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公開番号
2025124155
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-26
出願番号
2024020023
出願日
2024-02-14
発明の名称
車両
出願人
株式会社SUBARU
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
B60J
1/20 20060101AFI20250819BHJP(車両一般)
要約
【課題】従来の車両では、走行中の所定の条件を満たすことで、ウインドスロッブ低減装置が稼働し、車両の消費電力量を低減し難いという課題がある。
【解決手段】
本発明の車両10では、車体11の窓開口部18Eの車長方向の前方に風路としての隙間22が形成され、風路内にはウインドスロッブ低減構造31が形成される。そして、車両10の走行時には、風路内へと進入した走行風が、ウインドスロッブ低減構造31を通過した後、窓開口部18Eへと向けて送風される。この構造により、風路から吹き出された走行風は攪乱され、風路への進入時の周波数から変動し、車室13内の共鳴周波数から遠ざかることで、ウインドスロッブが低減される。また、走行風が利用されることで、車両10の消費電力量の増大が防止される。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
車体の側方の窓開口部を備えた車両であって、
前記窓開口部の車長方向の前方の前記車体に形成される風路と、
前記風路に配置されるウインドスロッブ低減構造と、を備え、
走行風は、前記風路の前記ウインドスロッブ低減構造を通過し、前記窓開口部へと向けて送風されることを特徴とする車両。
続きを表示(約 410 文字)
【請求項2】
前記窓開口部の車長方向の前方の前記車体のピラーと、
前記ピラーに組み付けられるドア部と、
前記ドア部のサッシュに固定されるピラーカバーと、を備え、
前記風路は、前記サッシュと前記ピラーカバーとの間の隙間であることを特徴とする請求項1に記載の車両。
【請求項3】
前記ウインドスロッブ低減構造は、前記風路内に配設される羽根車を有し、
複数の前記羽根車は、前記風路の車高方向に配設されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の車両。
【請求項4】
前記羽根車は、複数枚の羽根により形成され、
前記羽根の大きさは、それぞれ異なることを特徴とする請求項3に記載の車両。
【請求項5】
前記羽根車は、複数枚の羽根により形成され、
前記羽根の厚みは、それぞれ異なることを特徴とする請求項3に記載の車両。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ウインドスロッブを低減させる車両に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
従来のウインドスロッブを低減させる車両の構造として、例えば、特許文献1に記載の構造が知られている。従来の車両は、ウインドスロッブを低減させるウインドデフレクタを備え、ウインドデフレクタは、車両のリアドアのドアフレームに取り付けられる。そして、ウインドデフレクタは、デフレクタ板と、デフレクタ板を上記ドアフレームへと固定する複数の脚部と、を備える。デフレクタ板は、断面翼形状に形成されると共に、デフレクタ板の車長方向の先端側が、ドアフレームに近づくように傾斜して固定される。
【0003】
この構造により、車両の走行時に、車両の側部に沿って後方へと流れる走行風は、デフレクタ板を通過することで、リアドアの窓開口部から離れる方向へと風向きが変更される。そして、上記走行風の大部分が、窓開口部を経由して車室内へと吹き込み難くなることで、ウインドスロッブが低減される。
【0004】
また、従来のウインドスロッブを低減させる車両の構造として、例えば、特許文献2に記載の構造が知られている。従来の車両は、ウインドスロッブ低減装置を備え、ウインドスロッブ低減装置は、車両のBピラーの内部に配設される。そして、ウインドスロップ低減装置は、ブロアと、ダクトと、を有し、車室内から窓開口部へと向けて風を吹き付ける送風装置である。
【0005】
この構造により、リアドアガラスが所定量以上開いた状態となる等、所定の条件を満たすことでブロアが稼働し、窓開口部へ向けて車室内から風が送風される。そして、リアドアガラスが下降した領域の窓開口部では、車両の後方側へと流れる走行風が、上記吹き付けられた風により、車室外側へと膨らむ。その結果、上記走行風の車室内へと吹き込む風量やリアドアのディビジョンバーに当たる風量が低減することで、ウインドスロッブが低減される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2000-301943号公報
特開2008-174128号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
上述した特許文献1に記載の車両では、走行風が、リアドアの窓開口部から離れる方向へと送風する様に、ウインドデフレクタが、車両のリアドアのドアフレームに取り付けられる。そのため、ウインドデフレクタが、リアドアの意匠面から必要以上に車幅方向の外側へと突出することで、走行中の風切音が増大するという課題がある。また、ウインドデフレクタが、リアドアの意匠面から突出することで、車両としての意匠性が低下するという課題がある。
【0008】
また、上述した特許文献2に記載の車両では、新たにウインドスロッブ低減装置が車体に組み付けられるため、製造コストが増大するという課題がある。また、上記車両では、ウインドスロッブを低減させるため、上述した所定の条件を満たす毎にウインドスロッブ低減装置が稼働し、ブロワから窓開口部へ向けて風が送風される。その結果、車両のバッテリの消費電力量が増大してしまうという課題がある。特に、電気自動車では、最低限、車両の走行、停止または操舵を制御する電子制御装置への電力の供給量を確保する必要があり、車両全体の消費電力量を低減させる対策が求められる。
【0009】
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、車体の窓開口部の車長方向の前方側にウインドスロッブ低減構造を形成し、車両の消費電力量を増大させず、ウインドスロッブを低減させる車両に関する。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明の一実施形態である車両では、車体の側方の窓開口部を備えた車両であって、前記窓開口部の車長方向の前方の前記車体に形成される風路と、前記風路に配置されるウインドスロッブ低減構造と、を備え、走行風は、前記風路の前記ウインドスロッブ低減構造を通過し、前記窓開口部へと向けて送風されることを特徴とする。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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