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公開番号
2025108314
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-23
出願番号
2024002178
出願日
2024-01-10
発明の名称
解析装置
出願人
株式会社SUBARU
,
国立研究開発法人産業技術総合研究所
代理人
弁理士法人青海国際特許事務所
主分類
F04C
2/10 20060101AFI20250715BHJP(液体用容積形機械;液体または圧縮性流体用ポンプ)
要約
【課題】オイルポンプのロータ挙動およびオイル挙動の予測を正確に行うこと。
【解決手段】解析装置のプロセッサは、ポンプのインナーロータとアウターロータとが接触する第1点を分割点として設定することと、インナーロータの中心と各頂点とを結ぶ延長線上に位置するアウターロータ上の第2点を分割点として設定することと、基準点と第2点との間の角度に応じて変化する第3点を分割点として設定することと、インナーロータとアウターロータとの間のチャンバを、第1点、第2点、第3点、および、インナーロータの中心とを結ぶ結線で分割することと、第1点と第3点が重なる場合、当該第1点と重なる第3点を分割点として使用せずに、チャンバを分割することと、を含む処理を実行する。
【選択図】図10
特許請求の範囲
【請求項1】
1つまたは複数のプロセッサと、
前記プロセッサに接続される1つまたは複数のメモリと、
を有し、
前記プロセッサは、
ポンプのインナーロータとアウターロータとが接触する第1点を分割点として設定することと、
前記インナーロータの中心と各頂点とを結ぶ延長線上に位置する前記アウターロータ上の第2点を分割点として設定することと、
基準点と前記第2点との間の角度に応じて変化する第3点を分割点として設定することと、
前記インナーロータと前記アウターロータとの間のチャンバを、前記第1点、前記第2点、前記第3点、および、前記インナーロータの前記中心とを結ぶ結線で分割することと、
前記第1点と前記第3点が重なる場合、当該第1点と重なる前記第3点を前記分割点として使用せずに、前記チャンバを分割することと、
を含む処理を実行する、
解析装置。
続きを表示(約 630 文字)
【請求項2】
前記プロセッサは、
前記基準点と前記第3点との間の角度をθadd、前記基準点と前記第2点との間の角度をθintop、前記インナーロータと前記アウターロータの回転により前記インナーロータと前記アウターロータの接触点が増加する増加接触点と前記基準点との間の角度をα、前記インナーロータと前記アウターロータの回転により前記インナーロータと前記アウターロータの接触点が減少する減少接触点と前記基準点との間の角度をα’、としたとき、
前記基準点に対し前記インナーロータの回転方向側の180°までの範囲において、
θadd=α/180・θintop
により前記第3点を設定し、
前記基準点に対し前記インナーロータの回転方向と反対側の180°までの範囲において、
θadd=α’/180・θintop
により前記第3点を設定することと、
を含む処理を実行する、
請求項1に記載の解析装置。
【請求項3】
前記プロセッサは、
前記第1点、前記第2点、前記第3点で分割された各チャンバの体積を導出することと、
前記各チャンバと前記ポンプの吸入ポートおよび吐出ポートとが重なる面積を導出することと、
前記体積および前記面積に基づいて、前記各チャンバの圧力を導出することと、
を含む処理を実行する、
請求項1または2に記載の解析装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、解析装置に関する。
続きを表示(約 2,500 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、エンジンの回転動力を用いてオイルを昇圧するオイルポンプが知られている。オイルポンプは、インナーロータとアウターロータを含み、インナーロータとアウターロータの回転に応じて、互いの歯の隙間量が変動することによりオイルを吸引および昇圧する。特許文献1には、インナーロータとアウターロータを有するオイルポンプの動作を計算する数値演算モデルについて開示がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第6535477号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、インナーロータとアウターロータの隙間として形成されるチャンバは、インナーロータの歯とアウターロータの歯の接触により、インナーロータの回転方向に分割される。オイルポンプのロータ挙動およびオイル挙動の予測を正確に行うためには、当該回転方向に分割された各チャンバの体積変化を正確に求める必要がある。ここで、インナーロータの歯とアウターロータの歯が接触する接触点を各チャンバの分割点として設定し、設定した分割点を用いてチャンバを分割した場合、インナーロータとアウターロータの回転に応じてチャンバの数が変動してしまう。これは、インナーロータとアウターロータの回転により、インナーロータおよびアウターロータの互いに接触する接触点が非接触点となったり、非接触点が接触点となったりするからである。チャンバの数が変動してしまうと、演算していた所定のチャンバが突然消失したり、演算していないチャンバが突然出現したりすることから、各チャンバの体積が連続的に変化せず、各チャンバの体積の演算にエラーが発生してしまう。その結果、オイルポンプのロータ挙動およびオイル挙動の予測を正確に行うことが困難であった。
【0005】
そこで、本発明は、オイルポンプのロータ挙動およびオイル挙動の予測を正確に行うこと可能な解析装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本発明の解析装置は、
1つまたは複数のプロセッサと、
前記プロセッサに接続される1つまたは複数のメモリと、
を有し、
前記プロセッサは、
ポンプのインナーロータとアウターロータとが接触する第1点を分割点として設定することと、
前記インナーロータの中心と各頂点とを結ぶ延長線上に位置する前記アウターロータ上の第2点を分割点として設定することと、
基準点と前記第2点との間の角度に応じて変化する第3点を分割点として設定することと、
前記インナーロータと前記アウターロータとの間のチャンバを、前記第1点、前記第2点、前記第3点、および、前記インナーロータの前記中心とを結ぶ結線で分割することと、
前記第1点と前記第3点が重なる場合、当該第1点と重なる前記第3点を前記分割点として使用せずに、前記チャンバを分割することと、
を含む処理を実行する。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、オイルポンプのロータ挙動およびオイル挙動の予測を正確に行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、本実施形態に係る分析システムの構成を示す概略構成図である。
図2は、本実施形態に係る制御装置および分析装置の概略構成図である。
図3は、本実施形態に係る制御装置の機能構成の一例を示すブロック図である。
図4は、本実施形態に係る分析装置の機能構成の一例を示すブロック図である。
図5は、エンジン停止開始時からエンジン停止終了時までのクランク角データおよび停止クランク角データのグラフである。
図5は、エンジン停止開始時からエンジン停止終了時までのクランク角データおよび停止クランク角データのグラフである。
図4は、本実施形態に係る分析装置の機能構成の一例を示すブロック図である。
図5は、エンジン停止開始時からエンジン停止終了時までのクランク角データおよび停止クランク角データのグラフである。
図5は、エンジン停止開始時からエンジン停止終了時までのクランク角データおよび停止クランク角データのグラフである。
図4は、本実施形態に係る分析装置の機能構成の一例を示すブロック図である。
図5は、エンジン停止開始時からエンジン停止終了時までのクランク角データおよび停止クランク角データのグラフである。
図5は、エンジン停止開始時からエンジン停止終了時までのクランク角データおよび停止クランク角データのグラフである。
図5は、エンジン停止開始時からエンジン停止終了時までのクランク角データおよび停止クランク角データのグラフである。
図6は、本実施形態に係る制御装置の制御処理の一例のフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。かかる実施形態に示す寸法、材料、その他具体的な数値などは、発明の理解を容易とするための例示にすぎず、特に断る場合を除き、本発明を限定するものではない。なお、本明細書および図面において、実質的に同一の機能、構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略し、また本発明に直接関係のない要素は図示を省略する。
【0010】
図1は、本実施形態に係る解析システム100の構成を示す概略構成図である。図1に示すように、解析システム100は、油圧回路200と、解析装置300とを含む。油圧回路200は、オイルパン210と、吸入路220と、オイルポンプ230と、メイン吐出路240と、サブ吐出路250と、合流路260とを含む。
(【0011】以降は省略されています)
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