TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025111869
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-31
出願番号2024005754
出願日2024-01-18
発明の名称エアバッグ装置
出願人株式会社SUBARU
代理人個人
主分類B60R 21/2338 20110101AFI20250724BHJP(車両一般)
要約【課題】車両Vに衝突が発生したときにおける乗員の安全性を向上させる。
【解決手段】車両Vに衝突が発生したときに着座シートS1に着座している乗員P1に向かって膨張展開するメインエアバッグ部100と、主気室110の乗員P1に対向する面には、乗員拘束面部120が形成され、主気室110の内部には、車両外側から乗員拘束面部120に向かって縫合されている複数の中空柱状基布130と、車両内側端は、それぞれの中空柱状基布130における車両外側端に縫合され、車両外側端は、テザー結合点JPにおいて集合させて相互に結合されている柱状基布テザー140と、車両内側端がテザー結合点JPと結合されている統合テザー150と、統合テザー150の車両外側端が係止され、メインエアバッグ部100が膨張展開したときに、それぞれの統合テザー150の張り出し長さを調整するテザー調整部160と、が設けられている。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
車両に衝突が発生したときに着座シートに着座している乗員に向かって膨張展開する主気室が設けられたメインエアバッグ部を備え、
前記主気室の前記乗員に対向する面には、乗員を受け止める乗員拘束面部が形成され、
前記主気室の内部には、
車両外側から前記乗員拘束面部に向かう中心軸を有し、車両内側端は前記乗員拘束面部の内側に縫合されている複数の中空柱状基布と、
車両内側端は、それぞれの前記中空柱状基布における車両外側端に少なくとも2本以上縫合され、車両外側端は、結合点において集合させるとともに相互に結合されている柱状基布テザーと、
車両内側端が前記柱状基布テザーにおける前記結合点と結合されているすくなくとも1本以上の統合テザーと、
前記統合テザーが係止され、前記メインエアバッグ部が膨張展開したときに、それぞれの前記統合テザーの張り出し長さを調整するテザー調整部と、
が設けられていることを特徴とするエアバッグ装置。
続きを表示(約 320 文字)【請求項2】
前記中空柱状基布は、前記乗員拘束面部の車幅方向に向かって左右対称をなして前記主気室に縫合されていることを特徴とする請求項1に記載のエアバッグ装置。
【請求項3】
1つまたは複数のプロセッサと、
前記1つまたは複数のプロセッサに通信可能に接続され、前記乗員の体格に関する情報を記憶する記憶部を含む1つまたは複数のメモリと、
をさらに備え、
前記プロセッサは、前記着座シートに着座している前記乗員の体格に関する情報を取得する体格情報取得部を含み、前記体格情報取得部が取得した情報に基づいて前記テザー調整部を制御することを特徴とする請求項1あるいは請求項2に記載のエアバッグ装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、エアバッグ装置に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
一般に、自動車等の車両においては、衝突等の衝撃から乗員を保護するため、乗員保護装置としてエアバッグ装置が装備されている。
【0003】
車室内では、乗員は一定の体格や着座姿勢ではなく、例えば、車両前側から大きな衝撃エネルギーが加わると、乗員が車室内で大きく揺さぶられることが考えられる。そのため、車両に衝突が発生したときには、膨張を完了させたエアバッグが乗員を的確に受け止めることができる乗員保護装置としてのエアバッグ装置を提供することが重要となっている。
【0004】
この種の乗員保護装置として、インストルメントパネルの着座シート前方の部分に収納され、車両衝突時に膨張展開して着座シートに着座した乗員の体格に応じて乗員の顔面を受ける受け部を備えたエアバッグと、このエアバッグと共にインストルメントパネルの着座シート前方の部分に収納され、車両の衝突時にエアバッグにガスを供給してエアバッグを着座シート前方に膨張展開させるインフレータと、着座シートに着座している乗員の体格を検出する重量センサと、エアバッグの膨張展開時に、重量センサによって検出された乗員の体格に応じて、乗員の顔部が受け部に当接するように、エアバッグの展開形状を調整する形状調整機構を有する技術が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2011-213196号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上記の特許文献1に記載のエアバッグ装置は、車両の側面から衝突が発生しエアバッグが膨張展開したときに、乗員が小柄体格の場合には、エアバッグは、乗員側が凹になるように湾曲することによって、エアバッグ上部が乗員の顔部を拘束し受け止める。
しかしながら、特許文献1に記載の技術においては、乗員の体格あるいは着座位置等の差異があるときに、乗員側に向かうエアバッグの突出量に関する考慮がされていないため、エアバッグが膨張展開したときに乗員に負担を与える虞があるという課題があった。
【0007】
そこで、本発明は、上述の課題に鑑みてなされたものであって、車両に衝突が発生したときにおける乗員の安全性を向上させるエアバッグ装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の1またはそれ以上の実施形態は、車両に衝突が発生したときに着座シートに着座している乗員に向かって膨張展開する主気室が設けられたメインエアバッグ部を備え、前記主気室の前記乗員に対向する面には、乗員を受け止める乗員拘束面部が形成され、前記主気室の内部には、車両外側から前記乗員拘束面部に向かう中心軸を有し、車両内側端は前記乗員拘束面部の内側に縫合されている複数の中空柱状基布と、車両内側端は、それぞれの前記中空柱状基布における車両外側端に少なくとも2本以上縫合され、車両外側端は、結合点において集合させるとともに相互に結合されている柱状基布テザーと、車両内側端が前記柱状基布テザーにおける前記結合点と結合されているすくなくとも1本以上の統合テザーと、前記統合テザーが係止され、前記メインエアバッグ部が膨張展開したときに、それぞれの前記統合テザーの張り出し長さを調整するテザー調整部と、が設けられているエアバッグ装置を提案している。
【発明の効果】
【0009】
本発明の1またはそれ以上の実施形態によれば、車両に衝突が発生したときにおける乗員の安全性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の第1の実施形態に係るエアバッグ装置を車両上側から見た概要図である。
本発明の第1の実施形態に係るエアバッグ装置における主気室が膨張展開した状態を示す三面図であり、(a)は車両上側から見た平面図であり、(b)は車両進行方向を向いた側から見た正面図であり、(c)は車両進行方向を向いたときの右側から見た側面図である。
本発明の第1の実施形態に係るエアバッグ装置におけるメインエアバッグ部の主気室内部を透視し、テザー調整部を上側から見た斜視図であり、(a)は係止部材が接続されている状態を示し、(b)は係止部材が離脱された状態を示す。
本発明の第1の実施形態に係るエアバッグ装置において主気室が膨張展開した状態を示す側面図であり、(a)は大柄体格を検出したときにおける主気室の側面図であり、(b)は標準体格を検出したときにおける主気室の側面図であり、(c)は小柄体格を検出したときにおける主気室の側面図である。
本発明の第2の実施形態に係るエアバッグ装置を車両上側から見た概要図である。
本発明の第2の実施形態に係るエアバッグ装置におけるメインエアバッグ部の主気室内部を透視し、テザー調整部を上側から見た斜視図である。
本発明の第2の実施形態に係るエアバッグ装置におけるエアバッグ展開部の接続構成を示す図である。
本発明の第2の実施形態に係るエアバッグ装置におけるエアバッグ展開部の処理フロー図である。
本発明の変形例1に係るエアバッグ装置における主気室内部を透視し、テザー調整部を上側から見た斜視図であり、(a)は係止部材が接続されている状態を示し、(b)は係止部材が離脱された状態を示す。
本発明の変形例2に係るエアバッグ装置における主気室が膨張展開した状態を示す車両上側から見た平面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

株式会社SUBARU
車両
7日前
株式会社SUBARU
モータ
14日前
株式会社SUBARU
解析装置
13日前
株式会社SUBARU
解析方法
4日前
株式会社SUBARU
無段変速機
1日前
株式会社SUBARU
前部車体構造
今日
株式会社SUBARU
電池システム
今日
株式会社SUBARU
エアバッグ装置
12日前
株式会社SUBARU
エアバッグ装置
5日前
株式会社SUBARU
イオン風発生装置
11日前
株式会社SUBARU
車両のバンパビーム
今日
株式会社SUBARU
車両の運転支援装置
26日前
株式会社SUBARU
車両の車外保護装置
1日前
株式会社SUBARU
センサ位置決定方法
4日前
株式会社SUBARU
ポンプの固着防止装置
13日前
株式会社SUBARU
車両用サイドガラス装置
12日前
株式会社SUBARU
車両用ナビゲーション装置
12日前
株式会社SUBARU
機械学習装置および機械学習方法
7日前
株式会社SUBARU
蒸発燃料処理システムの診断装置
18日前
株式会社SUBARU
ドリルガード及び被穿孔品の製造方法
5日前
株式会社SUBARU
可変バルブタイミング機構および車両
4日前
株式会社SUBARU
評価方法、情報処理装置及び評価システム
7日前
株式会社SUBARU
動物運搬車の制御システムおよび動物運搬車
14日前
株式会社SUBARU
ダイカスト用のプランジャチップ及び射出装置
11日前
株式会社SUBARU
情報処理装置及び情報処理方法並びにプログラム
11日前
株式会社SUBARU
スクラップシュートの設計支援方法及びスクラップシュートの設計支援装置
11日前
個人
カーテント
2か月前
個人
タイヤレバー
6日前
個人
警告装置
3か月前
個人
車窓用防虫網戸
2か月前
個人
小型EVシステム
3か月前
個人
車輪清掃装置
2か月前
個人
ホイルのボルト締結
1か月前
日本精機株式会社
ケース
3か月前
個人
車両通過構造物
7日前
個人
キャンピングトライク
1か月前
続きを見る