動可能に保持する保持具6と、保持具6を、回転軸線L0に平行な第2軸線L2に沿って移動させる第1シリンダCY1と、保持具に設けられ、前記ビード案内部材を、第2軸線L2に沿って移動させる第2シリンダCY2と、保持具に設けられ、案内用ビーム光を出射する案内用ビーム光発生部と、を含む。
【選択図】 図3
特許請求の範囲【請求項1】
タイヤが装着されたホイールの下リム部を着脱可能に保持し、前記ホイールを鉛直な回転軸線まわりに回転駆動する回転テーブルと、
前記ホイールの上リム部と前記タイヤの上ビード部との間に挿入され、前記上ビード部を前記上リム部上に引上げるためのビード案内部材と、
前記ビード案内部材を、前記回転軸線に垂直な第1軸線まわりに回動可能に保持する保持具と、
前記保持具を、前記回転軸線に平行な第2軸線に沿って移動させる第1シリンダと、
前記保持具に設けられ、前記ビード案内部材を、前記第2軸線に平行な第3軸線に沿って移動させる第2シリンダと、
前記保持具に設けられ、案内用ビーム光を出射する案内用ビーム光発生部と、を含むことを特徴とするタイヤビード分離装置。
続きを表示(約 330 文字)【請求項2】
前記第2シリンダは、ピストン棒と、前記ピストン棒を固定するロック機構を備えた複動空気圧シリンダから成ることを特徴とする請求項1に記載のタイヤビード分離装置。
【請求項3】
前記保持具は、前記ビード案内部材を前記第1軸線まわりに角変位可能に支持する揺動アームを備えることを特徴とする請求項1または2に記載のタイヤビード分離装置。
【請求項4】
前記揺動アームに、前記ビード案内部材に対して前記第1軸線に関して軸対称に配設され、前記回転軸線から離反するにつれて前記第1軸線から離反する方向に傾斜した第4軸線まわりに回転可能なビードローラを、さらに含むことを特徴とする請求項3に記載のタイヤビード分離装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、自動車のホイールのリム部に密着したタイヤビードをリム部から分離するためのタイヤビード分離装置に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来技術のタイヤビード分離装置は、たとえば特許文献1に記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-185842号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来から、自動車のタイヤ交換作業において、タイヤをホイールから分離する場合、タイヤのビード部をホイールのリム部から分離するためのビード案内部材の先端部を、ビード部のホイールのリム部の近傍に位置決めする作業に手間を要するという問題がある。したがって作業者への作業負担を低減して、ビード部をリム部から容易に分離することができるタイヤビード分離装置が求められている。
【0005】
本発明の目的は、作業者への作業負担を低減し、タイヤのビード部をホイールのリム部から容易に分離することができるタイヤビード分離装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、タイヤが装着されたホイールの下リム部を着脱可能に保持し、前記ホイールを鉛直な回転軸線まわりに回転駆動する回転テーブルと、
前記ホイールの上リム部と前記タイヤの上ビード部との間に挿入され、前記上ビード部を前記上リム部上に引上げるためのビード案内部材と、
前記ビード案内部材を、前記回転軸線に垂直な第1軸線まわりに回動可能に保持する保持具と、
前記保持具を、前記回転軸線に平行な第2軸線に沿って移動させる第1シリンダと、
前記保持具に設けられ、前記ビード案内部材を、前記回転軸線に平行な第3軸線に沿って移動させる第2シリンダと、
前記保持具に設けられ、案内用ビーム光を出射する案内用ビーム光発生部と、を含むことを特徴とするタイヤビード分離装置である。
【0007】
また本発明は、前記第2シリンダは、ピストン棒と、前記ピストン棒を固定するロック機構を備えた複動空気圧シリンダから成ることを特徴とする。
【0008】
また本発明は、前記保持具は、前記ビード案内部材を前記第1軸線まわりに角変位可能に支持する揺動アームを備えることを特徴とする。
【0009】
また本発明は、前記揺動アームに、前記ビード案内部材に対して前記第1軸線に関して軸対称に配設され、前記回転軸線から離反するにつれて前記第1軸線から離反する方向に傾斜した第4軸線まわり回転可能なビードローラを、さらに含むことを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、回転テーブルには、タイヤが装着されたホイールの下リム部が着脱可能に保持される。案内用ビーム光発生部の案内用ビーム光は、第2シリンダの高さ位置で、例えばホイールのリム部に向けて出射され、作業者はリム部に照射された案内用ビーム光のスポットを視認し、これによってスポットとビード案内部材の先端部との相対的な位置関係を目視によって把握できるので、スポットの位置を基準として第2シリンダによるビード案内部材の先端部の位置を予測することができる。スポットがリム部に照射された状態で第1シリンダによってビード案内部材を、例えば第1シリンダのストロークに相当する一定距離だけ下降させることによって、ビード案内部材の先端部をビード部のリム部の近傍に配置し、ビード案内部材の先端部をリム部とビード部との間に挿入して、ビード部にビード案内部材が掛け止められた状態とすることができる。またビード部にビード案内部材が掛け止められた状態で、ビード案内部材を第1シリンダによって一定距離だけ引上げることによって、ビード部をリム部の上方へ引き上げて、回転テーブルによってホイールを回転軸線まわりに回転させることによって、ビード部が上リム部上に案内され、タイヤの上ビード部がホイールの上リム部から分離される。このようなビード分離作業において、第2シリンダによって案内用ビーム光のスポットがリム部を照射するように案内用ビーム光の照射位置を作業者が確認し、第2シリンダによってビード案内部材の先端部をリム部の直上に近接させて位置決めすることが可能となる。したがって、ビード案内部材の位置決め作業が簡素化され、作業者の作業負担を低減し、ビード案内部材の位置決め作業を容易化することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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