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公開番号
2025125458
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-27
出願番号
2024021521
出願日
2024-02-15
発明の名称
エンジン
出願人
株式会社SUBARU
代理人
弁理士法人青海国際特許事務所
主分類
F02F
3/00 20060101AFI20250820BHJP(燃焼機関;熱ガスまたは燃焼生成物を利用する機関設備)
要約
【課題】ピストン打音を効果的に低減させること。
【解決手段】エンジンは、シリンダが形成されたシリンダブロックと、シリンダ内に設けられたピストン本体と、ピストン本体に対して回動可能に取り付けられた可動式のピストンスカートとを有するピストンと、ピストンスカートに設けられ、ピストンスカートの外周面に形成された油圧受入口を有する油圧装置と、シリンダの内壁面において油圧受入口と対向可能な位置に形成された油圧供給口と、オイル供給源と、シリンダブロック内に設けられ、オイル供給源と油圧供給口とを連通する油路とを有する油圧供給機構と、を備え、油圧供給機構が、オイル供給源から供給される油圧を、油路を通じて、シリンダの内壁面の油圧供給口から油圧装置の油圧受入口に供給することによって、油圧装置は、油圧を用いて、ピストンスカートの下部側がシリンダの内壁面に接近する方向にピストンスカートを回動させる。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
シリンダが形成されたシリンダブロックと、
前記シリンダ内に設けられたピストン本体と、前記ピストン本体に対して回動可能に取り付けられた可動式のピストンスカートとを有するピストンと、
前記ピストンスカートに設けられ、前記ピストンスカートの外周面に形成された油圧受入口を有する油圧装置と、
前記シリンダの内壁面において前記油圧受入口と対向可能な位置に形成された油圧供給口と、オイル供給源と、前記シリンダブロック内に設けられ、前記オイル供給源と前記油圧供給口とを連通する油路とを有する油圧供給機構と、
を備え、
前記油圧供給機構が、前記オイル供給源から供給される油圧を、前記油路を通じて、前記シリンダの内壁面の前記油圧供給口から前記油圧装置の前記油圧受入口に供給することによって、前記油圧装置は、前記油圧を用いて、前記ピストンスカートの下部側が前記シリンダの内壁面に接近する方向に前記ピストンスカートを回動させる、
エンジン。
続きを表示(約 400 文字)
【請求項2】
前記油圧供給機構は、
前記シリンダの内壁面の前記油圧供給口から前記ピストンスカート内の前記油圧装置に供給する油圧を調整可能な第1バルブを含む、
請求項1に記載のエンジン。
【請求項3】
前記エンジンの運転状態に応じて前記第1バルブを制御することにより、前記油圧装置に供給する前記油圧を調整する制御装置をさらに備える、
請求項2に記載のエンジン。
【請求項4】
前記油圧供給機構は、
前記油路を開閉可能な第2バルブを含む、
請求項1~3のいずれか1項に記載のエンジン。
【請求項5】
前記シリンダの内壁面における前記油圧供給口の位置は、前記ピストンが下死点に位置するときの前記ピストンスカートの前記油圧受入口と対向する位置である、
請求項1~3のいずれか1項に記載のエンジン。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、エンジンに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、エンジンの燃焼室において空気と燃料の混合気が燃焼されることにより、シリンダ内をピストンが往復運動する。このピストンの往復運動は、コネクティングロッドを通じてクランクシャフトの回転運動に変換される。
【0003】
燃焼室で混合気が燃焼されたときに発生する燃焼圧力は、ピストンに作用し、ピストンは、燃焼圧力の作用により、シリンダの内壁面と衝突する。このとき、ピストンとシリンダの内壁面との衝突音、所謂ピストンスラップ音が発生する。以下、ピストンスラップ音を、ピストン打音と呼ぶ。
【0004】
このようなピストン打音を低減するため、例えば、特許文献1に記載のエンジンでは、ピストン本体に対し、可動式のピストンスカートを設け、可動式のピストンスカートとピストン本体との間にコイルバネを設けている。これにより、可動式のピストンスカートがシリンダの内壁面と衝突する際の衝撃がコイルバネの作用により緩衝され、ピストン打音を低減することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
実開昭61-29054号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、ピストン打音を効果的に低減させるためには、ピストンスカートの下部側とシリンダの内壁面とを適切な微小クリアランスで近接させることが重要である。また、シリンダの内壁面とピストンとのクリアランスおよびシリンダ内のピストンの挙動は、エンジンの運転状態に応じて変化する。そのため、単にコイルバネを設けるだけでは、エンジンの運転状態に応じて、ピストンスカートの下部側とシリンダの内壁面とを適切な微小クリアランスで近接させることができず、ピストン打音を効果的に低減することが困難であった。
【0007】
そこで、本発明は、ピストン打音を効果的に低減可能なエンジンを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するために、本発明の一実施形態に係るエンジンは、
シリンダが形成されたシリンダブロックと、
前記シリンダ内に設けられたピストン本体と、前記ピストン本体に対して回動可能に取り付けられた可動式のピストンスカートとを有するピストンと、
前記ピストンスカートに設けられ、前記ピストンスカートの外周面に形成された油圧受入口を有する油圧装置と、
前記シリンダの内壁面において前記油圧受入口と対向可能な位置に形成された油圧供給口と、オイル供給源と、前記シリンダブロック内に設けられ、前記オイル供給源と前記油圧供給口とを連通する油路とを有する油圧供給機構と、
を備え、
前記油圧供給機構が、前記オイル供給源から供給される油圧を、前記油路を通じて、前記シリンダの内壁面の前記油圧供給口から前記油圧装置の前記油圧受入口に供給することによって、前記油圧装置は、前記油圧を用いて、前記ピストンスカートの下部側が前記シリンダの内壁面に接近する方向に前記ピストンスカートを回動させる。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、ピストン打音を効果的に低減させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、本発明の一実施形態に係る車両を示す概略図である。
図2は、同実施形態に係るエンジンを示す概略図である。
図3は、同実施形態に係るピストンを示す概略図である。
図4は、同実施形態に係る油圧装置を有するピストンスカートを示す断面図である。
図5は、同実施形態に係る油圧供給機構を示す概略図である。
図6は、同実施形態に係るピストンスカートを示す拡大断面図である。
図7は、同実施形態に係る制御装置を示すブロック図である。
図8は、同実施形態に係る制御装置の機能構成の一例を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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